花火が直接の原因の事故
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玩具問屋爆発事故 1955年8月1日午後1時頃 東京都墨田区厩橋で、おもちゃ花火を扱う卸問屋の経営する花火工場が爆発。死者18人。 東京宝塚劇場火災 1958年2月1日16時15分 無許可で演出のために使われた花火が引火。劇団員3人が死亡。以後劇場での花火の使用に厳しい規制がかけられる。特に東京都では全面禁止となった(1985年に一部規制緩和)。 上郷村花火工場爆発事故 1959年5月29日午後2時25分頃 長野県下伊那郡上郷村(現・飯田市)で死者7人を出した事故。花火工場に近接した小学校校庭で体操をしていた小学6年女子児童1人が爆風で死亡。花火製造への規制が強化される一因となる。 岩槻花火工場爆発事故 1969年(昭和44年)12月1日午後9時頃 埼玉県岩槻市美幸町にあった信号弾、花火を製造する工場で爆発事故が発生。2人死亡、8人が重軽傷。同社は1960年にも2人が死亡する爆発事故を起こしていた。 横浜花火大会爆発事故 1989年8月2日 山下公園前海上の台船で打ち上げていた花火の火が、他の打ち上げ前の花火に引火し花火玉325個が爆発。花火師2人が焼死、負傷者7人(神奈川新聞花火大会)。 茨城県守谷町花火工場爆発事故 1992年6月16日 煙火製造工場内倉庫、薬品庫で爆発が発生、工場内で3人死亡、負傷者58人。 エンスヘデ花火保管倉庫爆発事故 2000年5月13日 オランダのエンスヘデにあった花火保管倉庫に保管されていた100tの中国製花火が爆発し、街にオランダ史上第二次世界大戦以来と言われる壊滅的被害を与えた。20人以上が死亡、900人以上負傷、1,000人が住居を失った。原因は、倉庫の所有者による放火だと考えられている。被害総額8,900万ドル。 北海道の女児死亡事故 2002年8月14日 第53回勝毎花火大会で、二尺玉花火の破片 (3.4kg) が観客席に落下、小学3年生が直撃を受けて死亡。この事故を受けて、北海道は安全距離基準を改定した。 鹿児島県南国花火製造所爆発事故 2003年4月11日 煙火製造工場内の配合所、火薬類一時置場を含む複数箇所で爆発が発生、10人死亡。この事故により法令が改正され、雷薬などの配合工程において導電性のある器具の使用義務が定められたほか、この工程における停滞量・人数が従来より縮小され、原材料に使われる金属の保管場所は危険区域外へ設置しなければならなくなった。 中国赤峰市での爆発事故 2012年1月10日 中国内モンゴル自治区赤峰市元宝山区で、野外販売中の花火に実演として点火したところ、売り物に引火し爆発した。5人が死亡、8人が負傷。 中国杭州市での爆発事故 2012年10月13日 中国浙江省杭州市での第14回西湖国際博覧会(中国語版)開幕イベントの花火大会で、花火が暴発し、観客100人以上が負傷した(報道時点で死者はなし)。 アメリカ合衆国での暴発事故 2012年7月4日 アメリカ合衆国サンディエゴの独立記念日花火大会で、コンピュータのプログラムミスにより、2万発を17分かけて打ち上げるはずが15秒で全て打ち上げてしまった。死者・負傷者はなし。 ナイジェリアでの爆発事故 2012年12月26日 ナイジェリア最大の都市ラゴスの人口密集地にある花火保管庫で大規模な火災と爆発が起こった。少なくとも1人が死亡、30人が負傷した。 インドネシア、ジャカルタ花火工場爆発事故 2017年10月26日 ジャカルタ近郊の花火工場で爆発、死亡47人以上、負傷34人以上。 静岡県浜松市花火工場爆発事故 2018年6月28日 浜松市の煙火製造工場で爆発が発生、従業員ら2人死亡。 トルコ、サカリヤ県花火工場爆発事故 2020年6月16日 トルコ、サカリヤ県の花火製造工場でコロナ禍で売れ残っていた大量の花火が爆発、死亡・行方不明7人、重軽傷108人。 タミル・ナードゥ州ヴィルドゥナガル県の爆竹工場爆発事故 2021年2月12日 インド、タミル・ナードゥ州ヴィルドゥナガル県で違法操業をしていた爆竹工場で爆発。少なくとも19人が死亡、数十人が負傷。
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