自己抗体とは? わかりやすく解説

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自己抗体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 03:17 UTC 版)

原発性胆汁性胆管炎」の記事における「自己抗体」の解説

以下の自己抗体検査診断精査有用とされている。 抗ミトコンドリア抗体(AMA)陽性 特にM2分画(AMA-M2)陽性(約90%) 抗セントロメア抗体抗核抗体陽性(約30%) 抗核膜孔抗体(抗gp210抗体)(約25%) 抗Sp100抗体(約10%

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自己抗体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 07:45 UTC 版)

皮膚筋炎」の記事における「自己抗体」の解説

Jo-1抗体は、きわめて特異度が高いがどちらかというと多発筋炎でよく(でもないが)みられる

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自己抗体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 05:00 UTC 版)

筋炎」の記事における「自己抗体」の解説

筋炎特異的に検出される筋炎特異的自己抗体MSA)と筋炎重複症候群に見いだされる筋炎関連自己抗体MAA)が知られている。 筋炎特異的自己抗体筋炎関連自己抗体皮膚筋炎 TIF1-γ、MDA5Mi-2、NXP-2、SAE 抗合成酵素症候群 Jo-1OJPL-7EJKSHaZoSCJS 免疫介在性壊死性ミオパチー SRP、HMGCR ミトコンドリアM2 封入体筋炎 cN1A オーバーラップ症候群 Ku

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自己抗体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 09:13 UTC 版)

スティッフパーソン症候群」の記事における「自己抗体」の解説

SPS症状関連する考えられる抗体は、抗GAD抗体、抗アンフィフィシン抗体、抗ゲフィリン抗体、抗GABARAP抗体、抗GLRA1抗体がある。抗GAD抗体患者60%で見つかるとされるが、85%とする文献もある。抗アンフィフィシン抗体患者の数%で発見される。抗GABARAP抗体SPS新たなマーカーとされ、患者65%で検出されるとも言われる。抗ゲフィリン抗体腫瘍随伴性SPSの1例、抗GLRA1抗体グリシン受容体α1サブユニット対す抗体で、最初PERMの1例で確認された後、複数SPS患者からも検出されるようになった

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自己抗体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 08:04 UTC 版)

シェーグレン症候群」の記事における「自己抗体」の解説

本症には感度の高い抗SSA/Ro抗体特異度の高い抗SSB/La抗体がよくみられ、診断有用である。

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自己抗体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 05:25 UTC 版)

多発性硬化症」の記事における「自己抗体」の解説

病型分類評価のためにも以下の抗体測定必須となっている。 抗AQP4(aquaporin-4)抗体 視神経脊髄炎NMO関連疾患(NMOSD)の診断必須である。視神経脊髄炎neuromyelitis opticaNMO)は我が国多く以前MS亜型視神経脊髄型)と考えられていたが、血清抗アクアポリン4抗体陽性となることが発見され、現在では別疾患として扱われている。NMOMS同様に女性に多いが、発症年齢がより高い。脳脊髄液検査では細胞蛋白増加比較的高度であるが、オリゴクローナルバンド陽性率は低い。 抗MOG(myelin-oligodendrocyte glycoprotein抗体 鑑別目的として施行され通常のELISA法では困難でCBA法で測定される陽性であれば急性散在性脳脊髄炎ADEM)やの可能性考慮していく。

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自己抗体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 06:02 UTC 版)

シグナル認識粒子」の記事における「自己抗体」の解説

SRP抗体は、(特異的ではないものの)主に多発性筋炎関係している。多発性筋炎患者では、抗SRP抗体存在はより顕著な筋力低下筋萎縮との関連みられる

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自己抗体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 07:45 UTC 版)

皮膚筋炎」の記事における「自己抗体」の解説

筋炎特異自己抗体(MSA)と他の膠原病でも見出される筋炎関連自己抗体MAA)が知られている。MSA出現率は2025%程度であり、抗体種類によって臨床症状異なると考えられている。MSAで最も有名なのがアミノアシルtRNA合成酵素(aminoacyl-tRNA synthetase))に対する自己抗体、抗ARS抗体である。 抗ARS抗体ARS抗体代表格は抗Jo-1抗体であり、これらの抗体は抗ARS抗体症候群筋炎間質性肺炎レイノー症候群発熱機械工の手)を起こす考えられている。間質性肺炎はNSIPが多く早期併発特徴とする。代表的抗体を以下に示す。 自己抗体対応抗原特徴ARS抗体 アミノアシルtRNA合成酵素 間質性肺炎合併多、ステロイド反応性Jo-1抗体 ヒスチジルtRNA合成酵素 検出率25%筋炎>間質性肺炎EJ抗体 グリシルtRNA合成酵素 間質性肺炎>筋炎PL-7抗体 スレオニルtRNA合成酵素 SScとのオーバーラップ高率PL-12抗体 アラニルtRNA合成酵素 筋症状乏しい 抗KS抗体 アスパラギニルtRNA合成酵素OJ抗体 イソロイシルtRNA合成酵素Zo抗体 フェニルアラニルtRNA合成酵素Ha抗体 チロシルtRNA合成酵素ARS抗体、抗Jo-1抗体以外の測定免疫沈降法行われており、専門的な技術が必要である(抗ARS抗体ELISA)。保険収載もされていないため、日常臨床で抗ARS抗体、抗Jo-1抗体以外を測定するのは困難である。ただし、ARSの対応抗原細胞質存在するため、抗核抗体スクリーニング検査細胞質染色される(cytoplasmic pattern)ことから予測が可能である。 抗SRPシグナル認識粒子抗体 MAAとして有名である。1986年Reevesらによって同定された。筋炎患者の約5%で検出されるSRPは7SL-RNAと6種類ポリペプチドからなる分子リボタンパクであり、タンパク質N末端シグナル配列認識し細胞外輸送にかかわる。抗SRP抗体DM皮疹のないPM検出され悪性腫瘍や他の膠原病併発少なく典型的PM関連する考えられている。抗ARS抗体症候群陽性とは異なり間質性肺炎多発関節炎レイノー現象などの筋外症状はの合併頻度少ない。近年ステロイド抵抗性再燃性が特徴的であり、しばしば免疫抑制剤併用余儀なくされる筋生検では炎症細胞浸潤認められないのが特徴的とされている。リツキシマブ有効性報告もある。亜急性経過重篤化、呼吸嚥下心筋障害などを起こす。SRLで検査は可能であり、近年定量法開発もされた。PM以外の膠原病でも認められる。 抗CADM-140抗体(抗MDA5抗体ヘリオトロープ疹、ゴットロン徴候など皮膚筋炎皮膚症状があるにもかかわらず筋炎所見認めないAmyopathic DermatomyositisADM)に特異的な抗体である。ADM筋力低下認められない筋電図検査などでは筋原性変化などが認められるもの(clinically ADM;CADM)をここでは指す。その対応抗原melanoma differentiation-associatated gene 5(MDA5)またはinterferon-induced helicase C domain containing 1(IFIH1)であることが判明している。急速進行性間質性肺炎高率併発する。 抗155/140抗体(抗TIF1-γ抗体悪性腫瘍合併DMマーカー抗体考えられている。DM以外の膠原病では殆ど検出され悪性腫瘍合併DMにおいては50%上で陽性となる。後に対応抗原がtranscriptional intermediary factor 1-gamma(TIF1-γ)であることが明らかになった。TIF1-γはTGF-βシグナル伝達強度関与するといわれている。 抗Mi-2抗体 DMの1割で陽性となる特異的な抗体である。抗Mi-2抗体陽性DMではステロイド著効するといわれている。 抗Ku抗体 強皮症多発性筋炎など重複症候群認められる抗体である。ステロイド著効するといわれている。 抗U1-RNP抗体 混合性結合組織病認められる

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自己抗体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 02:42 UTC 版)

重症筋無力症」の記事における「自己抗体」の解説

日本では8085%が「AChR抗体陽性MG」で、数%が「MuSK抗体陽性MG」で、他数%は「double serenegative MG(DS-MG)」と位置付けられている。AChR抗体MuSK抗体以外では「LDL受容体関連蛋白4(Lrp4)抗体」や横紋筋標的抗原(titin、ryanodine receptor、Kv1.4)等が報告されている。 AchR抗体 ニコチン性アセチルコリン受容体神経伝達物質であるアセチルコリンと、抗アセチルコリン受容体抗体競合結合して生じる。胸腺腫合併症例が多い。 Musk抗体 AchoR抗体陰性症例で、筋特異的チロシンキナーゼ対する自己抗体である「抗Musk抗体陽性症例。抗Musk抗体陽性MG特徴2060歳女性好発し、眼症状、球症状顔面筋脱力著明クリーゼになりやすい。コリンエステラーゼ阻害薬無効なことがあり、胸腺摘除術の効果少なと言われている。血漿交換ステロイドリツキシマブなどが有効とされている。 Lrp4抗体 2011年に、長崎大学医学部本村政勝、樋口理によって、double serenegative MG(DS-MG)患者において、LDL受容体関連蛋白4(Lrp4)抗体陽性があることが報告された。

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