PL-12 (ミサイル)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/24 10:01 UTC 版)
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JF-17に装備されたPL-12
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| 種類 | 中距離空対空ミサイル |
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| 性能諸元 | |
| ミサイル直径 | 20.3cm[1] |
| ミサイル全長 | 393cm |
| ミサイル全幅 | 67cm |
| ミサイル重量 | 180kg |
| 弾頭 | 破片調整型6kg |
| 射程 | 約70km[1] |
| 推進方式 | 固体燃料ロケット |
| 誘導方式 | 中途航程:INS+COLOS 終末航程:ARH |
| 飛翔速度 | マッハ4+[2] |
PL-12(霹靂-12、簡体字:霹雳-12、拼音: )、またはその輸出型SD-10(闪电-10(閃電-10)、Shan Dian-10)は、中国が開発した新型のアクティブ・レーダー・ホーミング中距離空対空ミサイルである。[2]
概要
このミサイルはアメリカ合衆国のAIM-120 AMRAAMやロシア連邦のR-77といった、先進の空対空ミサイルに匹敵する性能を有すると言われている。中国のメディアでは動力性能はR-77を超えると伝えており[3][出典無効]、中国人民解放空軍はAIM-120C-4と同等と主張している[4]。また、英国王立防衛安全保障研究所はAIM-120BとAIM-120C-5の中間に位置すると評価している[5]。PL-12はJ-10やJ-11、FC-1などの中国の第4世代ジェット戦闘機に搭載される。
能力
デュアル・スラスト・ロケットモーター(燃焼パターンを2段階に変化させるロケット・モーター)を採用しており、最高速度はマッハ4以上。38Gでの機動が可能であり、[2][1]9Gで回避機動を行う航空目標に対応できるとされる。[1]
アクティブレーダー誘導は25~30kmの射程を持ち、撃ち離し能力を持つ。[2][1]また、ECCM能力が非常に強く、いくつかの形式の電子ジャミングに効果的に対抗することができ、一般的な電子ジャミング方式をカバーしているとされる。[1]
運用国
現用
中華人民共和国 - 2024年時点で、中国人民解放軍海軍、空軍がPL-12とPL-12Aを保有[6]。
ミャンマー - 2024年時点で、ミャンマー空軍がPL-12を保有[7]。
パキスタン - 2024年時点で、パキスタン空軍がPL-12を保有[8]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f “闪电-10(SD-10/PL-12)_导弹武器_环球兵器_环球网” [閃電-10(SD-10/PL-12)_ミサイル兵器_環球兵器_環球時報]. 環球時報. 2017年11月15日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2024年12月7日閲覧.
- ^ a b c d Wood, Peter; Yang, David; Cliff, Roger (November 2020). “Air-to-Air Missiles Capabilities and Development in China” [空対空ミサイル:中国における能力と開発] (PDF). USAF Air University. China Aerospace Studies Institute. ISBN 9798574996270. 2024年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ (PDF). 2024年12月7日閲覧.
- ^ “美国媒体称中国霹雳12导弹动力性能超俄制R77” (中国語). 新浪軍事. (2008年7月30日)
- ^ トーマス・ニューディック (2022年9月1日). “中国が保有する空対空ミサイルの現状と課題”. リカレント・ベンチャーズ 2022年12月29日閲覧。
- ^ ジャスティン・ブロンク (2020年10月). “ロシアと中国の航空戦闘トレンド”. 英国王立防衛安全保障研究所. p. 36 PDF p. 43
- ^ IISS 2025, pp. 245–246.
- ^ IISS 2025, p. 283.
- ^ IISS 2025, p. 289.
参考文献
- The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2025) (英語). The Military Balance 2025. Routledge. ISBN 978-1-041-04967-8
外部リンク
- ^ アメリカ国防総省の報告書では、2011年以前は「DH-10」と、2012年以降は「CJ-10」と記載されている。
- PL-12のページへのリンク