練習機・輸送機・連絡機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 00:55 UTC 版)
「海上自衛隊の装備品一覧」の記事における「練習機・輸送機・連絡機」の解説
名称愛称画像調達数保有数注釈T-5 67機30機(2019年6月時点) KM-2の後継機として1989年導入。対潜哨戒機などのパイロットを養成するための初等訓練で使用される。KM-2を元にターボプロップエンジンの換装、垂直尾翼の後退翼化、4座型キャノピー等の改設計が施されている。36機導入された時点で一度調達が終了しているが、初期導入機体の減耗補充の為に2006年度から再度調達が再開されている。 TC-90・LC-90 TC-90:28機LC-90:5機TC-90:13機LC-90:5機 ビーチクラフト キングエアC90からの改造。TC-90(画像上)は練習機で、1972年導入。2008年以降の取得機はプロペラ翼を4枚とした性能向上型である。退役した機体の内5機がフィリピン海軍に譲与された。LC-90(画像下)は連絡輸送機で、1989年導入。 C-130R ハーキュリーズ 6機 退役し、保管されていたアメリカ海兵隊のKC-130Rの中古機を改造・再整備した機体で、2014年11月導入。人員・貨物輸送の他、機雷敷設能力も付与される。空中給油機能を取り外したことから、名称を「C-130R」とした。 退役 練習機・輸送機・連絡機 名称愛称画像調達数注釈SNJ-5/6 テキサン(まつかぜ) 52機 訓練機として1954年8月に導入。1966年9月全機退役。 R4D-6/6Q スカイトレイン(まなづる) R4D-6:3機R4D-6Q:1機 1958年導入。R4D-6は人員・貨物輸送機、R4D-6Q(画像)は電子戦訓練機。R4D-6Qは1971年に、R4D-6は1974年に全機退役。 YS-11T-A 6機 1970年導入。戦後初の国産旅客機YS-11を改造した機上作業訓練機。対潜哨戒機乗務員養成の為に胴体下部にP-2Jと同様のレーダーを設置している。ASW訓練の他、操縦・航法訓練機としても使用された。2011年5月全機退役。 YS-11M/M-A YS-11M:2機YS-11M-A:2機 1967年導入。戦後初の国産旅客機YS-11を改造した人員・貨物輸送機で、機体左側後部(9044号機は左側前部)に貨物扉を備えているのが特徴。9041・9042号機はYS-11-100をベースとしたYS-11M、9043・9044号機はYS-11-300/400をベースとしたYS-11M-Aである。2014年12月末全機退役。 S2F-C トラッカー ※2機 1975年に余剰となったS2F-1を改造した汎用輸送機。1981年全機退役。 SNB-4/5 べにばと 35機 1957年導入。計器飛行・航法訓練の他、軽貨物・人員輸送にも使用される。1966年全機退役。 B-65 うみばと モデル65:19機モデルA65:9機 1962年導入。ビーチクラフト クイーンエアからの改造された航法訓練機で、連絡輸送にも使用される。モデルA65は垂直尾翼が後退角となっている。モデルA65の内5機は航空自衛隊に運用を委託し、1980年に空自側に返還されている。1991年全機退役。 KAL-2 1機 川崎重工業が試作したレシプロエンジンの連絡機。1955年導入。制式採用されず、連絡機として使用される。1966年退役。 T-34A メンター(はつかぜ) 21機 ビーチクラフトが設計、富士重工が製造した練習機。海上警備隊時代の1954年3月に導入された10機は供与機。後に事故損耗機1機及び連絡用1機を除いた8機全てが航空自衛隊に移管される。その後、航空自衛隊で余剰となった機体が1964年に4機、1969年に7機導入されるが、これらは警備隊時代の機体とは異なり、富士重工製である(ノックダウン機含む)。1982年全機退役。 KM-2 こまどり 64機 T-34から改造した初等練習機。1962年導入。1990年には陸上自衛隊で運用されていた2機のTL-1が移管される。1998年全機退役。
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