発電所建設とは? わかりやすく解説

発電所建設

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/26 14:08 UTC 版)

賤母発電所」の記事における「発電所建設」の解説

水利権許可後、名古屋電灯から開発部門木曽電気製鉄(後の木曽電気興業)として独立したため、同社において1918年大正7年9月賤母発電所工事実施認可受けた。翌1919年大正8年6月にまず水路工事完成し次いで発電所工事もほぼ完成したため通水試験完成検査経て7月11日より発電機1台分・出力4,200キロワットにて発電開始した。さらに残工事水圧鉄管2条完成したことで、水車発電機3台すべてが竣工し11月1日より出力1万2,600キロワットでの運転が始まった。なお、完成後の1921年大正10年2月事業者木曽電気興業合併によって大同電力となっている。 建設工事には近くを通る鉄道中央本線)が活用され資材輸送円滑であった。この鉄道補助する施設として、森林鉄道留野線と工事区域を繋ぐ軽便鉄道坂下駅仮設貨物ホーム木曽川つり橋対鶴橋)で渡り駅と発電所直結する運搬道路国道とを繋ぐ重量物運搬インクラインなどが会社により建設されている。 当初使用水量は約33立方メートル毎秒であったが、これは発電所付近における平水量55立方メートル毎秒、低水量39立方メートル毎秒よりも少なく渇水量に近いものであった使用水量少ないのは、渇水量に近い量を採用して発電力の季節変動避けるように設計する、というのが当時水力発電所常識であったことによる1921年8月大同電力使用水量増加して1,500立方毎秒(41.74立方メートル毎秒)とする許可得て1922年大正11年3月増加分に対す水車発電機1台を増設した。これにより発電所出力1万4,700キロワットとなった1934年昭和9年4月には、さらに使用水量増加し、1,580立方毎秒(43.97立方メートル毎秒)とする許可得た設備余力があることからの水量増加であり、翌1935年昭和10年5月発電所出力1万6,300キロワットへと引き上げられている。

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発電所建設

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 08:25 UTC 版)

戸畑発電所」の記事における「発電所建設」の解説

西部共同火力発電火力発電所建設するにあたって候補地として小倉市内の九州電気軌道による埋立地戸畑市(現・北九州市戸畑区大字中原地先日本製鐵による埋立地の2か所が挙げられ比較検討結果八幡製鉄所隣接する後者の方が選択された。1936年10月、まず25000キロワット発電機2台を新設する第1期工事着手次いで1937年昭和12年7月より5万キロワット発電機1台を新設する第2期工事並行して開始した戦時中資材不足の折、鋼材日本製鐵より配給を受け、セメント安価な製鉄所副生高炉セメント活用して費用節約機械類九州水力電気単独発電所計画基づいてあらかじめ発注していたもの流用したことから納期費用ともに想定内であり、工事円滑に進んだ結果予定より半月早い1937年12月16日より戸畑発電所発電開始した発電開始時点では第1期工事終了したのみであるため認可出力は25000キロワット(他に予備25000キロワット)であり、16日より九州水力電気1万5000キロワット供給開始し25日より八幡製鉄所への1万キロワット供給開始したその後第2期工事竣工待たず供給増加必要に迫られたことから、予備出力常時出力編入し認可出力5万キロワット引き上げ1938年昭和13年10月より八幡製鉄所へ、11月より九州水力電気それぞれ1万キロワット追加供給開始し11月21日より九州電気軌道への5000キロワット新規供給始めた同年12月になって第2期工事竣工している。

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