田菜編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 01:40 UTC 版)
母親の勧めで、離婚した父親のもとで一夏を過ごす事になった不登校の男子中学生・逢沢歩。やって来た田菜は、何もなさそうな退屈な田舎町だった。だが、不思議な子供わっくんや空飛ぶ謎の発光体たちとの出逢いが、そんな日常をじわじわと変えてゆく。なぜか歩に対して積極的な2人の少女や、発光体を追うTVレポーターら、田菜の人々との触れ合いの中、やがて猫踊りの祭りの夜、常識を超えた大事件が起きる。歩もまた、重大な決断を迫られる。
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田菜編
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逢沢歩(あいざわ あゆむ) 声 - 豊永利行(1-12話に登場) 田菜の父のもとでひと夏を過ごすためにやって来た、無口な不登校の男子中学生。積極的に人と関わりたいと思うタイプではなく、友達もいない。いつもマウンテンバイクで移動する。背は小さめで、美紀の姉の美佳には初対面時「なかなか可愛いじゃん」と言われている。謎の子供わっくん、そしてどっしるとしっしんの2体のマテリアルフェアリー(後述)と出会い、不思議な経験をすることになる。 深山美紀(みやま みき) 声 - 三橋加奈子(1-12話に登場。横浜編では16、18-20、26話に登場) 地元田菜の中学生。深山三姉妹の次女。マイペースで余裕ある性格。ちょっと歩が気になっているらしい。家は深山商店という酒屋で、ときどき配達や店番もしている。三姉妹そろって毎年地元の猫おどり(後述)に参加しており、現在も仮装用の猫衣装を製作中。 深山美玖(みやま みく) 声 - 斎藤千和(1-2、4-12話に登場) 深山三姉妹の末の妹。小学生。まだ幼いが生意気で、人を見下すような、妙に年かさな口調。いつもリバーシブルのカエルのぬいぐるみを抱えている。実は一度神隠しにあったことがあるらしく、不思議な感覚と知識の持ち主。本人曰く、わっくんと頭屋の森で遊んでいただけらしい。マテリアルフェアリーと意思疎通が出来、どっしるからの伝言を歩に伝えた。第12話で高熱により倒れた後、神隠し以前の性格に戻り、歳相応な少女になった。 阪倉亮介(さかくら りょうすけ) 声 - 斎藤恭央(1-12話に登場。横浜編では22話に台詞のみ登場) 美紀と同じ田菜の中学生で、幼馴染み。謎の老三毛猫オカカ婆を、伝説的存在かつ自分のライバルとして追い続けている。最初は歩を「ボク」と呼んでからかったり、苦手と言っていたが気遣うようになる。いつもスクーターで移動している。 海野潮音(うんの しおね) 声 - 清水愛(1-12話に登場) 美紀たちと同じ田菜の中学生。東京から田菜の新興別荘地エメラルドランドに引っ越して来た〝別荘組〟。自意識過剰かつ自分勝手で、ネガティブ・感情的になりやすい少女。なにかにつけ空回り気味。鏑木拓馬のことが好きで、美紀のことを拓馬を巡るライバル視しているが、これもひとり相撲気味。歩に対しても言い寄るような態度を取り、馴れ馴れしく話しかける。前述の行動の理由は田菜に自分の居場所をみつけられないでいるためのようで第8話で歩にそれを指摘される。 鏑木拓馬(かぶらき たくま) 声 - 加瀬康之(2、3-12話に登場) 美紀たちの幼馴染みで中学生。よく勉強している優等生タイプでクールな、地元の名家の息子。潮音や美紀との関係をどうすべきか悩んでいる。美紀のことが気になっているようで歩に対して嫉妬のような感情をぶつける。 わっくん 声 - 竹内順子 山の上の川べりでいつもひとりで遊んでいる、ポンチョ姿の小さな男の子。歩をあむと呼び、「ずっと待ってたし」と言って、いっしょに遊んでくれるよう懇願する。無邪気で可愛らしいが、どっしるとしっしんら大勢のマテリアルフェアリーを周りに漂わせ、彼らと通じ合っている、謎の子ども。大抵の大人には見えず、はっきりと姿を見て会話をしたのは歩と美玖のみ。うっすらと姿を見た美紀と須河原は河童と称した。 鈴木平五郎(すずき へいごろう) 声 - 宝亀克寿 山道の途中にある〝月読天文台〟と自称する小屋に住んでいる老人。田菜という不思議な土地を独自に観察しており、歩に「世界の皮膜が薄くなる」という言葉を告げる。 藤堂麻子(とうどう あさこ) 声 - 水野理紗(横浜編では19話に登場) 一軒だけあるコンビニ〝たなや〟の、雰囲気ある美人店主。ときおりオカカ婆に餌をやっている。田菜を離れていた〝空白の十年間〟があるらしい。 須河原晶(すかわら あきら) 声 - 松本美和 地元の39CTV(サンキュー ケーブルテレビ)の名物レポーター。不思議な発光体事件に対して、田舎の小ローカル局社員に過ぎない自分の閉塞感を打ち破り、ひいては「世界がより開けたものであって欲しい」という自分の希望を証明してくれる可能性を感じ、ネタとして追い始める。居所はローカルでも、若いマスコミ人らしく野心と好奇心旺盛。ただその分、歩たち事件の関係者からは敬遠されがち。 深山美佳(みやま みか) 声 - 鈴木真仁(10-12話に登場)※10話は台詞のみ 深山三姉妹の長女。今年も姉妹で猫おどりに出場するため、田菜に帰省して来る。 稀代秋之(きしろ あきゆき) 声 - 浜田賢二 歩がまだ幼い頃に母と離婚した、歩の父親。そのため、苗字が違う。田菜で動物病院を営んでいる。少し距離を保ちながら歩を見守っている。 逢沢淳子(あいざわ じゅんこ) 声 - 山像かおり 歩を田菜に送り出した、歩の母。出演は電話の向こうのみ。 堂丸史郎(どうまる しろう) 声 - 西前忠久 39CTVのディレクター兼カメラマン。須河原の先輩で直接の上司。熊のようなヒゲ男。若い須河原をときおりたしなめつつも見守り、協力する。 オカカ婆(オカカばばあ) 声 - 斎藤恭央(予告編) 謎多き片耳の老三毛猫。阪倉亮介は「小さい頃、オカカ婆が河童と戦っていたのを見た」という。猫おどりの日、猫たちを引き連れ人間たちを助けた。予告編では、もののわかった婆さんという感じで喋る。 タルト 声 - 清水愛(予告編) 潮音のお座敷犬のチワワ。予告編では、可愛さを一身に背負ったアイドル(自称)として喋りまくる。 ロク 声 - 宝亀克寿(予告編) 平五郎が飼っている、麦藁帽子をかぶった人懐こいラブラドール・レトリバー。予告編では、ボケ役。 オカカ婆・タルト・ロクの3匹が、ほぼまったく予告になっていない予告編を全話に渡ってコミカルに演じた。声はいずれも、彼らの飼い主か縁故のあるキャラの声優が演じている。 御子柴(みこしば)さん 声 - なし コンビニ〝たなや〟の店員で、田菜の噂の中心地。美玖が神隠しにあったという説も、歩の滞在が田菜で知れ渡ったのも、御子柴さん情報である。以前オカカ婆の飼い主だったという噂まである。ただし現在旅行中で、登場人物たちの口から頻繁に名前はあがるものの、本人は一度も登場しない。弟は携帯小説『絶対少年 〜神隠しの秋〜穴森』の主人公・御子柴千里人。
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