現況・動向とは? わかりやすく解説

現況・動向

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 11:27 UTC 版)

JR貨物EH500形電気機関車」の記事における「現況・動向」の解説

2021年12月時点で、仙台総合鉄道部9011-44・51-64・74-81の67両、門司機関区に45-50・65-73の15両が所属している。全82両が東芝製。 製造実績2006年度10両、2007年度 は9両、2008年度 は3両、2009年度 は4両、2010年度 は6両である。2010年度の6両は山陽鹿児島線への追加投入用とされ、関門トンネル区間従前から使用されてきたEF81形順次置き換えた。 主送風機 (MMBM) ・発電ブレーキ抵抗送風機から発生する風切り音はかなり大きく走行音だけで本形式容易に判別できるほどで、以後製造されEH200形などに低騒音形の送風機採用する契機となった最近では各車にヘッドマークステー(取付け台)を設置していたが、2009年10月以降から撤去されている。 3電源対応の機関車であるが、日本海縦貫線秋田以北のみの運用である。 2017年12月5日には、30号機がJR各社発足30周年記念ツアーにて、上野駅東仙台信号場間を寝台特急「カシオペア」用のE26系客車牽引する運用就いた仙台総合鉄道部 首都圏 - 北海道連絡高速貨物列車主体運用されており、主な直通運用隅田川駅新鶴見信号場 - 青森信号場間と越谷貨物ターミナル駅 - 青森信号場間である。このほか、隅田川駅新鶴見信号場駅 - 仙台貨物ターミナル駅間の首都圏 - 東北間の中距離直通運用がある。 一時期運用区間長さゆえ走行距離毎の点検頻度増え稼働率低下主因となっていた。そのうえ故障多発して稼動車が不足し一度運用外れたED75形整備の上復帰させて稼動車を充足した時期もあった。その後走行距離抑え最小限車両数運用するために、本形式運用東北本線黒磯駅以北交流区間のみに限定させ、黒磯駅以南直流区間東海道・山陽本線系統EF210形などの直流電気機関車継走する運行形態多かった2011年3月11日発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)は本形式運用著し影響及ぼした仙台所属試作機901号機が罹災 したほか、東北本線不通に伴い被災地への物資迂回輸送対応として設定され石油輸送臨時列車根岸駅 - 盛岡貨物ターミナル駅間、上越線信越本線羽越本線奥羽本線経由)では、同年3月18日運転開始時から一部区間牽引充当された。同年4月末からは、一部車両側面復興メッセージデザインした大型ステッカー貼付している。 2013年3月16日ダイヤ改正ではJR東日本田端運転所所属EF510形500番台置き換える形で、常磐線貨物間合い運用設定された。 2014年頃からATS-Psの搭載順次行われている。 2016年3月改正北海道新幹線新函館北斗駅延伸により青函トンネル区間新幹線対応の交流25,000Vに昇圧されることや保安装置の関係から、この区間運用EH800形全て変更されEH500形運用北限青森まで縮小となったそれに伴い運用余裕ができたので、秋田貨物駅東海道線相模貨物駅への乗り入れ開始した門司機関区 2007年から形式配置され関門トンネル区間幡生操車場 - 北九州貨物ターミナル駅間)での運用開始した2011年には北九州貨物ターミナル駅 - 福岡貨物ターミナル駅間の輸送力増強事業完了したことに伴い幡生操車場 - 福岡貨物ターミナル駅間へと運用範囲拡大されている。本形式本格運用、およびターミナル駅改良鹿児島本線内の待避線増強あわせて2011年より東京貨物ターミナル駅 - 福岡貨物ターミナル駅間で従来不可能だった 1,300 t 貨物列車直通運行が可能となった。なお、門司機関区所属の本形式九州内および関門トンネル区間運用にのみ充当されており、幡生操車場以東EF210形などが継走する形態を取る。 配置にあたっては、本格運用前に2004年4月25号機が、6月27号機が運用試験供されている。これは、同区間における 1,300 t 貨物列車運行開始と、EF81形電気機関車300400番台)の置換え念頭に実施されたものであった。本来、本形式は3電源対応(直流交流 50 Hz / 60 Hz)として設計されており広汎運用が可能であるが、東北 - 北海道連絡系統以外で本格的に運用されたのは門司機関区配置車が初めてである。 仙台総合鉄道部車と異なり当初保安装置はATS-SFのみ搭載していたが、2015年頃からATS-DFを追加搭載するようになった2019年4月8日には仙台総合鉄道部所属65号機が門司機関区転属し、2日後10日には遠賀川 - 幡生操車場間にて試運転行い運用入りしている。65号機が転属してきたことにより門司機関区EH50013機体となった

※この「現況・動向」の解説は、「JR貨物EH500形電気機関車」の解説の一部です。
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