寝台特急「カシオペア」
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「カシオペア (列車)」の記事における「寝台特急「カシオペア」」の解説
札幌駅に到着する「カシオペア」 上野駅13番線ホームで出発を待つ「カシオペア」 本州と北海道を乗り換えなしで直結する寝台特急列車としては、1988年(昭和63年)3月13日から「北斗星」が、1989年(平成元年)7月21日から「トワイライトエクスプレス」が運行されていた。これらの列車はいずれも高い支持を得ていたが、カシオペアはさらなる高水準のサービスを提供するフラグシップトレインとして、全客室を2名用A寝台個室とするなど、JR東日本が新規に製造したE26系客車を投入し、1999年(平成11年)7月16日(上野発)・17日(札幌発)から運行開始した。 全客室が2名用A寝台個室であり、他の寝台特急列車よりも高額な本列車専用の寝台料金が必要となるにもかかわらず、人気の高い列車で、時季を問わず寝台券は乗車日1か月前の発売開始とほぼ同時に売り切れることも多かった。なお、本列車は毎日運転ではない臨時列車扱いであり(後述)、鉄道情報システム(JRシステム)が運営するJRグループ共通の予約状況検索サイトJRサイバーステーションでは検索対象外となっているため、代わりにJR東日本のウェブサイト「えきねっと」およびJR北海道の予約サイトにて確認できるようになっていたが、2014年12月22日をもってJR北海道予約サービスでの予約および空席確認は終了した。 2015年(平成27年)3月14日に寝台特急「北斗星」が定期運行を終了し、同年8月21日(上野発)・22日(札幌発)に臨時運行を終了して以降、上野駅を起点・終点とする唯一の寝台特急であり、日本の一般利用の寝台特急では唯一機関車牽引で運行する列車であった。
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