狐一族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:31 UTC 版)
「薩摩剣士隼人の登場人物」の記事における「狐一族」の解説
吉野狐のボッケモン。妖怪に化け、いたずらを行い人々を困らせていたことで大石兵六に退治され吉野山に封印されたという言い伝えから、鹿児島県に住む人間に怨みを持つ白狐たち。鹿児島人を倒せ、鹿児島を滅ぼせと口にするほど鹿児島人への復讐心を抱いていたが、第一部完結編では、友情を知ったつんつんとコンコンの嬉し涙で封印が解かれたことで長老率いる狐一族はダイサイゴーの呼びかけで地上に現れるが、実は一連の兵六に関する言い伝えそのものがヤッセンボーによる嘘であったことが判明する。真実を知った後は、地上に残りたいと希望したコンコンを除き元の世界へと戻っていった。そのほとんどは、ヤッセンボーのしたことに対する感情的怒りは収まっていない。額と目元には独特の赤い模様がある。封印内における黄泉の国と呼ばれる狐の世界にいたときには4本足で立ち狐に近い姿をしていたが、地上では体型も変化し白い衣服を纏い人間のように2本足で立っており、その後もコンコンパクトでの映像などで2本足の姿で登場している。 吉野狐コンコン(よしのぎつねコンコン) 第一部一話から登場。ぐりぶー物語では10回から登場。バラエティTV番組「デルフォイの神託」にも登場。吉野狐のボッケモン。吉野狐一族夫婦の間に生まれた息子。 現代になり封印に小さな隙間が開いたため仔狐であるコンコンだけが外に出る事が出来たが、コンコンが所持していた本「大石兵六夢物語」に書かれた、兵六が狐一族を一匹残らず滅ぼしたという内容や、狐一族から聞かされた話などのヤッセンボーによる計略で、当初は鹿児島の人間を一族を迫害した悪い奴らだと思い込み敵視していた。仔狐ながら地上への扉を開く鍵と言われる「ボッケモンの涙」を手に入れる使命を帯びていたため、当初は一族の願いを一身に背負い狐一族のみんなを助けると誓いを立て、吉野狐の長老から託された幻魔鏡コンコンパクトを使い「幻魔召喚ヒンデレコンソワカ」と呪文を唱えヤッセンボーを召喚して人々やボッケモンたちを泣かそうしており、行く先々で様々なボッケモンと出会うつんつんの後を付け狙った。そのため当初は「おのれー!かごんま(鹿児島)人めー!」という口癖をよく口にしていた。しかし第一部七話では、今まで触れ合った鹿児島の人々やボッケモンたちとの交流から、暗黒狐衆に襲われ窮地に陥ったつんつんを助ける行動を起こし連携技で立ち向かう。その後、ヤッセンボーの指示で幻魔鏡コンコンパクトを使いイッシーをダークイッシーに変え暴れさせるが、ダークイッシーに何度も立ち向かうつんつんを目にしてイッシーに詫び、元の姿に戻すための呼びかけを行った。 第一部完結編では、ヤッセンボーの命令に従いデビルイッシーを操って街を破壊しまくり多くの人々を襲って負傷させるなど甚大な被害を与えた。だが、つんつんの行動に感化され誤解に気付き反旗を翻し、つんつんを友達と呼びコンビ技でデビルイッシーと戦う。長老の助言により、つんつんと共にコンコンパクトをかざし「ニッコイセイツンコンソワカ」と唱えたことによって発せられた光でデビルイッシーの闇のオーラを吹き飛ばし本来のイッシーに戻した。また、ヤッセンボー最大最後の術により闇に覆われ巨大になったヤッセンボールと、それが生み出した大ンダモ支丹が各地で暴れるのを、つんつんと力を合わせ、たくさんの心の光を集めたコンコンパクトから発する光で撃ち消した。その後は、コンコンパクトの映像通信機能を使って鹿児島に住む人々の良いところを狐一族へ送り続けるため鹿児島に残ることを決意。ひっとべ!では様々な鹿児島の様子をレポートした。第二部では、島から帰ったつんつんと行動を共にすることが多く、共にヤッセンボーたちと立ち合ったり、つんつんに襲い掛かるアイくろを諭さんと試みたりしている。 基本的には健気で真面目な性格であり、改心後は人々やボッケモンたちの心と心の架け橋となることを目標にしている。GA★ラッパーとは出会ったその日に友達になっており、番外編(パート1)ではヤッセンボーたちと一緒にアマンクロスの工場を手伝った。もの知りなので、つんつんとはラジオや4コマ漫画など様々な場面において軽妙なやり取りで名コンビを見せている。基本的にはコンコンのご飯は優しい鹿児島の人々が食べさせてあげている。 一人称は「僕」。年齢設定は存在しないが小学1年くらいの男の子をイメージして設定されている。コンコンが着用している赤いちゃんちゃんこは、つんつん同様、鹿児島に住むある女性が仕立てたもの。白い子狐で卵の様な体格をしている。コンコンのほっぺにある赤い線は髭ではなく模様。第一部三話では、つんつんから大ネズミ呼ばわりされた。当初は臆病な性格でヤッセンボー達が撃退されるとすぐに逃げ出していたが、第一部七話からは、くぐり狐衆も使用している妖刀 狐波平(きつねなみのひら)を手に、室町時代頃に確立した剣技・刀を握る右手と左手を大きく離し手首をロックして体重移動で剣を振るう戦い方で戦っている。第二部でアイくろと対峙した戦いの最中、たまたま手にしていたつんつんの折れた竹刀が竹神様の力でコンコンソードへと変化してからは、コンコンソードを愛用している。「コンコンしっぽチョップ」という尻尾で攻撃する技も使っている。 狐一族長老(きつねいちぞくちょうろう) 封印の中にいた4本足の姿では第一部二話から、2本足の姿では第一部完結編三話から登場。狐一族を治める長老。狐一族が住む世界と地上への扉が封印された頃より生きている。第一部完結編では、封印が解かれ他の狐一族と共に地上へと出てきた。その際、ダイサイゴーに呼ばれて、つんつんとコンコンがイッシーを元に戻すためのアドバイスを送った。神と思い込んでいたヤッセンボーの天罰を恐れていたが、実はヤッセンボーに騙され続けていたことが判明。もし真実を知り鹿児島の人々と戦争になれば狐一族は全滅していたであろうと、ヤッセンボーの行動には一定の理解を示す。いたずらが発端となり村人たちが狐一族を滅ぼそうとしたを踏まえ、鹿児島の人々と共に生きられるとは思えないと判断して黄泉の国と呼ばれる自分たちが住んでいた世界へ戻った。 一族からの信頼は厚い。ダイサイゴーに呼ばれて出てきたときには、つんつんとコンコンがイッシーを元に戻すためアドバイスを送った。長い眉毛と髭が特徴の老人で、地上では白い衣服と金色の襟巻きを纏い杖を突いている。 コンコンの両親(コンコンのりょうしん) 封印の中にいた4本足の姿では第一部二話から、2本足の姿では第一部完結編三話から登場。コンコンの実の父親と母親。第一部完結編で地上へ降り立ちコンコンと再会を果たしたが、長老たちと共に元の世界に戻っていった。ひっとべ!ではコンコンパクトを通じてレポートを行うコンコンへ毎回励ましの言葉を送った。我が子コンコンの身を常に案じる優しい両親で、元の世界へ帰ってからもコンコンパクトを通してコンコンを優しく励ます。地上への扉の封印が解かれ地上に現れた際には、白い衣服に加え父親が紺、母親がピンクの襟巻きを付けていた。
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