武器商人篭絡計画「アンダーシャフト作戦」関係者
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「ヨルムンガンド (漫画)」の記事における「武器商人篭絡計画「アンダーシャフト作戦」関係者」の解説
ブラックが主導し、アールが参加している。 ジョージ・ブラック(George Black 初出:第36話「Pendulum」) 声 - 磯部勉 白人男性。CIA本部NCS(en:National Clandestine Service)ヨーロッパ課長。同僚からは「ブックマン(学者)」と呼ばれることが多い。本人が「自分の名前を忘れてしまう」と冗談めかすほど数多くの異名を持ち、「アディーブ」や、アールが呼ぶ「ソウ(鋸)」もその1つ。他に「ブラッティナイオ(人形遣い it:Burattinaio)」など。 様々な人物に対し恩を売るなどして協力関係を築き、彼らから提供された情報や彼らの持つ権力を駆使し、言葉だけで人を操り各種の計画を進行する「人形遣い」。誰に対しても気さくな口調で接する反面、無駄口は一切叩かない。また、「ブックマン」は大学でアラビア文学を専攻し語学に堪能な事に由来するとされているが、アールは対象への執念深さが由来だと解釈している。 ココの計画を早い段階から察知しており、「右腕」であるアールの派遣など暗躍を重ねてきたが、「左腕」であるヘックスが私怨からココ達を襲った結果、アールとヘックスとが殺し合う事となり、最終的に双方を失った。アールの墓を訪れた際にココと直接顔を合わせることとなるが、彼なりの手向けとして「(アールからの呼び名だった)ソウと呼ぶ事だけは許さん」と彼女に告げる。後に手痛い方法でヨルムンガンド計画の実力を見せつけられると共に、自らが新世界を求める「こっち寄りの人間」であった事を自覚、最終的には協力者的な存在となった模様(いわば逆籠絡された形である)。 ヘックス(Hex、「魔女」の意。本名不詳。初出:第37話「Dance with Undershaft phase.1」) 声 - 久川綾 白人女性。準軍事工作担当官(Paramilitary Operations Officers、パラミリ。武器の調達・急襲・待ち伏せなどを行う実力部門)。グラマーな美人だが、過去に彼女の婚約者を失った経験が大きな傷となり豹変し、HCLIに爆撃されるまでの性格は残酷極まりない。ブラック曰く「生粋の愛国者」。米陸軍士官学校を卒業後、初の女性特殊部隊の候補生として過酷な訓練を受け優秀な成績を収める。高いプライドを持っていた彼女は、部隊設立が中止されたことに反発して退役、直後にCIAにスカウトされる。 東欧で活動していた頃にココとその私兵を襲撃したことがあり、ココの部下の一人であるエコーを殺害し、自らも多数の部下を殺害されたことから、お互いに因縁となっている。 彼女の婚約者も犠牲になった911テロが発生すると、アフガニスタンの対テロ作戦に投入された。凶暴さから所属元の軍やPMCを追われた危険人物たちを拾って纏め上げた直属分隊「カットスロート(喉切り)」を率い、多くのテロ容疑者を殺し回って対テロ実行作戦で多大な戦果を挙げるも、その苛烈で容赦ない手法から「ゲシュタポかチェカのやり口」と内外から恐れられている。 以前はココの抹殺を狙っており、独断でドミニク率いる殺し屋グループを送り込んだが、見事に返り討ちにされたと察する。失敗した彼らを追わなかったのは理性が残っている証拠であるとされる。 アンダーシャフト計画の目標がココと知ってもその意志は止まらず、ヨナを殺してココを絶望させる作戦を思いつく。自らの隊を率いてココとヨナを奇襲するが、暴走と命令無視を重ねる彼女はついにブラックから見放され、その妨害により形勢は逆転、駆けつけてきたアールを仕留めるが同時に右目を撃たれ敗北。ココ分隊1名、「カットスロート」8名死亡。 負傷した彼女は生き残りの部下2人を伴いイラク北の山岳部に潜伏、そこに母国アメリカのB-52が飛来する。満面の笑顔をもって空を見上げるヘックスだったが、実はそれこそが可能な限りの手段と伝手とを用いてココが派遣させた、復讐のための道具であった。潜伏地一帯に降り注ぐ爆弾により「母国の正義の象徴から存在を全否定される」という絶望を与えられたヘックスは「地獄で会いましょう」と呪詛の言葉を残し自決した。残りの部下は爆撃から逃げられず死亡。 使用する銃器はFN SCARとタウルス PT24/7。東欧時代はAKS-74Uも使用していた。 スピン(本名不詳) 声 - 坂巻学 白人男性。末端のCIAエージェントで、ブラックの手先の一人。ヘックスの色仕掛けに、あっさりアンダーシャフト作戦の内容をしゃべってしまう。その後、ブラックの携帯電話にヘックスの情報を送ったため、ヘックスの部下に射殺されている。
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