暗黒教団・審判の十二使徒
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「天外魔境 第四の黙示録」の記事における「暗黒教団・審判の十二使徒」の解説
純銀のブリザード(声:三木眞一郎) アラスカを支配する十二使徒の一人。パンクロッカーのような格好をしており、冷気を使った攻撃を得意としている。外見は20歳ほどの男性に見えるが、雷神との戦いで氷の擬似生命体である事が解る。「人は孤独に生まれ、孤独に死ぬ」など人間をやたらと見下す言動が目立つ。最後は雷神に倒され、雷神が火の勇者だと悟り、死亡した。 闇の恋人キャンディ(声:野上ゆかな) モンタナを支配する十二使徒の一人。表の顔はポートランドの大人気アイドル歌手で、15歳(?)には見えない見事なプロポーションを誇る。人間の欲望を刺激し、集まったファンに「快楽光線」を浴びせ、獣化(犬)して手下にしている。猫がシンボルで、自身も猫を被った性格をしているが、深手を負った手下に容赦なく止めを刺す等、本性は惨忍。戦う前に「あたし、からだもすごいのよ?どう…見たくない?」と誘惑してくる。 千の顔のロン・テリー(声:矢尾一樹) カリフォルニアを支配する十二使徒の一人。ヒゲにサングラス、咥えタバコが特徴。表向きはハリウッド・タイクーンとして映画のプロデューサーを行っている。しかし、オーディションで残った子供を集めて毒ガスで殺害しようとしたり、看板女優であったペグを死に追いやる等、悪魔の所業を裏で行っている。変装の達人で、列車の乗客や新聞売りなどに姿を変え、雷神達の前に何度か現れている。モデルはシリーズの生みの親で本作においても企画・監修を務めている広井王子。 マダム・アペティ(声:曽我町子) アリゾナを支配する十二使徒の一人。ブタと人間を合体させたような顔をしている大変太った中年女性。エストラゴンという飼い猫をいつもそばに置いている。「食欲は人間の欲望で最も高貴なもの」として、トゥームストンの住人に無償で食事に招待している。しかしその裏では、アリゾナの住人をデブに変えて、その肉を缶詰にして暗黒教団に送っている。デブこそ至高と考えている故に、頭が良いことを「スマート」という事に我慢がならない。 鮮血のベラドンナ(声:松井菜桜子) メキシコを支配する十二使徒の一人。長い金髪に真っ赤なドレスに身を包んだ美しい女性。メキシコシティで暗黒教団の集会を開き、参加者の心臓を抜き取ってゾンビ化させ支配下に置いている。抜き取った心臓から血を集め、アペティと同様に暗黒教団へ送っている。 狂楽のスカルビート(声:山寺宏一) テキサスを支配する十二使徒の一人。モヒカンヘッドの骸骨頭。ダラスの住人を毎夜一人ずつ殺害する、アラモ内部で太陽十字軍を一人ずつ惨殺したりと、死神としてテキサスを死の恐怖で縛っている。彼の本拠地である移動要塞「ドクロ戦車」の内部はさながら人体模型のようになっている。 Dr.M(声:広川太一郎) ミネソタを支配する十二使徒の一人。見た目はマッドサイエンティストな老人。太陽十字軍の移動要塞アラモを設計した天才科学者だが、ストーリーが進むと十二使徒としての本性を現す。機械による人間の支配を目論み、人間を退化させ、鶏のような家畜「ネオ・キャトル」にしてしまう機械DEVOを発明する。Dr.M自身もサイボーグで、車と人型ロボットが合体したような姿をしている。セリフの各所に広川のアドリブが入っており、このゲームで最も文字と声が一致しないキャラである。 TVマン(声:神代知衣) フロリダを支配する十二使徒の一人。小さな体躯に太った体、頭はテレビそのものである。テレビによる情報操作を行い、人々を洗脳するほか、「暗黒体操」で行動までも操っている。電気で動く普通のテレビと違い、TVマンは新鮮な人の魂を動力源にしている。 迷宮のドラクロア(声:井上喜久子) ルイジアナを支配する十二使徒の一人。男装の麗人。怪しげな薬を用いて人間の脳内に侵入し、その精神を思うがままに操る。雷神、夢見、禅剛の精神の中に「脳内ダンジョン」を作り、それを「作品」と称している。 偉大なるカルベ(声:郷里大輔) ミシガンを支配する十二使徒の一人。フォーマルな出で立ちと尖った耳、右目の眼帯が特徴。2000年前に絶対神であった存在で、十二使徒の中でも1,2を争う実力の持ち主。デトロイトの町に居城を構え、圧倒的な力と恐怖で支配しており、人々は抵抗する気力すら削がれている。一度目の戦いでは、闇の壁により攻撃を寄せ付けず、雷神たちを圧倒したが、二度目の戦いでは闇の壁を切り裂くアーロンの剣を用いられたことで倒され、火の勇者の力を思い知ることとなった。悪あがきとして、真の姿を解放して、雷神たちを追い詰めたが、星夜の力を振り絞った相打ちにより死亡した。 獣神ロゴス(声:石田弘志) 暗黒神殿でサネトモに召喚されて戦う十二使徒の一人。凶暴性を剥き出しにした巨躯な半獣人。PSP版では上述の追加要素でニューヨークを支配する十二使徒としても登場し、二度戦う事になる。 サネトモ(声:森本レオ) 十二使徒の首領で、暗黒教団のトップ。敵味方問わず、丁寧な口調で接する。6年前まではニューオリンズの洋館に封印されていたが、探検をしにきた雷神たちが起こした火事により、胸の杭が焼かれ封印が解けてしまう。その後、「人間の背負った罪を洗い流す」という名目で世界を赤い雨で洗い流そうと目論む。雷神の左頬の傷はサネトモが付けたもの。 絶対神(声:広瀬正志) 本作のラストボス。自由の女神の胎内に作られた暗黒神殿内でアリゾナで集めた肉、メキシコで集めた血など数多くの人間の血肉を糧に育ち、最後に捧げられたサネトモの命と夢見とサムを取り込み生誕する。
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