旧川上貞奴別荘

国指定文化財等データベース

晩松園（旧川上貞奴別荘）玄関・広間棟

名称：	晩松園（旧川上貞奴別荘）玄関・広間棟
ふりがな：	ばんしょうえん（きゅうかわかみさだやっこべっそう）げんかん・ひろまとう
登録番号：	21 － 0073
員数(数)：	1
員数(単位)：	棟
構造：	木造平屋建、鉄瓦葺、建築面積163㎡
時代区分：	昭和前
年代：	昭和8
代表都道府県：	岐阜県
所在地：	各務原市鵜沼宝積寺町3-82-2
登録基準：	再現することが容易でないもの
備考(調査)：
施工者：
解説文：	市東部，木曽川の西岸に位置する敷地のほぼ中央に西面して建つ。主屋の南部を占める木造平屋建の建物で，正面は，小壁・軒先等を漆喰で塗り込め入母屋造とした広間部分の左右に，車寄付玄関と内玄関を配する。屋根葺材に鉄瓦を用いるのが特徴的。

晩松園（旧川上貞奴別荘）仏間・客間棟

名称：	晩松園（旧川上貞奴別荘）仏間・客間棟
ふりがな：	ばんしょうえん（きゅうかわかみさだやっこべっそう）ぶつま・きゃくまとう
登録番号：	21 － 0074
員数(数)：	1
員数(単位)：	棟
構造：	木造平屋建、瓦葺、建築面積87㎡
時代区分：	昭和前
年代：	昭和8
代表都道府県：	岐阜県
所在地：	各務原市鵜沼宝積寺町3-82-2
登録基準：	造形の規範となっているもの
備考(調査)：
施工者：
解説文：	玄関・広間棟の背面に接続する。書斎，仏間，サンルームを雁行形に配する木曽川への眺望に配慮したつくり。中国風の組子を用いたガラス窓，花頭窓，明かり障子，桟割をステンドグラス風の菱子組としたガラス扉等，部屋の性質に適った多様な形式の窓を用いる。

晩松園（旧川上貞奴別荘）茶室棟

名称：	晩松園（旧川上貞奴別荘）茶室棟
ふりがな：	ばんしょうえん（きゅうかわかみさだやっこべっそう）ちゃしつとう
登録番号：	21 － 0075
員数(数)：	1
員数(単位)：	棟
構造：	木造平屋建、瓦葺、建築面積30㎡
時代区分：	昭和前
年代：	昭和8
代表都道府県：	岐阜県
所在地：	各務原市鵜沼宝積寺町3-82-2
登録基準：	造形の規範となっているもの
備考(調査)：
施工者：
解説文：	仏間・客間棟の中庭側を南北に通る廊下の北端に位置する。木造平屋建，寄棟造とし，腰は杉皮張，庇の垂木に野物の丸太を用い，網代に組んだ戸袋を北面に配する。小間と広間を融合した独特な内部に、吟味された良材を用いた数寄屋建築。

晩松園（旧川上貞奴別荘）浴室棟

名称：	晩松園（旧川上貞奴別荘）浴室棟
ふりがな：	ばんしょうえん（きゅうかわかみさだやっこべっそう）よくしつとう
登録番号：	21 － 0076
員数(数)：	1
員数(単位)：	棟
構造：	木造平屋建、瓦葺、建築面積47㎡
時代区分：	昭和前
年代：	昭和8
代表都道府県：	岐阜県
所在地：	各務原市鵜沼宝積寺町3-82-2
登録基準：	造形の規範となっているもの
備考(調査)：
施工者：
解説文：	茶室棟の南西に位置し，中庭に張り出す木造平屋建，寄棟造の数寄屋建築で、浴室，ボイラー室，化粧室などからなる。柱を擋柱とし，庇の垂木に丸太を用い，戸袋を網代に組むほか，犬走に濃淡の異なる平滑な玉石を敷くなど，茶室棟と連続的な外観を呈する。

晩松園（旧川上貞奴別荘）田舎家棟

名称：	晩松園（旧川上貞奴別荘）田舎家棟
ふりがな：	ばんしょうえん（きゅうかわかみさだやっこべっそう）いなかやとう
登録番号：	21 － 0077
員数(数)：	1
員数(単位)：	棟
構造：	木造平屋建、茅葺、建築面積24㎡
時代区分：	昭和前
年代：	昭和初期
代表都道府県：	岐阜県
所在地：	各務原市鵜沼宝積寺町3-82-2
登録基準：	造形の規範となっているもの
備考(調査)：
施工者：
解説文：	コ字形平面とした主屋の北東端に配される。木造平屋建，入母屋造で，屋根は針目覆いを用いた茅葺とし，周囲には高低の変化を付けた小壁を廻らす。整然とした梁組を現し，造り付けの長椅子等を配した内部に，近代の造形感覚が窺える。

晩松園（旧川上貞奴別荘）台所棟

名称：	晩松園（旧川上貞奴別荘）台所棟
ふりがな：	ばんしょうえん（きゅうかわかみさだやっこべっそう）だいどころとう
登録番号：	21 － 0078
員数(数)：	1
員数(単位)：	棟
構造：	木造平屋一部2階建、瓦葺、建築面積137㎡
時代区分：	昭和前
年代：	昭和8
代表都道府県：	岐阜県
所在地：	各務原市鵜沼宝積寺町3-82-2
登録基準：	再現することが容易でないもの
備考(調査)：
施工者：
解説文：	玄関・広間棟と接続し，主屋の西北を占める。木造平屋建の台所の北側の女中部屋は，１階の腰を杉皮張とし，２階は小壁と軒下を漆喰で塗り込め，虫籠窓風の窓を穿ち，中庭側にはほぼ直線状の廊下を通す。全体を鉄瓦で葺く類例の少ない建築物。

晩松園（旧川上貞奴別荘）茶室

名称：	晩松園（旧川上貞奴別荘）茶室
ふりがな：	ばんしょうえん（きゅうかわかみさだやっこべっそう）ちゃしつ
登録番号：	21 － 0079
員数(数)：	1
員数(単位)：	棟
構造：	木造平屋建、瓦葺、建築面積16㎡
時代区分：	明治
年代：	明治17／大正13・昭和10移築
代表都道府県：	岐阜県
所在地：	各務原市鵜沼宝積寺町3-82-2
登録基準：	造形の規範となっているもの
備考(調査)：	当初，岐阜市に建設。席名は「陶寫」。
施工者：
解説文：	別荘建設に伴い，名古屋の邸宅から移築されてきた茶室で，敷地の東北隅に位置する。腰は一部竪板張で，垂木と軒桁には竹と野物の丸太を用いる。屋根勾配を緩やかにし，南面には木舞打の化粧軒を張出し，全体に径の細い柱と梁を用いるなど軽快なつくりとする。

晩松園（旧川上貞奴別荘）表門

名称：	晩松園（旧川上貞奴別荘）表門
ふりがな：	ばんしょうえん（きゅうかわかみさだやっこべっそう）おもてもん
登録番号：	21 － 0080
員数(数)：	1
員数(単位)：	棟
構造：	木造、鉄板葺、間口4.6m、袖壁付
時代区分：	昭和前
年代：	昭和8／平成16移築
代表都道府県：	岐阜県
所在地：	各務原市鵜沼宝積寺町3-82-2
登録基準：	国土の歴史的景観に寄与しているもの
備考(調査)：
施工者：
解説文：	敷地の西北隅に位置する。７寸７分角の本柱と４寸２分の控柱からなる銅板葺の四脚門で，東側に門と直角方向に潜戸，東西南の三方向には玉石の練積基礎に漆喰壁を立ち上げた袖壁を付ける。扉の格子組の意匠や控柱の利用などに新しい感覚が窺える。

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