戦間期~大祖国戦争とは? わかりやすく解説

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戦間期~大祖国戦争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 01:22 UTC 版)

軍服 (ロシア・ソ連)」の記事における「戦間期~大祖国戦争」の解説

1935年 1930年代に入ると、スターリンによる統治安定して近代化工業化進み赤軍にも現代戦術に適応するための専門性求められるうになる。こうして有資格者としての将校身分復活軍服も兵との区分化図られるようになった1935年12月3日軍令176号により、制帽鉢巻兵科色入り、庇は黒革となった上衣フレンチ、ギムナスチョルカ共通して襟と袖のパイピングズボン側線兵科色入り、袖にV字型の階級章が付く。1936年3月10日軍令33号により兵科徽章改定また、戦車兵航空兵にはそれぞれ灰色ダークブルーブレザー制服導入される1941年2月1日付け軍令005号により、フレンチ制服戦車兵航空兵開襟制服士官用ピロートカが廃止される。 M1935制帽を被る機関銃隊。ギムナスチョルカはいずれもM1924と思われるPM1910重機関銃モシン・ナガン武装 スターリン(左)と談笑するヴォロシーロフ赤軍元帥制服着用)、1935年。 M1935ギムナスチョルカ(スモックの上衣)階級下級小隊長 整列するソ連赤軍兵士1941年1942年ごろの赤軍軍服右端兵士握手している人物ブレジネフ1941年制定されギャリソンキャップ(ピロートカ)(ピロトカとも呼ばれる) 海軍士官冬季制服一等艦隊司令官(ミハイル・ビクトロフ(英語版)、1937年海軍夏季制服(コンスタンティン・バディーギン(ロシア語版)) 1943年改正 第二次世界大戦独ソ戦最中1943年ナショナリズム鼓舞する意図からか、赤軍軍服に、先述帝政ロシア軍の要素大幅に導入換言すれば「復活」ないし「復古」)された。すなわち、縦長楕円形の帽章中心に従来赤い星がくる)、立襟の上着(従来折り襟併用)、肩章で表す階級章である。加えて将官には制帽や襟の装飾に金の模様刺繍ふんだんに用いた礼服制定された。第二次世界大戦後社会主義陣営軍隊にも大きな影響与えたソ連軍軍服はこうして、「共産主義軍隊」と「ロシア軍」の2つ要素混在することになった1943年以降ソ連軍ロシア軍から引き継いだもっとも顕著な軍服特徴肩章であろう。それは19世紀各国一般的であったエポレット」の影響色濃く残す幅の広い肩章で、概ね以下のようなパターン階級を表す。 正式(礼服勤務服用いる)兵・下士官兵科色地色(以下同)に金色横線刺繍の数で表す。 尉官は2本、佐官3本の太い金色縦線刺繍入りその上に付く星の数で表す。 将官地色兵科色)を縁に細く残して肩章全体金色刺繍覆いその上に星の数で表す。 略式戦闘服、後には勤務服にも用いる。迷彩効果高めたもので、正式の肩章とは「地」と「柄」の関係が逆転している)兵・下士官は服生地と同じ色の肩章(以下同)に兵科色横線の数で表す。 尉官兵科色縁取りに1本、佐官は2本の兵科色の細い縦線入りその上に付く銀色の星の数で表す。 将官兵科色縁取りに、金色の星の数で表す。 また元帥大きな1個の星とソビエト連邦紋章並べて表されるが、これは帝政ロシアの「双頭の鷲」の紋章あしらった階級章ヒント得たものと思われる1943年以降野戦服を着用しPPSh-41RGD-33手榴弾携帯したいわゆる一般的な赤軍兵士スタイル肩章バルチック艦隊示し海軍歩兵再現した展示だが、野戦自体全軍用いられた。 1943年式の士官上衣大尉階級章付いている ゲオルギー・ジューコフ 元帥礼装ゲオルギー・ジューコフ着用していたもの元帥礼装正帽 冬季開襟制服1943年海軍夏服冬服1945年外套にピロートカの赤軍中尉(ヴァシル・ビカウ(ロシア語版)、1944年戦勝記念パレード参加したクバーニ・コサック軍団 「ソ連邦大元帥」の軍服着たスターリン肖像 空軍元帥(セルゲイ・フジャコフ(英語版)、1944年熱帯地で使用されパナマ帽 大祖国戦争当時軍服着用した退役軍人2008年

※この「戦間期~大祖国戦争」の解説は、「軍服 (ロシア・ソ連)」の解説の一部です。
「戦間期~大祖国戦争」を含む「軍服 (ロシア・ソ連)」の記事については、「軍服 (ロシア・ソ連)」の概要を参照ください。

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