成分と効能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 09:13 UTC 版)
色々な茶(浸出液)100 g中の主な成分の比較玉露煎茶ほうじ茶番茶玄米茶紅茶ウーロン茶タンパク質1.3 g 0.2 g 0 g 0 g 0 g 0.1 g 0 g ビタミンB20.11 mg 0.05 mg 0.02 mg 0.03 mg 0.01 mg 0.01 mg 0.03 mg 葉酸(ビタミンB9)150 μg 16 μg 13 μg 7 μg 3 μg 3 μg 2 μg ビタミンC19 mg 6 mg 0 mg 3 mg 1 mg 0 mg 0 mg カフェイン16 mg 20 mg 20 mg 10 mg 10 mg 30 mg 20 mg タンニン23 mg 70 mg 40 mg 30 mg 10 mg 10 mg 30 mg 茶を嗜好品として特別視せしめたのはカフェインが含有されている事であるが、茶には他にも次のような各種有効成分があると言われている。 タンニン(カテキン類) テアニン ビタミンC カフェインの主な作用は、中枢神経を興奮させることによる覚醒作用及び強心作用、脂肪酸増加作用による呼吸量と熱発生作用の増加による皮下脂肪燃焼効果、脳細動脈収縮作用、利尿作用などがある。 カテキンには実に多様な生理活性があることが報告されており、それらを列挙すると、血圧上昇抑制作用、血中コレステロール調節作用、血糖値調節作用(詳細は以下を参照のこと)、抗酸化作用、老化抑制作用、抗突然変異、抗癌、抗菌、抗う蝕などとなる。 詳細は「カテキン」を参照 チャの葉や種子のテアサポニン(theasaponin)類、アッサムサポニン(assamsaponin)類には小腸でのグルコースの吸収抑制等による血糖値上昇抑制活性が認められた(詳細は「サポニン」参照)。動物実験で日本茶、特に番茶、中でも多糖類(ポリサッカライド)を有効成分とする番茶冷浸エキスでの血糖降下作用が認められた。 テアニンにはリラックス効果、抗ストレス作用、睡眠の質の改善月経前症候群(PMS)の軽減、認知活動や気分の改善の作用がある(詳細はテアニンを参照のこと)。 モンゴルなど野菜が不足する地域では、茶を飲む習慣があり、1日に10杯程度飲むと言われているが、遊牧民が愛飲するレンガ状に固められた茶葉を分析すると、ビタミンはほとんど存在しなかった。むしろ、遊牧民が夏場に愛飲する馬乳酒中の乳酸菌がビタミンCを生成するため、野菜や果物を摂れない遊牧民のビタミンC補給源となっていると言われている。 茶はデザイナーフーズ計画のピラミッドで2群に属しており、タマネギやターメリックと共に、2群の最上位に属する高い癌予防効果のある食材であると位置づけられていた。 茶にはシュウ酸が含まれており、乾燥茶葉100 g中の含有量は、玉露(上級)1,290 mg、煎茶(上級)820 mg、番茶740 mg、ほうじ茶770 mgであった。 ハーバード大学医学部によると、お茶にはフラボノイドが豊富に含まれているため、野菜や果物と同様に物忘れをふせぐ効果があるとのことである。 なおデメリットもあり、先述の利尿作用は度が過ぎると水分不足につながることもある。
※この「成分と効能」の解説は、「茶」の解説の一部です。
「成分と効能」を含む「茶」の記事については、「茶」の概要を参照ください。
成分と効能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 22:57 UTC 版)
茶には眠気の除去や利尿作用など様々な効能がある。特に抹茶は茶葉を粉にして飲むため、葉に含まれる栄養素をそのまま摂取することができる。抹茶に含まれる主な成分は次のとおり。 カフェイン タンニン ビタミン ミネラル アミノ酸(テアニン)・たんぱく質 セルロース サポニン カテキン/ポリフェノール類 鉄などの各種ミネラル類 香気成分(数十から数百種類)
※この「成分と効能」の解説は、「抹茶」の解説の一部です。
「成分と効能」を含む「抹茶」の記事については、「抹茶」の概要を参照ください。
- 成分と効能のページへのリンク