廃線へとは? わかりやすく解説

廃線へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 19:27 UTC 版)

南海和歌山軌道線」の記事における「廃線へ」の解説

南海電気鉄道経営合理化対策として、 高度成長期以降自動車激増により電車定時運行困難になってきたこと バス併走する軌道線排他することが画策されたこと 黒潮国体機にした新たな都市計画実施 営業成績不振乗降者の減少 等を理由として、同社和歌山軌道線全線廃止決断し1971年昭和46年)の1月和歌浦口 - 海南駅前間3月残り区間2段階で全路線廃止、同線は62年歴史に幕閉じた周辺地域自治体から大きな反対起きなかった要因としては大部分併走するバス路線カバーできることと、国体開催向けた道路整備優先重んじたことが挙げられる

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廃線へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 13:40 UTC 版)

北陸鉄道金沢市内線」の記事における「廃線へ」の解説

金沢市内線廃止議論始まったのは1960年代入ってからのことである。片町周辺の道路1962年幅員22メートルへと拡幅され、市内最初歩道付き街路として整備されたが、この都市計画関連して1961年8月市内線撤去について金沢市意見があった。これについて北陸鉄道では、償却費や撤去費がかさむこと、まだ年間2700万人利用がありバスより電車の方が輸送原価が安いこと、バス転換しても道路混雑解消されないこと、といった点を挙げて撤去は適当でなない旨を表明する。ただし都市計画上の必要があれば、バス転換費用などの補償など会社希望条件満たされ場合には撤去反対しない、という意向加えていた。その後1965年6月上記暴走事故発生すると、地元北國新聞市民中に出ている市内線撤去の声に拍車をかけるであろう会社この際事故防止根本対策関連して廃止問題を真剣に考えてはどうか、という旨の社説出されている。 1965年都市計画道路拡張に伴い鳴和 - 東金沢駅前間0.8キロメートル専用軌道敷が道路予定となったため、金沢市から土地買収要請出された。そこで北陸鉄道では同区間バス転換決定12月廃止申請し1966年昭和41年2月23日付で国からの廃止許可得た。同区間3月1日付で廃止されバス転換された。 部分廃止決定後、社内最大赤字線区2年後には年間2億円以上の赤字計上する予想されるとして、北陸鉄道では市内線全廃方針打ち出し1965年11月27日株主総会前にその方針を表明次いで12月27日取締役会にて全面廃止方針決定した。翌1966年2月21日には、会社は市に対し市内線全廃バス転換正式に申し入れた会社方針対し金沢市議会では運輸対策特別委員会にて検討重ね6月15日交通緩和廃止必須という意見をまとめた。20日市議会全員協議会もこれを承認し市長答申するその後8月15日に市と会社の間に全面撤去に関する協定書交わされた。こうして市の同意得たことで会社10月から廃止手続開始し1966年12月19日付で国からの廃止許可を得るに至った廃止許可後、年末年始重なる点を考慮して橋場町 - 鳴和2.0キロメートルのみ12月26日付で廃止バス転換した。残り区間は翌1967年昭和42年2月11日付の廃止決定され2月1日からは花電車運行行った最終運行日2月10日で、路線一巡した花電車6両が23時車庫へと到着したをもって運行終了した。翌11日電車代行バス運行開始20日から電気関係3月19日から線路関係の撤去工事始まり1968年昭和43年1月21日撤去工事がすべて終了した

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