日高線運輸営業所とは? わかりやすく解説

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日高線運輸営業所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/11 15:01 UTC 版)

日高線運輸営業所
日高線運輸営業所外観(2010年8月)
基本情報
鉄道事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
帰属組織 本社鉄道事業本部
所属略号
配置両数
気動車 0両
合計 0両
備考 2009年4月現在のデータ
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日高線運輸営業所(ひだかせんうんゆえいぎょうしょ)は、北海道旅客鉄道(JR北海道)の組織であり、日高本線を管理する部署である。運転士車両気動車)も所属している。事務所は北海道苫小牧市苫小牧駅構内にある。所属略号は「」。

概要

それまで日高本線の運営は本社鉄道事業本部直轄により行なわれ、経営改善のモデル線区として新型車両の導入やワンマン化などを行なってきたが、地域に密着した弾力的かつ機能的な運営を行なうために、本社からダイヤ設定、施設の保守、予算の執行などについて権限を委譲するために設立されたものである[1]。これはJR北海道では初の試みとなった[1]。この試みはJR北海道内の分割・民営化であるとも言え、地元新聞社は「沿線ではぎりぎりまで説明がなかったのはおかしいと不安が広がっており、廃線への第一歩ではないか」などと批判的に報じた[2]

本営業所の特徴は、鉄道とバスの一貫輸送を実現すべく、自動車部門の現業機関である様似自動車営業所も傘下に組み込んだ[1]ことであったが、ジェイ・アール北海道バスへの分社化により直轄組織から外れている。

本営業所は2010年(平成22年度)まで同社の「安全管理規定」の体制図に記載されていた[3]が、翌年からは記載されなくなった[4]。以後、JR北海道ホームページに本営業所の記載は一切見受けられない。なお、沿線自治体が作成する「国民保護計画」には、現在も一部自治体において本営業所の記載が見られる[5]

組織

運転士乗務範囲

  • 日高本線(苫小牧 - 鵡川間)

過去の所属車

歴史

脚注

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  1. ^ a b c d 『鉄道ジャーナル』通巻287号 p.99
  2. ^ “日高本線の経営分離 JR北海道 苫小牧に新営業所 住民「廃止への一歩」”. 北海道新聞. (1990年6月28日) 
  3. ^ 安全報告書 2010 (PDF)”. 北海道旅客鉄道. p. 15. 2015年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月30日閲覧。
  4. ^ 安全報告書 2011 (PDF)”. 北海道旅客鉄道. p. 3. 2015年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月30日閲覧。
  5. ^ むかわ町国民保護計画(資料編) (PDF)”. むかわ町. p. 3. 2021年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月30日閲覧。
  6. ^ “日高線(鵡川・様似間)の廃止日繰上げの届出について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2021年1月5日), オリジナルの2021年1月5日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20210105050338/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20210105_KO_hidakahaishi0401.pdf 2021年1月7日閲覧。 
  7. ^ “鉄道事業の一部廃止の日を繰上げる届出について” (PDF) (プレスリリース), 国土交通省北海道運輸局, (2021年1月5日), オリジナルの2021年1月5日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20210105055746/https://wwwtb.mlit.go.jp/hokkaido/press/presspdf/202101/20210105.pdf 2021年1月7日閲覧。 

参考文献

  • 「NEWS FILE」『鉄道ジャーナル』第287号、鉄道ジャーナル社、1990年9月、 99-103頁。

関連項目

座標: 北緯42度38分21秒 東経141度35分36.5秒 / 北緯42.63917度 東経141.593472度 / 42.63917; 141.593472




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