廃線の復活
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 17:09 UTC 版)
廃線後も復活に期待して線路などが維持・放置される例もあるが(手宮線や越後交通長岡線など)、実際に復活した例は、他の鉄道線とするために一時的に廃止にした事例を除けばほとんどない(前述の銚子電気鉄道線や、可部線の一部区間など)。また、レールや枕木、架線などの施設等は撤去したものの、前例のように将来の復活に期待して跡地・用地は元の鉄道事業者が所有している場合もあるが、これも前記の例同様、復活を遂げた例はない(鹿児島交通枕崎線など)。 ただし、路線単位ではなく線路単位では、東北本線の東京 - 上野間の列車線が、線路用地を東北新幹線に転用するために1983年1月31日限りで廃止されたが、上野東京ラインとして2015年3月14日に復活した。路線単位の廃線復活ではない理由は、廃止された区間を並走する京浜東北線と山手線も、同区間は正式には東北本線だからである。 スコットランドでは1969年にビーチングによる不採算路線整理の一環として廃線になったウェイヴァリー線(英語版)の一部区間(全48キロ)がリニューアルされ、2015年9月9日にボーダーズ・レールウェイとして復活している。
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