少年バットによる被害者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:50 UTC 版)
「妄想代理人」の記事における「少年バットによる被害者」の解説
偽少年バット(狐塚誠)による被害者も含む。 川津 明雄(かわづ あきお) 声 - 内海賢二 第1話から登場。少年バットによる通り魔事件を追うルポライター(週間噂マガジン)の男性。37歳。 交通事故を起こし、後述する相手の老人の息子に入院費と慰謝料を払うのに切羽詰っていた。通り魔事件のことを嗅ぎ付け、最初の犠牲者となった月子を記事のネタとして付き纏うが、途中で少年バットに襲われ2人目の被害者となった。 鯛良 優一(たいら ゆういち) 声 - 山口眞弓 第2話から登場。事件発生現場の近くに住む小学生。11~12歳。武蔵野南小学校に通っている。年齢の割にクールでナルシスト。家庭教師・晴美に想いを寄せる。 勉強、スポーツ、人気、全てにおいて完璧であり、何をやっても一番なことからクラスでは「イッチー」と呼ばれる人気者であった。児童会会長の選挙にも立候補し自らも当選確実だと思っていたが、その矢先に金色のローラーブレードや野球帽などの外見的特徴から少年バットの疑いをかけられたことで一転、いじめの対象にされてしまう。それによりかねてから嫌悪していた牛山がクラスの人気者に成り上がり、全ては牛山のせいだと逆恨みする。そんな中、牛山と一緒に下校した際に彼が少年バットの被害に遭い、周囲の自分への疑いが増すことを予測して翌朝から自身の部屋にひきこもり疑われる恐怖に脅えていたところ、妄想の世界から少年バットに襲われ4人目の被害者となる。しかし、それにより疑いから解放されたため被害に遭ったことを喜ぶ。 牛山 尚吾(うしやま しょうご) 声 - 津村まこと 第2話から登場。武蔵野南小学校に通う生徒。12歳。いじめが理由で優一の通う小学校に転校してきた小学生。 前の学校のスクールカウンセラーに「何事にも積極的に挑戦する」ように言われたことから、児童会会長に立候補するなどしたことが功を奏し、「ウッシー」と呼ばれ人気者になる。そのせいで優一に嫌われるが、本人にはその自覚がない。優一と一緒に下校していたところで少年バットに襲われ3人目の被害者となるが、後に狐塚誠による犯行だったことが判明する。 蝶野 晴美(ちょうの はるみ) 声 - 三石琴乃 第2話から登場。25歳。控えめで大人しい性格。眼鏡を掛けている。慈愛大学で笠秋彦の大学研究室の助手を務めながら、優一の家庭教師をしている(優一の事件後は見舞いをしている)。 二重人格であり、ホテトル嬢のもう一つの人格「まりあ」が存在する。まりあの時の記憶はなく留守電話を介して会話をしている。秋彦にプロポーズを受け夫婦になるが、入籍はしていない。自身が二重人格を抱えていることや裏の顔を秋彦は知らないため、彼に正直に告白すべきかを悩んでいる。まりあとの争いの最中、少年バットに襲われ5人目の被害者となる。まりあ 蝶野晴美のもう一つの人格であるホテトル嬢。 晴美の時の記憶はなく留守番電話を利用して会話をしている。晴美とは対照的に自由奔放で気性の激しい性格。濃い化粧に付け黒子やかつらを被ることが多く、眼鏡はかけない。また、服やカバンも晴美とは別のものを使う。晴美がプロポーズされたことで彼女の幸せに嫉妬し、逆恨みをする。12、13話にも登場。 蛭川 雅美(ひるかわ まさみ) 声 - 中嶋聡彦 第3話から登場。どこか飄々とした中年の警察官(班長)。猪狩とは昔からの友人。まりあの常連客でもあり、まりあや他のホテトル嬢には必ず自分のことを「お父さん」と呼ばせている。 一見家族思いの男性だが、影では金を見返りに暴力団に情報を流したり、娘の妙子の部屋に隠しカメラを仕込み、着替えを盗撮していた。そのため、カメラの存在に気付いた妙子は家出してしまう。家族の為にマイホームを建てるのが夢だったが、真壁に脅され、資金集めのために覆面を被りひったくりを繰り返し、薬物にも手を出してしまう。自分の悪行を止めてほしいと強く願っていたときに偶然にも少年バットに扮した狐塚誠に襲われるが、反撃して誠を逮捕した。その後、台風の土砂崩れによりマイホームは無残にも倒壊し、住む家を失った上に妙子は記憶喪失状態となってしまう。少年バットによる6人目の被害者。 狐塚 誠 (こづか まこと) 声 - 阪口大助 第5話から登場。自分が聖戦士だと思い込む南中学の2年生。本物の少年バットと違い、上歯に矯正器具をつけている。偽少年バット。 現実と妄想の区別ができていない所があり、自らの少年バットとしての犯行は聖戦士としての使命と本気で考えていた。少年バットとして蛭川に現行犯逮捕されるが、彼自身もまた猪狩の強引な取り調べにより心身を追い詰められていき、留置場内で本物の少年バットに殺害される。しかし、少年バットの存在が実証できず、公には自殺とされ、この件によって猪狩と馬庭は職を追われてしまう。少年バットによる8人目の被害者。 蛭川 妙子(ひるかわ たえこ) 声 - 水樹奈々 第6話から登場。蛭川の一人娘。 小さい頃から父を敬愛し慕っていたが、ふとしたことから父親の悪行を知り、父親と自身を嫌悪し家を飛び出す。その後も情緒不安定な状態が続き、台風の日に少年バットに襲われ記憶喪失になってしまう。少年バットによる7人目の被害者。
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