天津飯の技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 14:13 UTC 版)
「天津飯 (ドラゴンボール)」の記事における「天津飯の技」の解説
舞空術(ぶくうじゅつ) 全身の気をコントロールしながら放出することによって、空中を飛行する鶴仙流独自の技。後にはほとんどの戦士が体得した。 どどん波(どどんぱ) 鶴仙流暗殺奥義。人指し指に気をため放出する、鶴仙人が編み出した技。その威力はにわか仕込みのかめはめ波では到底及ばない(亀仙人の発言より)。第22回天下一武道会で悟空に使用。初期の頃に(原作では一度だけ)使ったのみで、以降は下記の気功砲を主に使うようになる。 かめはめ波(かめはめは) 亀仙流の技。技をコピーできることを示すため、第22回天下一武道会にてジャッキー・チュン(亀仙人)に向けて放った。 気合い跳ね返し / かめはめ波跳ね返し / 気合い返し 気合いを放ち、相手の気功波をそのまま跳ね返すカウンター技。ヤムチャのかめはめ波を跳ね返しており、亀仙人によると威力の大小にかかわらず、かめはめ波そのものが通用しないとのこと。 太陽拳(たいようけん) 額に両手をかざし、気を強烈に発光させて発射し目を眩ます、天津飯が独自に生み出した技。鶴仙流の技ではないため、初使用時には「新鶴仙流」と呼称している。初期には、天津飯が使う太陽拳について額にある三つめの目から猛烈な光を発すると解説されたこともある。 悟空やピッコロは太陽拳を天津飯の技として認識していた。技としては簡単・便利なため、後に悟空やクリリン、セルが逃走時に使用している。 サングラスをかけている天下一武道会の審判などには効果がない。『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』では新太陽拳というオリジナル技が追加されている。 マシンガン突き / 顎龍拳(がくりゅうけん) マシンガンのように素早い突きの連打。第22回天下一武道会で悟空に使用。 「ドラゴンボールZ Sparking!」シリーズでは桃白白も同じ技を使う。 排球拳(はいきゅうけん) 天津飯唯一の趣味であるバレーボールをヒントに編み出した技。人間をボールに見立て、レシーブ・トス・アタックの3段攻撃を仕掛ける。「とっておきの技」と語っており、第22回天下一武道会で悟空に使用。 普段は硬派な天津飯だが、この技の際は女性口調に変貌し、目付きもニヤけたものになるなど、ギャグ的要素が強い。本人いわく「てれずにやれよ!」。 四妖拳(しようけん) とても苦しそうに肩に力を込め背中の肩甲骨を腕の形に変化させ、計4本の腕で戦う技。通常の倍以上の攻撃力を発揮することができるうえ、背中を掻くこともでき、やめるときは腕が背中にスッと消える。第22回天下一武道会で悟空に使用。手数の多さで翻弄したが、それ以上の攻撃速度で対応されてしまい、正攻法で勝つのは困難と解除された。 気功砲(きこうほう) 両手から全身のエネルギーを一気に放出させる、鶴仙流禁断の秘技。莫大な威力がある代償に、自らの命を削る危険な技であり、亀仙人が「鶴仙人め、教えてはならん技を」と憤っていた。広げた両手の指を重ねて照準を作るため、四角い被弾跡を残す特徴がある。 初使用時は、後に会得する新気功砲と若干構えが異なり、右手を内側に左手を外側に構える。だが、初使用後は通常の気功砲も新気功砲と同じく五指の先端を合わせて構えるようになった。ゲーム『ドラゴンボール ファイターズ』では気功砲と新気功砲とで構えが差別化されている。 作中では第22回天下一武道会で悟空に使用したのが最初であり、武舞台を一瞬で消滅させて地中深くまで穴を開けた。第23回天下一武道会では、ピッコロが周囲を吹き飛ばそうとしていたため、避難場所を確保するべく地面に穴を開けるのに使用。 サイヤ人編ではナッパに瀕死の重傷を負わされた状態から片手でこの技を放つが、ナッパにダメージを与えるには至らず、体力を使い果たして実際に命を落とした(『レイジングブラスト』ではこの際の気功砲に「魂の気功砲」と名称が付いた)。 魔人ブウ編では、悟飯らの危機を救うために現れ、魔人ブウ(悪)ゴテンクス吸収体の放った気功波を打ち消し、アニメではブウにも直接放ったがダメージには至らなかった。 また『復活の「F」』でもフリーザ軍の兵士たちに使用した。 魔封波(まふうば) 鶴仙人と亀仙人の師匠である武泰斗が開発した技。気を奔流状に操作して展開することで相手の体の自由を奪い、お札が貼られた蓋付きの容器の中に封印する特殊な技。亀仙人がピッコロ大魔王相手に使用し失敗して落命した後、一部始終を目撃していた天津飯も特訓の末習得している。 身体への負担が大きく、使用すると命を落とす場合もある危険な技。原作では電子ジャーが壊れていたため未使用に終わり、アニメで使用した際は体力こそ大きく消費したものの命を落とすことはなかった。 気合い / 気合い消し 気合いを発するだけで気功技を消滅させる。桃白白の放ったスーパーどどん波を一喝でかき消した。 四身の拳(ししんのけん) 実体のある4人に分身する技。分身は意識を共有しており、相手を取り囲んで逃げ場の大部分を封じた後に計12の目で相手を捉えて追撃する。弱点は実体で別れると1体ずつの実力は低下し、4人に分かれると1体の実力は4分の1にまで低下すること。アニメでは「天流秘奥義」と言っており、ジース&バータ戦で2人に分身したこともある。 第23回天下一武道会では、武舞台の四方に別れて悟空に気功波による一斉攻撃を仕掛けたが、悟空に前述の欠点を見破られ速攻を仕掛けられると、舞空術を使う間もなくほぼ同時に場外に吹き飛ばされた。 『ドラゴンボール超』の力の大会では、遠距離から射撃位置を変えながら狙撃してくる第2宇宙の戦士ハーミラに対して、四身の拳で4人に分身し、4人分の視界と三つ目の動体視力でハーミラからの光線弾道を見切りつつ射撃位置の特定を試み、同時に分身を盾に利用して光線を防ぎながら接近を仕掛けた。 ゲームでは四身の拳で分身した上で4人同時に気功砲を放つ技「四身の拳・気功砲」も存在する。 眼から光線 / 光線眼(こうせんがん) 額の目から発射する気功波で、第23回天下一武道会で四身の拳と併用して悟空に使用。額に両手の人差し指と中指を合わせたポーズから発射する。四身の拳を使用して4人になって放つと、4本の光線が一点に集中して相手を攻撃する。 新気功砲(しんきこうほう) 修行により気功砲を進化させた技。セル(第2形態)が身動きできないほどの激しい威力の衝撃波を放つ。 連発が可能になり、原作では約10発、アニメでは30発ほどをセルに放ち、人造人間18号が負傷した16号を連れ姿を隠すまでの時間稼ぎに成功するが、力を使い果たし瀕死の状態に陥った。 通常の気功砲とは若干構えが異なり、右手と左手を前後にずらさず五指の先端を合わせて構える。 新気「巧」砲と表記されたこともある。 『ドラゴンボール超』の力の大会では、亀仙人が萬国驚天掌で第3宇宙の戦士ザ・プリーチョの体の自由を奪い、その隙を天津飯が新気功砲で場外に撃ち飛ばすという連携をみせたり、姿を隠して遠距離から狙撃してくる第2宇宙の戦士ハーミラに対し、この技を放って銃口を備える両腕を破壊するなどしている。
※この「天津飯の技」の解説は、「天津飯 (ドラゴンボール)」の解説の一部です。
「天津飯の技」を含む「天津飯 (ドラゴンボール)」の記事については、「天津飯 (ドラゴンボール)」の概要を参照ください。
- 天津飯の技のページへのリンク