埼玉県の対応
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「狭山茶の放射能汚染問題」の記事における「埼玉県の対応」の解説
日付概要2011年5月17日 上田清司埼玉県知事が記者会見で、お茶の暫定規制値について、荒茶や生茶葉のセシウムを問題にするのではなく、いわゆる飲用茶の段階で判断すべきとの考えを示す。 2011年6月7日 上田埼玉県知事が6月2日付の荒茶段階の検査依頼通知が、重要な依頼文書なのに、「発信元:厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課、宛先:埼玉県衛生主管部(局)」と、職名の表示がない担当課から担当課への事務連絡という形式であることに反発し、細川厚生労働大臣宛に、速やかに議論の経緯や、荒茶への暫定規制値適用の根拠を示した上で、貴職から当職あての文書により説明願いたい旨申し入れ。 2011年6月13日 上田埼玉県知事が記者会見で、6月10日細川厚生労働大臣から知事あての文書が届き、内容的には荒茶の基準についての説明は十分ではないが、正式な文書が来たと受け止め、検査の準備を進めるように指示したことを発言。 2011年7月15日 一番茶、二番茶とも、生茶、荒茶、飲用茶のいずれも暫定基準値を超えた検体がなかったことから、県は「埼玉のお茶は安全。安心して飲んでほしい」と安全宣言。 2011年9月14日 全銘柄の出荷停止を要請、サンプリング調査の実施を発表。埼玉県農林部が「狭山茶に係る今後の調査と安心の確保について」を発表。若芽・早摘みの製品をはじめ狭山茶の全銘柄について、埼玉県と(社)埼玉県茶業協会が合同で調査を実施し、安全性が確認されたもののみ市場に流通させる趣旨。また、「新芽」のうち、特に早い段階で摘み取られた「若芽・早摘み」で高い濃度となるとの知見がなく、特に「若芽・早摘み」製品に着目した調査は行わなかった。現時点から考えれば、あらゆる可能性を考慮した調査を行うべきであったと猛省をしている旨発表。 2011年9月15日 全銘柄のサンプル調査について、当初、茶商と農家から検体の茶葉の提出を受けるとしていた方法を撤回し、県職員が茶商に出向いて検体を任意に選び出す方法に変更することを決める。 2011年10月5日 埼玉県農林総合研究センター茶業研究所が「セシウム濃度低減に向けた茶園の管理指針」を発表。 2011年10月14日 埼玉県議会が「放射性物質による製茶の被害に対する早急な対策を求める意見書」を可決。 2011年11月31日[要検証 – ノート] 埼玉県農林総合研究センター茶業研究所が製茶から抽出した飲用茶の放射能調査結果についてを公表。 2012年1月7日 県茶業研究所で上田知事が狭山茶の生産者や地元の自治体の市長などと面会、「今後、生産者や地元の自治体と協力して安全性の確立に手を尽くし狭山茶ブランドを消費者にPRしていきたい」と話す。 2012年1月10日 埼玉県農林総合研究センター茶業研究所と農業支援課が「放射性セシウム濃度低減に向けた茶園の管理指針(第2報)」を発表。 2012年2月7日 上田埼玉県知事が記者会見で、全く問題ないということを確認した時点で、狭山茶についてその安全性のアピールをすべく、新年度にテレビCMなども含めた予算化をしている旨発表。 2012年2月22日 埼玉県農林総合研究センター茶業研究所と農業支援課が「放射性セシウム濃度低減に向けた茶園の管理指針(第3報)」を発表。 2012年2月23日 農林総合研究センター茶業研究所に、放射性物質測定機器(シンチレーション測定器)を導入したことを発表。 2012年3月15日 埼玉県農林総合研究センター茶業研究所と農業支援課が「放射性セシウム濃度低減に向けた茶園の管理指針(第4報)」を発表。 2012年3月22日 埼玉県と県茶道協会、県煎茶道連盟による「狭山茶を楽しむ集い」が、さいたま市浦和区の知事公館で開かれる。 2012年3月28日 上田埼玉県知事が記者会見で、新基準による調査を全茶工場を対象に荒茶段階で実施する予定であると発表。 2012年4月12日 埼玉県が、平成24年産については、荒茶を製造している県内約250工場を対象に各1検体以上を採取し検査することを茶業者に説明。 2012年4月24日 埼玉県が、平成24年産狭山茶について、厚生労働省が定めた新たな食品基準に則り、栽培段階、加工段階、流通・販売段階の3段階チェックにより、安全性の徹底を図ることを発表。 2012年4月24日 埼玉県が狭山茶「県産品」プレゼントキャンペーン(狭山茶を買って県産品を当てよう!)を実施。 2012年4月25日 埼玉県農林総合研究センター茶業研究所と農業支援課が「放射性セシウム濃度低減に向けた茶園の管理指針(第5報)」を発表。 2012年5月18日 県内各地で狭山茶の試飲・配布を行い、狭山茶の美味しさを伝える「狭山茶もてなし隊」を結成。 2012年5月18日 狭山茶をPRするポスターを制作。モデルに川口市出身の演出家・蜷川幸雄さんと55歳以上の団員による演劇集団「埼玉ゴールドシアター」等のメンバーを起用。 2012年5月20日 狭山茶PRのテレビコマーシャルを放送開始。山手線等の車内ビジョンでも放映。 2012年5月22日 西武ドームでの埼玉西武ライオンズ対読売ジャイアンツ戦に埼玉県がゲームスポンサーとなって「狭山茶応援スペシャルデー」を開催。 2012年5月26日 人気アニメ「フジログ」の主人公オサムと狭山茶をPRする埼玉県職員のやりとりを通じて”おいしい狭山茶”をPRするCMを作成、公開。声優に、県職員で市民ランナーの川内優輝さんを起用。
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