名柄クリーニング店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/26 04:28 UTC 版)
「うえきの法則+」の記事における「名柄クリーニング店」の解説
植木耕助(うえき こうすけ) 本作の主人公。火野国中学3年。天界人であるが人間界で人間として暮らしている。2年経っても「自分のことより他人のこと」な性格は相変わらず。2年の間に通販好きになったようで、胡散臭い通販グッズを使用多数持っている。再会の才の持ち主。 仲間達から失われた記憶を取り戻すためにウールと共に繁華界へ向かう。前作の“ゴミを木に変える能力”や“神器”の力は失われたが(ただし、天界人としての頑丈さと回復力は失われていない)、ナガラの協力によって道具紋を得た後のシロと戦いの際、「誰かを守れる力が欲しい」という強い思いに呼応して効果紋を手に入れ、職能力者となる。「モップ」に「摑(ガチ)」を加える能力 モップの先端を伸ばし、対象物を掴んで自分の手元に引き寄せる能力。限定条件は掴む対象が自分の目に見えていること。モップの毛同士を掴み合わせて質量を増やし、巨大な自分の頭型にしたものを相手へ叩き落す“モップヘッドバッド”という技や、3ヵ月の月日の特訓で、筒状にした複数の毛を連射する“モップ矢の雨(レインボウ)”などが使えるようになった。 入手時はボロモップだったが、スメレオンの治療が終わった後にモップの色が七色に変わった。 ウール 自称「犬」の羊。羊なのにしゃべれ、しゃべるときだけもみ上げが生える。 一人称は「我輩」でオッサン臭い。義理人情に厚い性格でもあるようで、植木に助けられたことから彼を飼い主(オーナー)と定める。ギンゾーの“一括返済”(ビリオニバース)からトラックを盾に使い植木を救った後、しゃべれなくなっている。体毛は大抵の衝撃なら簡単に吸収できる様子。 選考会では迷子になっているところを捕獲され、ルチャの能力によってバラバラにされて選考に利用された。 もみ上げは作者が第一話を出したとき、担当に「ウールの人格が変わっても目つきが変わっただけであまり違いが見えない」と言われたため、全ページにもみ上げを足したと言う(第一巻巻末カバー「製作裏話 うらうえき」参照)。 ナガラ 22歳。名柄クリーニング店の店長。店長のくせに洗濯機の操作すら出来ない。常に飄々として底の知れない性格。本人曰く好きな言葉は「純白」、嫌いな言葉は「油汚れ」。 プラスの弟。職能力者。かつては天才と呼ばれていたらしく周りにはかなり警戒されており、相当な実力者。「砂時計」に「癒(テラピ)」を加える能力 砂時計の砂が逆流し、砂時計をつけている人(や服)のダメージをナガラ本人が溶かすことで癒す力。砂時計で吸い上げた自分や他者のダメージを引き受け、自分の中で少しずつ溶かしていく。引き受けたダメージは小分けにして溶かすため死ぬことは無いが、傷の程度によっては溶かしている間、動けなくなるほど苦しいらしい。引き受けられるダメージには限界がある。 ハイジ 17歳。ミリーの兄。3トンもの洗濯機を武器として使い、素手でも強い。服の背中に当て字で「魅梨衣命(ミリー命)」と書いてある重度のシスコン。普段はツッコミ役だがミリーのことになると見境なく暴走する。かなりガラが悪いが、情に厚く、筋の通らないことを許さない優しい人間である。動物好きで知識も多く、戦闘時は主に高い腕力を活かした打撃技を出しているが、技名は全て動物の名前がつけられている(アカアナグマ百楼拳・スコティッシュ29球拳など)ため、妙な物となっている。ベランダから落ちたミリーを救ったときの傷が額にある(よく見ると眼帯(?)に”治”と書いてある)。 「借金の利息を緩くする代わりに上司の命令に絶対に逆らわない」という条件でテクリン金融で働いていたが、植木に助けられ、ナガラの店に戻る。チロルとの戦いで「筋を貫き通すための力が欲しい」という思いに呼応して職能力に覚醒する。「洗濯機」に「撃(ガン)」を加える能力 洗濯機から出た水の弾を、指先を発射台にして打ち出す。凄まじい水圧で石柱も軽く貫通するほどの威力があるが、弾数には制限があり、立て続けで6発しか撃てない。2発同時に使うトルネード撃砲(ガンキャノン)なる技や、撃(ガン)MAXなるわざもある。 ミリー ハイジの妹。名柄クリーニングに居候している。植木が繁華界で初めて会った人間であり、ギンゾーに父親の形見の時計を奪われそうになっていたところを助けられた。選考会終了後はヘアサロン漆黒に預けられている。常識人。植木を「羊飼いさん」と呼んでいる。 ソラ 名柄クリーニング店員。ハンバーガーが大好物の14歳の少女。頭脳明晰な策士で、いつ如何なるときもマイペース。ミリーとは知り合いで一緒に「ねー!!」と言いあうほど仲良し(このためハイジは2人の関係を妬いている)。口癖は「ドゥーユーアンダスタン?」。人のことを「っち」をつけて呼ぶ。 かつてはハンバーガーショップで働いていて、主人が亡くなった後、ナガラに引き取られて現在はクリーニング店に勤めている。幼少期から非常に頭が良かったため、周りから疎まれ本当の仲間を作れずにいた。既に職能力に覚醒していたのだが、ナガラに能力の使用を控えられ、ハンジョブを装っていた(一人だけハンジョブだったハイジに気を使っていたとのこと)。しかし、その後口を滑らせてあっさり能力者であることが仲間にばれてしまった。「ハンバーガー」に「倍(ダブル)」を加える能力 ハンバーガーを食べることで、2人に分身したり身長や速さを2倍にすることが出来る。この能力による効果は5つあり二人に分身する「バイソラ」、体を2倍の大きさにする「デカソラ」、動くスピードを2倍にする「ハヤソラ」、体の硬度を2倍にする「カタソラ」、ジャンプの高さを2倍にする「トビソラ」がある。能力の解除は任意でできる。なお、それぞれの能力を複合することも可能(「バイハヤソラ」など)。1度能力を使って戦うと、その日は以降能力が使えなくなる。
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