反捕鯨運動とは? わかりやすく解説

反捕鯨運動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 09:40 UTC 版)

捕鯨問題」の記事における「反捕鯨運動」の解説

反捕鯨」を参照 日本政府水産庁海外援助発展途上国の票を買うことはしていない公表している。 グリーンピースシーシェパードといった反捕鯨NGO活動船日本ノルウェーなどの捕鯨船とのトラブルがある。シーシェパード暴力的な示威活動カナダデンマーク日本ワシントン州インディアン部族であるマカー族に対して起こされている。 反捕鯨には日本人への人種差別基調にあるという言説によれば1978年6月IWCロンドン総会日本代表団は反捕鯨団体に赤い染料かけられ、「殺人者バーバリアン(野蛮人)!お前たち殺したの血だ!」と怒号かけられそうした様子は「この野蛮人をみよ」としてBBC放映された。1979年総会でもロンドンのトラファルガー広場で「日本死刑執行」と称して眼鏡をかけた人形吊るし、銛で刺すデモンストレーションや、日の丸焼かれるなどした。こうした行動は同じ捕鯨国ノルウェーソ連に対して行われなかった。しかしながら捕鯨問題に詳しいC.W.ニコル日の丸焼かれ事件について飽くまでも差別的な個人が煽っているのであり、人種全体がそうだという訳ではないのだと語っており、また、捕鯨問題黄色人種白人対立ではない、反捕鯨主義者一部日本人一部人種問題扇動しているとしている。 2010年1月オーストラリア人1000人を対象にした世論調査では94%が捕鯨反対している(「ニューズウィーク日本版2014年4月15日号より)が、南極海領域管理しているという点からのテリトリー意識観光資源として利益保護という点もあるのだろうとされる。またオーストラリア人傾向として調査捕鯨のように主張調査)と実際行為捕鯨)が異なる「分りにくいこと」は嫌悪され、反発を招く傾向があり、現実乖離している印象与え続けた事が事態大きくしたという指摘もある。 2008年にはグリーンピース日本支部によるクジラ窃盗事件発生した平成17年には日本鯨類研究所グリーンピースジャパンに対して暴力的な妨害について公開質問状出した岸上伸啓環境NGOグリーンピースは、反捕鯨資金集めの手段としており「抗議ビジネス」であり、グリーンピース支援者から注目集め資金をえるために,クジラに関して誇張した情報流して人々不安心理を掻きたてメディア操作し欧米政治家中にはクリーンなイメージアピールし支持者集め手段として反捕鯨訴える者がおり、捕鯨問題政治的に利用されているとの批判があるとしている。 また、この問題は、日本の経済好調であった時期欧米諸国自然保護団体同調した自動車産業団体や、農産物生産者等によって利用されジャパンバッシング起因する反日運動一つとして過激な運動パフォーマンス行われた。 尚、川端裕人によると、ニュージーランド日本好印象持っており、グリーンピース・ニュージーランド反捕鯨キャンペーンキャッチフレーズは「日本好きだけど、捕鯨には胸が痛む!」であると指摘している。 エコテロリストへの対抗運動 日本統一戦線義勇軍榎本正隆オーストラリアへ派遣して2008年から一年間オーストラリアで反シーシェパード活動行っていた。榎本によるとオーストラリア人中には日本捕鯨をした方がいいと言う人も沢山いて、大半オーストラリア人は反シーシェパードである(あれは下品)と述べている。 主権回復を目指す会シー・シェパード協力した映画ザ・コーヴ』を反日映画として、日本国内公開禁止抗議活動強硬に行ったしかしながらこの抗議活動は製作に関与していない日本国内映画配給会社映画館支配人自宅での抗議であり、支配人高齢母親攻撃される至って家族攻撃するのは右翼であれ左翼であれ許されざることであり、統一戦線義勇軍や一会など他の右翼団体反発招いた前述統一義勇軍榎本曰く外国映画日本人同士ぶつかっている奇妙な構図だと指摘している。 デンマークフェロー諸島ゴンドウクジラ協会捕鯨PR活動行っているが、これはシー・シェパードによる妨害活動対抗する為に設立されたものである

※この「反捕鯨運動」の解説は、「捕鯨問題」の解説の一部です。
「反捕鯨運動」を含む「捕鯨問題」の記事については、「捕鯨問題」の概要を参照ください。

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