反撃と撤退
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 15:41 UTC 版)
「第三次ピーターズバーグの戦い」の記事における「反撃と撤退」の解説
南軍第2軍団ブライアン・グリムズ少将師団のウィリアム・R・コックス准将の旅団が、破られた主前線の東の前線を保持していた。その前線の捕獲した部分を保持するジョセフ・ハンブリン大佐(名誉准将)の旅団を除いて、第6軍団が南西に転じたので、コックスの旅団は直接攻撃されず、またコックスもハンブリンに反撃していなかった。 レイン准将がその陣地から撤退した時に、グレッグ砦の近くでカドマス・ウィルコックス少将と会った。ウィルコックスは南軍の前線を取り戻すか、少なくともさらなる突破を止めるか試みることを主張した。グレッグ砦の近くで、ウィルコックスとレインは、第6軍団の突破によって逃亡したレインとトーマスの旅団の落伍兵約600名を集めた。主前線の北にあるこの陣地から南軍は、捕獲した前線の端を保持していたヘンリー・C・フィスク中佐とジョン・ハーパー中佐の指揮するハンブリンの旅団の約80名を攻撃した。北軍兵はこの大部隊を前にして後退し、捕獲していた大砲2門を後に残していった。レイン隊が前の前線とは直角に教会道路に沿って西を向いた前線を形成した。この小さな前進は1時間も持たなかった。南軍の前線の4マイル (6.4 km) 以上が北軍に占領されていた。 その約15分後、ギボンの第24軍団が教会道路前線と、グレッグ砦とウィットワース砦に向かって前進した。ロバート・S・フォスター師団のトマス・O・オズボーン大佐(名誉准将)の先導旅団からの即座の攻撃で、前線と大砲2門を再度確保した。レインとトーマスの旅団の守備兵が新しい前線を形成すると、砦の前面に移動していたナサニエル・H・ハリス准将のミシシッピ旅団がグレッグ砦とウィットワース砦の方に後退した。オズボーンの旅団が損失を出すことなく、北軍の前線で起きた小さな後退を回復した。ギボンはその第24軍団の前進を続け、ウィットワースの家に近いアポマトックス川に向かった。
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