十両昇進から横綱昇進までとは? わかりやすく解説

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十両昇進から横綱昇進まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 23:30 UTC 版)

曙太郎」の記事における「十両昇進から横綱昇進まで」の解説

1990年3月場所新十両同年9月場所若花田(のち若乃花)、大翔山貴闘力とともに新入幕ちなみに一文字四股名新入幕力士1916年5月場所新入幕明 虎吉(あきらか とらきち以来74年ぶりであった。また1993年3月場所には、1915年6月場所の鳳 谷五郎以来、実に78年ぶりの一文字四股名新横綱となった新入幕の頃には既に内心大相撲対す使命感持っていたとのことであり、これについては「僕らの場合は8勝、勝ち越しなんかじゃ許されない10番くらい勝って、ようやく『まぁまぁよかった合格点みたいな感じだったわけです。それくらい周囲期待ものすごいものがある。でも、それに応えて、それでも満足できない僕らがいたんですよ」と引退後インタビュー述懐している。また、当時前頭筆頭地位だった1991年7月場所初日では、体重が200Kg以上の巨漢横綱だった大乃国を、曙自ら立合いから一撃大乃国押し倒し土俵の外へ一気吹っ飛ばした事もあった。なお、同場所で復活懸けた横綱大乃国は、この一番で調子狂わせたのか8日目で4勝4敗の成績不振により、この1991年7月場所限り現役引退となっている。 1992年5月場所千秋楽では、最後まで優勝争い加わっていた当時前頭7目の若花田一気押し倒して、幕内初優勝果たした。これで直近3場所の成績が、全て三役地位13勝(優勝次点)-8勝-13勝(優勝)で合計3411敗、大関昇進目安とされる三役で3場所合計33勝以上」の成績挙げる。但し「2場所前の8勝7敗が物足りない」という意見一部出ていたものの、当時横綱5月場所直前北勝海引退して空位大関小錦霧島二人かいなかった事情有って満場一致で曙の大関昇進決まった昇進伝達式では「大関地位汚さぬよう、けいこに精進します」と口上述べた。 しかし期待され新大関の翌1992年7月場所直前直前ヨーロッパ巡業による時差ボケ遠征疲労影響か、稽古中に足の小指骨折してしまった。曙本人強行出場直訴したもの師匠初め周囲の大反対意見を受け、医師からも「ここで無理すれば完治までに3か月かかる。安静にていれば1か月治る」と説明されたことで、初土俵以来初の無念全休に。いきなり大関角番となった次の同年9月場所は、9日目で3勝6敗と黒星先行。あわや大関2場所目で関脇陥落大ピンチだったが、そこから切り抜け終盤6連勝、9勝6敗となんとか勝ち越した。とはいえ本人にとってこの場所の不甲斐なさは相当であったようであり、場所後は「吐くまで飲んだ」と伝わる。そして1992年11月場所では14勝1敗と2度目優勝11月場所後の横綱審議委員会では「曙の風格実績はまだ十分ではない気がする」「成績内容ともハイレベルな横綱作ろう」との意見出て横綱昇進には厳しい条件付きつけられたが、翌1993年1月場所も、11日目平幕相手に2敗を喫した時点一度横綱昇進は「破談」とされたが、千秋楽結びの一番では大関昇進賭けていた関脇貴花田との直接対決をわずか2秒余り圧倒し13勝2敗で3度目優勝。2場所連続優勝果たしたことで1月場所後の横綱審議委員会では曙の横綱昇進推薦され外国出身初の横綱昇進した。これにより1992年5月場所から1993年1月場所まで5場所(番付上は4場所)続いた横綱空位解消された。当時の曙は「すんなり昇進できた」と認識していた一方で貴花田大関昇進についてかなり厳し見方があったことが伏線になっていたと振り返っている.。横綱昇進伝達式では「横綱地位汚さぬよう、けいこに精進します」と口上述べた

※この「十両昇進から横綱昇進まで」の解説は、「曙太郎」の解説の一部です。
「十両昇進から横綱昇進まで」を含む「曙太郎」の記事については、「曙太郎」の概要を参照ください。

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