初期日本UCAT
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「終わりのクロニクル」の記事における「初期日本UCAT」の解説
衣笠・天恭(きぬがさ・てんきょう/いがさ・あまやす) 神州対応論を提唱した護国課の設立者。八大竜王の長として日本UCATに所属した。 一切の過去が謎に包まれた隻腕の老人。衣笠書庫を作り、ゲオルギウスの制作技術を考案した。 第二次世界大戦を予言して出雲航空技研や日本政府に神州対応論を認めさせ、通じてGの存在を知らしめた。後の神焉竜封印で死亡。その正体はノア逆封印により過去へ落ちた佐山・浅犠。 佐山・薫(さやま・かおる) 総会屋の老人。4th-Gと8th-G担当の八大竜王。本編の少し前に死去。 佐山・浅犠の養父で、祖父として佐山・御言を育てた人物。御言に勝るとも劣らない変人であり、珍奇な技術も含め、多岐に渡る英才教育を施した。現在はLow-Gの冥界で残る八大竜王が来るの待っている。 ジークフリート・ゾーンブルク 声-銀河万丈 衣笠書庫の司書。元護国課顧問兼1st-G担当の八大竜王。 禿頭で長身の老いたドイツ人。「魔法使い」と謳われた術式使い。飛場・竜徹とは今も付き合いがあり、時折電話で話す仲。ただしリチャード・サンダーソンは酷く嫌っている。 長命化手術を受けている。ブレンヒルト・シルトとは1st-G滅亡に関して遺恨があったが、1st-G全竜交渉で和解した。 飛場・竜徹(ひば・りゅうてつ) 飛場道場の道場主。3rd-G担当の八大竜王。 赤い右目をした小柄な老人。佐山・御言や孫である飛場・竜司に飛場流格闘術を教えた。赤い右目はレアの目を移植したもの。 3rd-Gの全竜交渉では竜司に穢れを祓わせるべく、荒人・改と引き換えで独自行動を認めさせていた。ちなみに飛場道場は戦場として幾度も破壊されるが、竜徹本人は一切無視で参戦しない。 趙・晴(ちょう・せい) 日本UCAT医療班長。7th-G担当の八大竜王で技術の後継者。 少女の外見は延命技術と不老技術によるものであり、実際はかなりの高齢者。 しかし7th-Gとの概念戦争時に時間も歪んだ空間に長期滞在した事で、肉体は技術も追い付かないほど老朽化している。7th-Gの全竜交渉が終わった後に老衰で死去。 アブラム・メサム 日本UCAT実働部部長。9th-G担当の八大竜王とされるが、「偽りの八大竜王」を自称する。稀にB-Spを使う。 隻眼をした巨躯の中東系老人。正体は9th-G王サルバで、アブラム・メサム本人は概念戦争時に戦死している。 家臣達の裏切りで重傷を負ったサルバはアブラムに助けられ、本人の死後に名を継ぎ9th-Gを滅ぼした。後にアブラム本人の婚約者であるアルナズを娶る。UCATの数少ない稀少な良識者。 リチャード・サンダーソン 5th-G担当の八大竜王。5th-Gの全竜交渉に際してヒオ・サンダーソンと来日し、復活した黒陽との戦闘で死亡。 米国UCAT所属時代にジェームス・ディビスを黒陽に殺されて以来打倒に執念を燃やし、ショートル3や5th-G機竜群と共に黒陽を北海道近海に沈める。 ジェシカ・ディビスを養女とし、行方不明になった双子の片割を探している。マリア・サンダーソンの死後にヒオを育てていた。 大城・宏昌(おおしろ・ひろまさ) 2nd-G担当の八大竜王。八又封印時に死去。 大城・一夫の父で、優秀な技術者だった男。2nd-Gの滅びを東京大空襲に重ね、後にLow-Gに現れるだろう八又に対抗すべく、荒王や十拳を開発した。 カシマとは犬猿の仲として知られる。東京大空襲の影響で視力を落としていた。 出雲・全(いずも・ぜん) 6th-Gと10th-G担当の八大竜王。本編以前に死去、本編には一切登場しないため詳細不明。彼の墓前にはエロ本が供えられている。 新庄・要(しんじょう・かなめ) 護国課時代に所属していた男性。新庄・運切の祖父。 8th-G担当だったが病に伏して脱退、担当を友人だった佐山・薫に託した。そのため八大竜王に数えられていない。 薫は4th-Gの草の獣達に治療を頼んでいたが、先んじて東京大空襲が勃発、産気づいた田宮・遼を逃がした為に逃げ遅れて死去した。 レア 元ゼウスの侍女。美影の母。ショートル3と並び、Low-Gに異Gの情報をもたらした人物。 3rd-Gの政策でゼウスとの間に子を宿すが、3rd-G人類増産用となる母体のクローン元になる事実から亡命した。 護国課とは衝突もあったが、Low-Gで美影を出産したのを切っ掛けに和解する。後に美影を奪うべく乗り込んできたゼウスとアポルオンにより死亡、右目は飛場・竜徹に移植された。 ショートル3 概念戦争時代に護国課と協力した機竜。 単体では唯一黒陽の装甲を穿てる武装、宵星砲を搭載していた。概念戦争当時にリチャード・サンダーソンを5th-Gに導き、滅亡の真相を知らしめる事となる。 黒陽との決戦で相打ちとなり、失われたと思われていた。 セイル・ノースウィンド 通称「北風閣下」。発足した日本UCATを征圧すべく、戦勝国側のUCATを引き連れて来た男。ダン・原川の親族と思われるが詳細は不明。 アルナズ・メサム アブラム・メサムの妻。旧姓はサハン。 盲目の中東系老女。奥多摩UCAT内で生活しているが、基本的に一般人。没落しかけた中東の名家に産まれ、アブラム本人との婚約で免れようとしたが、婚約は破られ家は潰えた。 その後アブラムと共に死のうとしたが、アブラムを名乗ったサルバと出会い、別人と悟りつつも深い懺悔を認め夫婦となった。
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