初期の運用とは? わかりやすく解説

初期の運用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 02:55 UTC 版)

ミッドウェイ (空母)」の記事における「初期の運用」の解説

ミッドウェイ1943年10月27日バージニア州ニューポート・ニューズニューポート・ニューズ造船所起工した。本級の革新的な船体設計は、未着工に終わったモンタナ級戦艦を基にした物であった。ブラッドフォード・ウィリアム・リプリー・ジュニア夫人によって1945年3月20日進水しジョーゼフ・F・ボルジャー艦長指揮下で1945年9月10日就役した。 ミッドウェイ就役時にはCVBG-74が配備され、CVBG-74はF4U-4/F4U-1D (FG-1D) Corsair96機、SBW-4E (SB2C-4E) Helldiverを46機の計142機で編成されていた。 CVBG-74編成配備数指揮官機F4U-4×1機 1機 VF-74AFG-1D×1機 + F4U-1×4機 + F4U-4×1823機 VF-74BFG-1D×4機 + F4U-1D×10機 + F4U-4×1024機 VBF-74AFG-1D×2機 + F4U-1D×12機 + F4U-4×1024機 VBF-74BFG-1D×3機 + F4U-1D×10機 + F4U-4×1124機 VB-74SBW-4E×2424機 VT-74SBW-4E×2222合計FG-1D×10機 + F4U-1×4機 + F4U-1D×32機 + F4U-4×50機 + SBW-4E×46142慣熟訓練カリブ海行った後、ミッドウェイ大西洋艦隊加わりノーフォーク母港とする。1946年2月20日から第1空母部隊の旗艦務め3月寒冷天候下での試験「オペレーション・フロスト・バイト」を北大西洋グリーンランド沖で行う。東海岸およびカリブ海での訓練1947年9月のオペレーション・サンディーがハイライトとなったミッドウェイは同オペレーションにおいて、捕獲したドイツV2ロケット飛行甲板から発射し最初移動発射台となった1947年10月29日ミッドウェイ第6艦隊配属され地中海への最初の航海を行う。海/空軍力強力な拡張が行われ、ミッドウェイもより大型航空機運用するための補強と、通信設備増強が行われた。1952年ミッドウェイNATO軍との北海演習参加し10月1日艦種番号が CVA-41へ変更された。 ミッドウェイ1954年12月27日ノーフォーク出港し喜望峰経由して台湾に向かう。台湾では西太平洋での作戦参加のため第7艦隊加わり1955年6月28日まで活動したピュージェット・サウンド海軍工廠オーバーホールに入る。オーバーホール1957年9月30日まで行われたその間広範囲近代化計画 (SCB-110) に基づきミッドウェイ艦首はエンクローズ化された「ハリケーン・バウ」となったほか、ジェット艦載機搭載のためにエレベーター大型化および設置位置変更アングルド・デッキ蒸気カタパルト設置艦首に2基、アングルド・デッキに1基の計3基)などの改装施された。 ミッドウェイ1958年第7艦隊配属されカリフォルニア州アラメダ母港となる。1961年春のラオス危機では南シナ海展開する1962年にはその艦載機日本本土朝鮮半島沖縄フィリピン台湾防空システムテストしたミッドウェイ1965年3月6日に再び極東へ展開し4月中旬から南北ベトナム対す艦載機による攻撃を行う。ベトナム戦争において当時ミッドウェイ展開していた第2空母航空隊 (CVW-2) は、6月17日に2機のMiG-17戦闘機撃墜した。これは東南アジアにおいて確認された、最初戦果であった1965年11月23日アラメダ帰港しミッドウェイ1966年2月11日サンフランシスコ湾海軍造船所ドックに入る。ここで大規模な近代化 (SCB-101.66) が行われるが、非常に高価な物となり論争の的となった。この近代化によりフライトデッキ11,412m2から16,268m2まで拡張されエレベータ可搬重量が約34tから約59t(130,000lbs)に増強再配置された。また、カタパルト着艦制動装置新型更新されアングルドデッキ設置されていたカタパルト長さ不足のため撤去され以後ミッドウェイカタパルトは2基となる)、エアコン集中化が行われている。改造費用当初の予定であった8,800ドルから最終的には2億200ドルまで超過しこのためフランクリン・D・ルーズベルト(CV-42)のために計画され同様の近代化キャンセルされた。ミッドウェイ1970年1月31日に再び作戦行動に入る。

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