伊東・花園家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/18 12:54 UTC 版)
伊東→花園 富士子(はなぞの ふじこ) 声 - 川島千代子 柔の三葉女子短大時代の同級生で親友。静岡県出身。3歳の頃からバレエを習い、世界一を目指していたが、プリマ・バレリーナとなるには身長が伸び過ぎてしまい、トウシューズも履けなくなった為に断念した。身長175 cm、足のサイズ26 cm(アニメ版では身長180 cm、足のサイズ27 cm)。三葉女子短大→西海大学卒(※3年次から編入)。短大入学当初はゴルフサークル(アニメ版ではアイドル研究会→ゴルフサークル)→柔道部所属。階級は61 kg以下級。柔道を覚えたての頃は、使える技は最初に覚えた大内刈りと次に覚えた内股だけだった。熟達してからもこの2つが得意技。経験は浅いがバレエで鍛えた柔軟性と長身、独特のリズムとスピードで繰り出すキレが武器で、滋悟郎も認めるほど高い才能を持っている。また、並の選手であれば一本を取られる所を、高い柔軟性によって有効または技ありに留めるケースが多々ある。元々が取っ組み合いと無縁のバレリーナであり、柔以上に少ない実戦経験で大きな大会に出場するため、相手の闘争心やプレッシャーに弱く、精神的な脆さが原因で実力を発揮しきれない場合も多い。 白帯で世界選手権選考大会決勝まで上り詰め、苦戦の末に大林貴代相手に判定まで持ち込んで判定負けとなるも、その実力を認められてユーゴスラビアの世界選手権では強化選手に選ばれ日本選手団と共に現地へ。そして急遽無差別級に選出されマルチネスに逆転一本勝ちを収め、準決勝では最後は逆転負けを喫しながらも、テレシコワから技ありを奪った。全日本女子柔道選手権大会準優勝や福岡国際女子柔道優勝と戦績を重ねる。 「素敵な男性に出会いたい」とゴルフサークルに入会したものの、柔を介して知り合った花園薫と柔道部設立に携わった後に間もなく交際に発展し、素敵な人と言い切るほど熱々の関係になる。1991年にはできちゃった結婚をし引退。産後、再び柔道をやめようとした柔を復帰させるため、自分にできるだけのことはしようと現役に復帰する。バルセロナオリンピックで初戦で僅差でアダムスに敗北するも、敗者復活戦を勝ち上がって銅メダルを獲得。子育てに専念するため、再びの引退を柔に打ち明ける。 柔の一番の親友と言っても過言ではない。バレエに挫折した高3当時は絶望していたが、ぼんやり見ていたテレビの柔道中継で小柄な少女が大柄な相手を次々と投げ飛ばす様を見て感動し、新たな青春を掴むために三葉女子短大に進学。友人となった柔がその少女だと気付いて柔道をやめないように説得し、自らも柔道の道へ進んで第二の夢を得る。性格は明るくなり、意欲を失いがちな柔に柔道をやらせるためなら「なんだってやる」と公言している一方で、中々上手くいかない柔と松田の仲にも気を揉むようになる。 虎滋郎は「何をしでかすか分からない意外性がある」と評している。 花園 薫(はなぞの かおる) 声 - 菅原正志 武蔵山高校の柔道部主将で、弱小柔道部を一人で支えていた。階級は95 kg超級。モアイ像、あるいはゴリラのような風貌で、両親と6人の弟妹も同じ顔である。「ゴリラ」「モアイ」「類人猿」等と呼ばれる事が多い。 柔に初恋していた。西海大学に不合格で高卒後は蛯天堂体育大学に進学、柔道部に入部。柔を通して富士子と出会い、三葉女子短大柔道部設立とコーチしているうちに意気投合し、付き合う。「すごすぎる」才能の持ち主である富士子に比べて大きな戦績をあげられない自分を不甲斐なく思い、正直杯で優勝するまでは富士子と会わないと思い詰める。柔や滋悟郎の指導を受けた後は、大学柔道の大会で勝ち続け、しかも稲垣と互角に戦えるほど強くなるものの、時間切れで惜敗。だが富士子から自分にとっては世界一のチャンピオンだと抱きしめられる。かなりの巨根で、柔道部の仲間から複数の女性と同時に交際していると誤解された際は、そのせいかと妬まれた。初日の出を見に行った時に伊東とたった一回の性行為で妊娠させてしまい、結婚 。結婚後は柔道をやめ、引越し会社で働きながら大学で勉強を続けて、教員免許取得を目指す。単位が取れず留年したためバルセロナオリンピックに同行する。 映画「それいけ腰抜けキッズ」では、小学生の従弟の井沢俊彦(声 - 田中圭)が登場する。 花園 富薫子(はなぞの ふくこ) 声 - こおろぎさとみ 薫と富士子の女児。1991年10月10日生まれ。目と眉毛は母親、その他のパーツは父親にそっくり。通称「フクちゃん」。初対面で松田になつくなど人懐っこい性格。 富士子の父親と母親 声 - 坂東尚樹(父親)/ 巴菁子(母親) 静岡で「伊東園」を営んでいる。夫婦で家業をずっとこなしてきたため、バルセロナへの遠征が初めての海外旅行であった。2人とも長身でメガネをかけており、娘を溺愛している。夫婦仲は良さそうだが、恐妻家の様子。登場当初は富士子が柔道に励むのを止めさせようと必死になっていた。初対面時には既に娘と相思相愛になっていた花園を毛嫌いし、娘から引き離そうとしていたが、最終的には結婚を認めた模様。 花園 満 花園家の6人兄弟姉妹の末弟。 結婚式で伊東家に対して「セックスしたから伯父さんになっちゃう」と言い放ち伊東家に叩かれて泣き出す。
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