人類の乗り物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 02:03 UTC 版)
26世紀になっても人類の乗り物は車輪を主体としている。それゆえにコヴナントからは時代遅れだと見下されつつあるが、地球での環境を考慮すれば、タイヤなどの車両は最適なものであり、決してコヴナントのビークルに圧倒的な差をつけられているわけではない。 ワートホグ(M12 Warthog) 地球軍で幅広く活用される4輪駆動車。体後部には機関銃(50口径=12.7mm)を装備。運転士と射手、助手席で計3名が搭乗できる。 ワートホグはイボイノシシの意。状況によっては敵歩兵に体当たりを行使することも珍しくはなく、その光景はまさにイノシシを彷彿とさせる。 HALOトリロジー全てにおいて登場しており、このゲームシリーズを代表する乗り物といえる。 ガウス・ワートホグ(M12G1 Gauss Warthog) ワートホグにコイルガンの「ガウス・キャノン」を装備したモデルである。ガウス・キャノンは特に車両に対して高い威力を発揮し、戦車クラスの目標でも十分に破壊が可能である。「ガウスホグ」とも言われる。 ガウス・キャノンは威力の面では申し分ないが、意外と攻撃範囲が狭く、空中の目標や多数の目標に対して威力を発揮し辛い。 トランスポート・ワートホグ(M831 Transport Warthog) 輸送能力と乗員数を増加させたワートホグ。機関銃やガウスキャノンが装備されていないが、5人まで搭乗させることが可能。 特にロケットランチャーなどの重火器を装備させた兵士を搭乗させれば、あらゆる目標と交戦が可能となり、運用次第ではかなり強力な車両になる。 マルチプレイには登場していない(背景のみ登場)。 マングース(M274 ULATV Mongoose) UNSC海兵隊が保有する最速の地上車両。ULTAVは超軽量全地形対応車両(Ultra-Light All-Terrain Vehicle)の意。本車両そのものにはいかなる防御機能・攻撃機能も備えていないため、通常リアシートに武装した兵士が搭乗し攻撃を行う。 『メイキング・オブ・ヘイロー3』にて、マングースのエンジン音はベスパのものが使用されているということが明らかにされた。 スコーピオン(M808B Scorpion MBT) 地球軍の主力戦車(MBT)。大砲と機関銃で武装し、厚い装甲を持つ大型車両で、『Halo: Combat Evolved』から登場している。移動速度はあまり速くないが、その火力と装甲はコヴナントに対しても有効である。 乗員はパイロットとガンナー(マシンガンを担当する射手)の2名が搭乗するようになっており、パイロットが直接機関銃を発射する事は不可能となった。さらに、従来同様キャタピラを覆う装甲板の上に4名の兵士を乗せることが出来る(この戦車の面積を考慮すると実際にはこれ以上に搭乗が可能)。マルチプレイヤーモードでは味方を乗せることは出来ない。独立した機関銃が装備されたので、主砲と同軸のマシンガンは撤去された。 スコーピオン(サソリ)の名の通り、尻尾の先を曲げたサソリとよく似た外観を持つ。作中ではたんに「戦車」あるいは「タンク」としか呼ばれず、スコーピオンという名称は説明書などのみにとどまる。 ちなみに、スコーピオンという戦車は実在する。 ホーネット(AV-14 Hornet) 地球軍の航空機。ヘリコプターのような外見をしたジェット機で、分類が困難である。垂直離着陸が可能ないわゆるVTOL機で、機関銃とミサイルを搭載。航空機としては速度が遅いが、前後、左右、斜め上下あらゆる方向に動けるため大変使い勝手が良い。 ホーネットは一人乗りだが、左右に1名ずつ兵士を載せることが可能である。 また、ホーネットという戦闘攻撃機、ならびにホーネットというヘリコプターが存在するが、どちらも無関係。 ペリカン(D77H-TCI Pelican) 垂直離着陸が可能な航空機。主に物資や人員の輸送に使用される。また、機関砲やロケット砲で武装し、ガンシップとしても使用される。 ロングソード(C709 Long Sword) 地球軍の宇宙戦闘機にして主力戦闘機。地上基地からオータムのような宇宙艦など様々に配備され、対空、対艦、対地攻撃などあらゆる戦闘に対応できるマルチロール・ファイター。 マスターチーフもアルファ・ヘイローからの脱出の際にも使用している。 フォワード・オントゥ・ドーン(UNSC FFG-201 Forward Unto Dawn) UNSC艦隊の数少ない生き残りで、テレンス・フッド司令が搭乗するUNSCの旗艦。分類はフリゲート。船首には主砲としてMACガンを装備し、そのほか多数のアーチャー・ミサイル発射管と副砲を装備する。 小型のフリゲートであるが、全長は400mを軽く超え、船内には小規模ながら機甲部隊を格納するなど、強襲揚陸艦としての能力も持ち合わす。 艦名は「暁の前方」または「夜明けの先」の意。
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