人類の出現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/10 13:47 UTC 版)
「メルボルン (フロリダ州)」の記事における「人類の出現」の解説
更新世後期に、メルボルン地域にパレオ・インディアンが居たという証拠が1920年代に発見された。ハーバード大学の動物学者C・P・シングルトンがメルボルンから1.5マイル (2.4 km) のクレーン・クリーク沿いにある自分の敷地でマンモス (Mammuthus columbi) の骨を発見した。これをアマースト大学の古生物学者フレデリック・B・ルーミスのところに持ち込んで骨格を掘り出すことになった。ルーミスは「大きく粗い火打ち石の道具」と共に2匹目の象を見つけた。それは象のあばら骨の間にあった。ルーミスは同じ地層で、マンモス、マストドン、馬、ナマケモノ、バク、ペッカリー、ラクダ、剣歯虎の骨を見つけたが、これらは全て1万年前の更新世末にフロリダから居なくなっていた。その近くの遺跡では人間のあばら骨と炭が見つかり、他にマイロドン、メガロニクス、クラミテリウム(ナマケモノ)の歯が出てきた。これらと共に見つかった精巧に磨かれた槍先は新しい地層から出てきた可能性がある。1925年、メルボルンのゴルフコースに関心が移った。潰された人間の頭蓋と指、腕、脚の骨が馬の歯と共に見つかった。その骨を含んでいた地層の底からは人間が加工したと思われる象牙の破片が出てきた。その他、マストドンの骨の近くで槍先、クマ、ラクダ、マストドン、馬、バクの骨と共に亀の甲のスクレーパーと刃が出てきた。メルボルンから30マイル (50 km) 南のヴェロビーチでも同様な人類の遺骨、更新世の動物、パレオ・インディアンの人工物が見つかっており、10マイル (16 km) 南西にあるヘレン・ブレイズ湖でも類似したパレオ・インディアンの人工物が見つかっている。
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