ローラシア神話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 15:25 UTC 版)
インドから東に向かって東南アジア、中国、日本、シベリア、 北米、中米、南米に向かう流れや、インドからユーラシア内陸に向かう流れ、そしてインドから西に向かってレバント、ヨーロッパそして一部は北アフリカにも向かった流れに共通する神話群を指す 。ローラシア神話の特徴としては、宇宙と世界の起源、神々の系譜、半神的英雄の時代、人類の出現、王の系譜の起源、世界の暴力的な終末(または復活)などが共通しており、またこの神話グループにおいては、宇宙は人体に似た生物と捉えられており、原初の近親相姦から誕生し、成長し、滅亡するパターンが認められる。このローラシア神話に属するものは、ウラル、アルタイ、日本、インド・ヨーロッパ、オース トリック(東南アジアとポリネシア)、古代エジプト、メソポタミア、中国、アメリカ先住民(アタバスカン、ナバホ、アルゴンキン、アステカ、マヤ、インカ、アマゾン、ティエラデルフエゴ)の神話がある。
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