三重県道722号礫浦押淵線とは? わかりやすく解説

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三重県道722号礫浦押淵線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/29 13:32 UTC 版)

一般県道
三重県道722号 礫浦押淵線
一般県道 礫浦押淵線
総延長 6,265m[注釈 1]
制定年 1982年昭和57年)
起点 度会郡南伊勢町礫浦【北緯34度18分44.1秒 東経136度40分17.1秒 / 北緯34.312250度 東経136.671417度 / 34.312250; 136.671417 (県道722号起点)
終点 度会郡南伊勢町押渕【 北緯34度19分45.2秒 東経136度37分53.1秒 / 北緯34.329222度 東経136.631417度 / 34.329222; 136.631417 (県道722号終点)
接続する
主な道路
記法
国道260号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

三重県道722号礫浦押淵線(みえけんどう722ごう さざらうらおしぶちせん)は、三重県度会郡南伊勢町を通る一般県道である。

概要

度会郡南伊勢町礫浦から度会郡南伊勢町押渕に至る。

国道260号との重複区間が多い。

路線データ

全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
  • 起点:度会郡南伊勢町礫浦(礫八幡神社付近)
  • 終点:度会郡南伊勢町押渕(国道260号上)
  • 総延長:6,265 m[注釈 1]

歴史

礫浦地区は漁業集落であり、海路は発達していたが、明治時代まで陸路はほとんど整備されていなかった。そこで住民が協議を重ね、この路線を完成させた。また、同様の課題をもっていた迫間浦地区は御木本幸吉寄付を受け、トンネルを掘削した。現在の「礫浦押淵線」は両者を合わせた路線を基にしている。

年表

  • 1901年明治34年) - 道路開設計画を礫浦の住民が策定[1]
  • 1902年(明治35年) - 道路開通[1]
  • 1933年昭和8年) - 迫間隧道(旧トンネル)開通[2]
  • 1961年(昭和36年) - 1962年(昭和37年) - 道路拡幅・舗装工事実施[1]
  • 1974年(昭和49年) - 迫間トンネル(新トンネル)開通[2]

路線状況

迫間隧道
陸上交通の遅れていた迫間浦地区の道路改修は長年の懸案だったが、資金難で遅々として進まなかった。そのような折に御木本幸吉が同区に真珠養殖場を開設する際、15,000円を寄付したためこれを原資として時の三重県議会議員小切間重三郎の働きかけで三重県の補助工事としてトンネルが建設された。起工は1926年大正15年)7月で、1933年(昭和8年)8月に開通した[2]
これを記念して現地には竣工記念碑が設置されている[2]
延長:220 m、幅員:5.5 m、高さ:4.0 m。
現在は1974年(昭和49年)2月開通の「迫間トンネル」(延長242 m、幅員8 m、高さ4.5 m[2])にその役割を譲っている。トンネル自体は現存し、南伊勢町道となっているが、通行止めである。

重複区間

  • 国道260号(度会郡南伊勢町相賀浦・相賀浦入口交差点 - 度会郡南伊勢町押渕(終点))

道路施設

トンネル

  • 迫間トンネル:延長242 m、幅員8 m、高さ4.5 m、1974年昭和49年)竣工、度会郡南伊勢町(国道260号)重複区間内

地理

礫浦の漁業集落を出発し、相賀大池に沿って進み、国道260号に接続。以降終点まで重複区間となる[注釈 2]

通過する自治体

交差する道路

交差する道路 交差する場所
国道260号 重複区間起点 相賀浦 相賀浦入口交差点
国道260号 重複区間終点 押渕 終点

沿線

脚注

注釈

  1. ^ a b 『三重県道路調書』による。『南勢町誌』によれば11,927.4 mである。
  2. ^ 県道722号として供用開始されたが、国道260号の路線変更により重複区間となった。

出典

  1. ^ a b c 『南勢町誌』443ページ
  2. ^ a b c d e 『南勢町誌』445 - 446ページ

参考文献

関連項目

外部リンク





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