ロス・イルミナドス教団と関係者
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「バイオハザードシリーズの登場人物」の記事における「ロス・イルミナドス教団と関係者」の解説
オズムンド・サドラー (Osmund Saddler) 声:Michael Gough 『4』のラスボスで、ヨーロッパの奥地を拠点とするロス・イルミナドス教団の教祖。猜疑心が強く用心深い性格で殆どの部下を信用しておらず、寄生された後も人間としての意志を持つことが可能な支配型プラーガを用いることには慎重を期しており、支配型プラーガを与えたビトレス・メンデスやラモン・サラザールといった数少ない信者に対しても実力面では大して期待はしていなかったうえ、アメリカ人であるジャック・クラウザーに至っては使い捨てにするつもりでいた。一方でルイス・セラのことは彼にプラーガの研究を任せていることもあって、それなりに信頼していた(しかし、ルイスの裏切りに遭ってからは更に人間不信となる)。寄生体「プラーガ」による世界征服の野望の一環としてクラウザーを使ってアシュリー・グラハムを拉致する。その後、序盤の教会で姿を現して以降は何度もレオン・S・ケネディの前に現れ、自身や部下のガナードを使ってルイスやマイクを殺害する。終盤ではクリーチャー化してレオンに襲いかかるが、最後はエイダ・ウォンからレオンに託されたロケットランチャーの攻撃を受けて死亡する。 ラモン・サラザール (Ramon Salazar) 年齢:20歳(2004年当時) 声:Rene Mujica 『4』の舞台の地域を治めていたサラザール家の8代目城主。実年齢は20歳なのだが、小人症なのかプラーガで成長が止まっているのかは不明だが子供の様な小柄な体に、老人の様な老け顔という不気味なまでにアンバランスな容姿をしている。 気取った話し方を用い、レオンのことを「スコット君(Mr. Scott)」や「ケネディ君(Mr. Kennedy)」と呼ぶなど慇懃無礼に振る舞っているが、レオンに外見を理由に年寄り呼ばわりされたり、ジョーク混じりに挑発された際には怒り狂いながら捨て台詞を吐くなど本質は短気かつヒステリックな性格。 本来、サラザール家は領民を始めとした人々を守るために邪教であるロス・イルミナドス教団を弾圧していた家系であったが、自身の代になった際に家族が誰も居らずに寂しさに悲しんでいたところをサドラーに付け入れられてプラーガの封印を解いた上に領民たちをプラーガの発掘作業に駆り出すなど『4』における事件の発端となる。その後はレオンに奪還されたアシュリーを再び拘束し、城内のからくりや信者たちを駆使してレオンを殺そうと画策するもそれらを退けられた上に彼に出し抜かれたことで癇癪を起こして側近のヴェルデューゴを嗾け、それもレオンに倒される。その後、アシュリーをクラウザーへ渡した後は自身の手でレオンを始末するためにプラーガの母体にもう1体のヴェルデューゴと共に取り込まれて巨大なクリーチャーと化すも敗北し、最後はプラーガの母体もろとも息絶えた。 ビトレス・メンデス (Bitores Mendes) 声:Jesse Corti 『4』の序盤の舞台である村落の村長で、ロス・イルミナドス教団の神父。 片手だけで難なくレオンの蹴りを止めたり、持ち上げるほどの怪力を持つ。また常に敵対勢力に対する打開策を講じ、スペイン語しか解さない村人の中で唯一流暢な英語を話し、自宅の書斎には英語で書かれた学術書が置かれている。 領主であるサラザールに対する忠誠心は厚く、サドラーに利用されていることに対しても光栄に感じている。教団に反発していた者を処罰していた小屋にてレオンと対峙し、直後にドラム缶の爆発を受けるもプラーガの力を解放したことで腕が4本に増え、上半身と下半身の間に節足動物ような部分が追加された姿となり、レオンと戦う。その後、ある程度のダメージを受けたために下半身を分離させて上半身だけで戦闘を継続するが、最後は村からの脱出の鍵となる義眼を落として死亡する。 ジャック・クラウザー (Jack Krauser) 声:Jim Ward(『4』『DC』) 『4』や『DC』に登場する元アメリカ特殊作戦軍に所属する兵士で、白兵戦の達人。詳細はリンク先を参照。 ルイス・セラ (Luis Sera) 年齢:28歳(2004年当時) 声:リノ・ロマノ 『4』に登場する自称「ハンサムなプー」。行動力と銃の腕前はかなりのもので、レッド9を使用する。マドリッドで警官をしていたが、割に合わないという理由で退職してしまったとレオンに語っている(その際、警官時代に「警察のラボでウィルス兵器のサンプルを見た」とも伝えようとしたが、ガナードの襲撃に邪魔されてあやふやなままとなる)。『4』の序盤の舞台である村落の出身であるためにロス・イルミナドス教団ではプラーガの研究に携わっていたが、好奇心に負けて非人道的な研究をしていたことに罪悪感を抱き、教団から脱走したところを再び拉致されて村の廃屋に監禁される。その後、現れたレオンに助けられて彼のためにプラーガのサンプルとその成長を抑える薬を入手すべく、危険を冒して教団の施設に乗り込み、サンプルと薬を入手するとレオンの元へ急ぐが、後一歩及ばずサドラーの触手により胸部を貫通されて深手を負った上にサンプルを奪われてしまい、死の間際にはレオンへ薬を託して自身の過去を告白し、彼に看取られながら死亡する。 武器商人 声:ポール・メルスィエ 本編にて金と引き換えにアイテムや武器の売買、改造をプレイヤーに提供する謎の人物で、ガナードの一人。目深に被った黒いフードからオレンジ色に光る目を覗かせ、独特の癖のある英語を話す。また、その品揃えは不自然なまでに充実しており、レオンも「戦争ができるな」などと呆れた素振りを見せているが、他のガナードとは違ってよそ者にも敵意を見せずに金さえ貰えれば誰とでも商売する(また、近くに敵キャラクターのガナードがいる場合はレオンとエイダの会話に応じない)。作中では行商中の交渉がほとんどであるが、本格的な店舗もいくつか構えられており、営業形態に寄らずに青白い炎を上げる松明を周辺に灯しては一種の目印となっている。また、卵と『4』の隠し武器であるP.R.L.412以外の武器で攻撃すると死亡するため、そこでの武器の売買が不可能になってしまう。
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