ロイヤルカストラート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/23 09:29 UTC 版)
「CLOTH ROAD」の記事における「ロイヤルカストラート」の解説
ブリテン王国に本社を構えるトップブランド。オペラに登場するカストラート専用の仕立屋からスタートし、それまで男性服に使われていた技術を用いて仕立てた女性服が社会進出した女性に支持され、トップブランドに発展する。ロマンティシズムでドラマティックな装飾性を特徴とした、ドレスやゴシック調な衣装を製作する。作中世界で最も支持されているブランドでもある。 ジューン・メイ ロイヤルカストラートのトップモデル。過去クロスロオドを3年連続で優勝した実力を持つ、人気とも他のトップモデルとは段違いの人物。自身が興味を持つもの以外は全く眼中になく、プライドが高い。世界中の人々から敬愛されており、「メイ様」と呼ばれる。 ふとしたきっかけでジェニファーを弟子とし、トップモデルとしての技術を叩き込んだ。クロスロオド直前にロイヤルカストラートからモデル契約を破棄され、クロスロオドへの参加権を失うが、お構いなしに乱入。参加権永久剥奪の警告も一笑に付し、トップモデルたちを圧倒した。その後に現れたガーメント子飼いのモデルと戦うが敗北し、復讐を誓ってスコップたちと共に荒廃したロイヤルカストラートを後にした。ロイヤルカストラート崩壊後は行方知れずとなっていたが、ニケでの戦闘に乱入。身体服飾化生命5人を倒す活躍を見せる。 ジュリエットとの戦いの中で重傷を負い、スコップの命をかけた時間稼ぎでジュリエットを倒す寸前まで行ったが、ジュリエットを倒すことよりもスコップの命を優先し、勝機を逃した。そのまま戦闘を継続するが、真っ二つになって崩れるニケの塔を支えるために両手が塞がり、ガーメントに身体服飾化生命にされそうになる。しかし拒絶反応が強すぎて時間がかかり、ジェニファーの乱入により中途半端な状態で死亡寸前となった所を、ファーガスが「白鳳」と一体化させることにより、一命を取り留めた。しかしパーソナリティが白鳳の容量を超えていたため記憶を削除しなければならず、やむなくガーメント戦の短期記憶であるCドライブを削除する。その際、頭の右側のコルネが消えてしまった。 最終決戦ではガーメント本拠地目前でウイルス攻撃を受け、体を急速に分解される。ファーガスらを先に向かわせ、スコップと共にウイルスと戦闘。その後ジェニファーのドレスが失われた窮地にスコップと共に帰還。わずかな布しか残らず、源内とトーガの手でジェニファーのドレスとして編み直される。自我は消えたかに思われたが、消えたはずのCドライブを復活させ、ジェニファーと共にジュリエットを退けた。 最終決戦後も自我は残っており、メイというドレスがマネキンを「着る」という形でクロスロオドに出場するつもりでいる。 ドレスメイは花をモチーフにしたドレスを纏う。 トリフォリューム・レペンスロイヤルカストラートに解雇された直後に開催されたクロスロオドに乱入した時に纏っていたドレス(『4連勝は私のもの!』を宣言して乱入)。モチーフはシロツメクサ(四つ葉のクローバー)。 ロードデンドロンのドレスクロスロオドを3連覇した時に纏っていたドレス。モチーフはシャクナゲ。 スウォード・リリー=グラジオラスクロスロオドを2連覇した時に纏っていたドレス。モチーフはグラジオラス。 アイアン・ヴァージンクロスロオドを初制覇した時に纏っていたドレス。デザイナーはガーメント。ドレスアップに際しては、アイアン・メイデン像がメイに覆い被さる形で展開する。他のドレスとは異なり、花をイメージしている部分が少なく、代わりにたくさんの棘(針)が突き出ている凶悪なスタイル。このドレスについては、メイ本人が優美さに欠けると思っている。なお、当時のメイは契約上カストラートが用意したドレスを着るしかなかったため、このドレスを纏っていたとのこと。 スコップ ジューン・メイの執事。ハサミの扱いに長けており、武器もハサミ。身分の低い者をとことん邪険に扱い、時折言葉遣いが乱暴になることも。ジューン・メイを心の底から敬愛している。メイの幼少時には両親の代わりに誕生日に花を贈り続けており、メイにとっては唯一の家族とも言える存在。 対ジュリエット戦ではジュリエットに貫かれて劣勢となったメイに勝機をもたらすべく、2秒半もの命がけの時間稼ぎをするものの、逆にメイにかばわれる形で命を救われてしまう。その後はメイと彼女の命を救ったファーガスたちの恩により共同戦線を張り、名サポートを行う。 フィッシュ ジューン・メイのメイド。 チップス ジューン・メイのメイド。フィッシュとの容姿は瓜二つ。 トーガ 星に服を着せる計画のデザイナーの1人であり、オーロ・マリアの布の製作者。グスタフの友人であり、ガーメントの師匠。 ガーメントが国際指名手配になったことを受け、ロイヤルカストラートに拘留されていた。アルジャンヌの肉体の限界が近いことを悟り、彼女のための新しい「ドレス」を作るため、ファーガスを一流のデザイナーとするための指導を行う事となる。カストラート崩壊後も残りアルジャンヌのケアをしていたが、そこにガーメントが現れ、改変した記憶によって洗脳される。最終決戦でジェニファーの荒療治で洗脳が解け、源内と共にメイをドレスに編み上げた。 決戦後は繭にされた人々の意識のサルベージに従事している。 アルジャンヌ 本作のキーパーソンで、星に着せられた服を制御するモデル。ファーガスとジェニファーの母親であり、ガーメントの妻。 星に着せられた服に組み込まれ、同化している。肉体の限界が近く、衰弱していたが、クロスロオドの開催日にガーメントの黒いドレスを纏い、その日から17ヶ月間、仮死状態となる。 昔は孤児で、まだ少女の時ウォーキングに出て勝利したことがきっかけで、カストラートの専属モデルとなる。その才能は計り知れず、たった一年の訓練でクロスロオドに優勝するほどだった。明るく天真爛漫かつ心優しい性格で、貧乏にも関わらずたくさんの捨て猫を拾って育ていた。服が大好きで、カストラートに入る前までは、家計に打撃を与えてまで大量に買い込んでしまったこともあった。ガーメントを一目見たとき、その禍々しい狂気に涙を流し、孤独な彼に同情して付き合い、星に服を着せる計画に参加すると同時に婚約した。 最終決戦で身代わりを申し出るジェニファーのドレス・スカイへの同化を拒絶。自我を犠牲にアルジャンヌ・システムを回復させる。ガーメントに対する感情は複雑であるが、彼への愛は本物であったようで、最後にガーメントを「誰にも渡せない」として空と同化させた。 決戦後は意識のサルベージが行われ、ファーガス、ジェニファーとの再会を果たす。 ドレスオーロ・マリアガーメントがアルジャンヌのために作った「星を被う」ドレス。 美美介 声 - 斎賀みつき 8823を倒したモデル。ジェニファーが「ウォーキング」で戦うことになった最初のモデルとなる。サングラスに派手な着物を着た男性で、いわゆるオカマ。本来はロイヤルカストラートのスカウトで、ジュリエットの才能を見出した人物。なお、服が変更されてもサングラスだけは常にかけている。 ロイヤルカストラート崩壊後はジュリエットと共にニケでバカンスを楽しんでいたが、ガーメントにジュリエットを奪われる。ニケ崩壊後はモノリスへと向かった。
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