リューシッペーとは? わかりやすく解説

リューシッペー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 13:40 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

リューシッペー古希: Λυσίππη, Lȳsippē)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してリュシッペとも表記される。主に、

のほか数人が知られている。以下に説明する。

プロイトスの娘

このリューシッペーは、ティーリュンスの王プロイトスとステネボイアの娘で、イーピノエーイーピアナッサと姉妹であり、弟にメガペンテースがいた。この姉妹は神に対して不敬だったので気が狂ったが、予言者メラムプースに癒された。その後、メラムプースの兄弟のビアースの妻となり[1]アナクシビアーを生んだ。アナクシビアーはイオールコスの王ペリアースの妻で、アルケースティスの母である[2]

プロラーオスの娘

このリューシッペーは、エーリス人プロラーオスの娘で、ピラントス、ラムポスの母。一説にエーリス人がイストミア競技祭ボイコットしたのは、ピラントス、ラムポスの死が原因といわれる。2人はイストミア競技祭に参加したが、競技の前に相手の選手に殺された。このためリューシッペーはイストミア競技祭に参加するエーリス人を呪い、エーリス人は呪いを受けるのを恐れて競技祭に参加しなくなった[3]

その他のリューシッペー

脚注

  1. ^ アポロドーロス、2巻2・2。
  2. ^ アポロドーロス、1巻9・10。
  3. ^ パウサニアス、5巻2・4。
  4. ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.121b。
  5. ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.304a。
  6. ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.158b。
  7. ^ アポロドーロス、2巻7・8。

参考文献





固有名詞の分類

このページでは「ウィキペディア」からリューシッペーを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からリューシッペーを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からリューシッペー を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「リューシッペー」の関連用語

リューシッペーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



リューシッペーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのリューシッペー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS