ヨーロッパの主な都市の人口密度とは? わかりやすく解説

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ヨーロッパの主な都市の人口密度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 04:09 UTC 版)

人口密度」の記事における「ヨーロッパの主な都市の人口密度」の解説

ヨーロッパ都市人口密度それほど高くない。たとえヨーロッパ各国首都比べても、むしろ日本の地方都市のほうが高い人口密度をもつ過密状態であることが多い。ただしパリロンドン中心部限られた範囲において、局所的に東京23区平均超える高い人口密度になっているパリ 20,560人/km2(面積105.40km2、人口216.7万人20,560人/km2は、ブーローニュヴァンセンヌの森を含む人口密度20区合計のみの密度24,928人/km2もっとも密度が高い11区 (3.67km2) で40,000人強/km2。 パリのみでは東京23区大きく上回る非常に高い人口密度をもつが、市域が100km2強と比較的狭い範囲限られる周辺3県を含めた人口密度では、面積723km2(東京23区は627.57km2)に対して8,500人/km2(東京23区15,345人/km2)と東京23区の6割弱ほどの人口密度しかないパリ1区から20区)は1920年代人口ピークとなり、最盛期人口は約290万人密度32,000人/km2を超えたその後周辺部への人口拡散中心部人口減少し、現在(2006年末ごろ)の人口はおよそ217万人ほどになっている近年人口減少底を打ち微増となっている。増加しているのは主に東部11区13区20区といった移民の多いエスニックエリアであり、既にパリ市内では人口のおよそ5人に1人移民有色人種外国籍人々などで占められていると言われるロンドン大ロンドン 4,782人/km2(面積1,579km2、人口755万人)(2005年現在)(インナーロンドン:9,300人/km2、アウターロンドン3,600人/km2)もっとも人口密度の高い行政区特別区バラ/borough)は中心部の高級ブティック住宅街ケンジントン&チェルシーで、およそ16,200人/km2である。 大ロンドン行政区人口推移について:大ロンドン (Greater London) とはグレーター・ロンドン・オーソリティ (Greater London Authority) が管轄する行政区である。大きさはやや扁平な直径50km圏をカバーしており、「市」よりは「首都」と呼ぶのが相応しい。管轄域2つの市(シティcity)と31行政区バラLondon borough)に分かれ住民登録行政サービスなどは区役所 (London Borough Councils) が扱う。市として区別されるのは『ウェストミンスター』と『シティ』のみ。シティ・オブ・ロンドンは、ロンドン塔周辺の城壁に囲まれ地域のみを指した時期長く古くはこの地域のみをロンドン呼んでいた。これがいわゆる金融街の『シティ』(オブ・ロンドン)である。一方王室政治拠点であるウェストミンスターは『シティ・オブ・ウェストミンスター』であり、シティ・オブ・ロンドン並んで古くから英国中心都市である。これら2市と中心部5ボロー合わせてセントラル・ロンドン」と呼ぶ。このほか31ある行政区のうち、とくに2市と12行政区合わせてインナー・ロンドン」、その他を「アウター・ロンドン」と区別することが多い。過去インナーロンドン人口1900年代前半には過去最多840万人余りに達した過去ドーナツ化現象指摘もあるが、東京のそれと違って人口移動距離は短く中心部セントラル・ロンドンから隣接地区へ移動する程度である。インナー・ロンドン全体人口密度アウターロンドンよりも高い。ただしロンドン管轄する行政区近年なおされているため、長期的な人口統計比較する際、対象エリア把握注意が必要である(大ロンドンの項参照)。 グローバル化EU統合移民留学生誘致政策により、ロンドンへ外国人流入続いている。この影響ネイティブ英国市民中には住宅価格物価高騰しているロンドン諦め郊外または地方都市など「住みやすい地域脱出する者も少なくない81,500人が流出2005年)。大ロンドン発行マニフェストロンドン・プラン」のための人口統計によると、ネイティブ流出が続くものの外国人流入がそれを上回り域内人口増加傾向にある。2030年ごろまでに815万人前後にまで到達する予想する研究者がいる。ロンドンにおいて人口密度比較的高い理由は、歴史地区高密度に商業開発されることがなく、古い高級住宅貴族または高所得者によって継続的に所有賃貸されている結果思われる事実厳し開発規制もあって域内大半建物10階建を超えることが稀である。事務所としての利用限られるこれら古い建築群が住宅として利用されるため、ドーナツ化現象起きずにむしろ中心部ほど人口密度が高い。アウター・ロンドンにおいては都市無秩序な拡大阻止するために設置され森林帯グリーンベルト」の保護政策などが人口密度影響している。このほか公共交通機関未発達も、ロンドン中心部人口押し上げている。鉄道・地下鉄本数所要時間ともに需要応えているとは言えず、通勤時間を減らすには中心部に住むしかない地形の特徴無視できない英国地質学的世界で最古岩盤表れている地域であり、風雨さらされ平らな国土人口密度低下貢献している。ロンドン中心部では、リージェンツ・パーク北側にある標高わずか64mのプリムローズ・ヒルが、平らな土地低く広がる街並み見渡せるというので名所になるほど、土地建物も低いのであるマンチェスターイギリス):3,815人/km2 デュッセルドルフドイツ):2,675人/km2 ストラスブールフランス):3,485人/km2 ボローニャイタリア):2,643人/km2 バレンシア(スペイン):5,981人/km2 ストックホルムスウェーデン):4,125人/km2 ウィーンオーストリア):3,931人/km2 デン・ハーグオランダ):5,752人/km2 コペンハーゲンデンマーク):5,707/km2(中心部のみ)

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