mock up
「mock up」の意味・「mock up」とは
「mock up」は、製品の設計段階で作られる模型や試作品を指す英語の表現である。具体的には、新製品の設計図を元に、形状や機能を確認するための模型を作成する行為や、その模型自体を指す。例えば、建築設計では、建物の全体像を把握するために「mock up」が作られることがある。「mock up」の発音・読み方
「mock up」の発音は、IPA表記では/mɒk ʌp/となる。IPAのカタカナ読みでは「モック アップ」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「モックアップ」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「mock up」の定義を英語で解説
A "mock up" is a full-size model of a design or device, used for teaching, demonstration, design evaluation, promotion, and other purposes. For instance, in the field of architecture, a "mock up" might be used to showcase the overall design of a building.「mock up」の類語
「mock up」の類語としては、「prototype」や「model」がある。「prototype」は試作品や原型を指し、「model」は模型や模範を意味する。これらの単語も製品開発や設計の過程で、形状や機能を確認するために作られる物体を指すことがある。「mock up」に関連する用語・表現
「mock up」に関連する用語としては、「scale model」や「3D printing」がある。「scale model」は縮尺模型を指し、実物の大きさを縮小または拡大して作られる。「3D printing」は立体的な物体を出力する技術で、「mock up」の作成に利用されることがある。「mock up」の例文
1. The architect made a mock up of the new building.(建築家は新しい建物のモックアップを作った。)2. The design team created a mock up to test the functionality of the product.(設計チームは製品の機能性をテストするためのモックアップを作成した。)
3. The client requested a mock up before the final product was made.(クライアントは最終製品が作られる前にモックアップを要求した。)
4. The mock up helped the team visualize the final product.(モックアップはチームが最終製品を視覚化するのを助けた。)
5. The mock up was used for demonstration purposes.(モックアップはデモンストレーションのために使用された。)
6. The mock up was made using 3D printing technology.(モックアップは3Dプリント技術を使用して作られた。)
7. The mock up was a scale model of the actual product.(モックアップは実際の製品のスケールモデルだった。)
8. The mock up was used to evaluate the design.(モックアップは設計の評価に使用された。)
9. The mock up was a prototype of the final product.(モックアップは最終製品のプロトタイプだった。)
10. The mock up was displayed at the product launch event.(モックアップは製品発表イベントで展示された。)
モックアップ
モックアップとは、実物とほぼ同様に似せて作られた模型のことである。特に携帯電話の見本品を指すことが多い。
携帯電話の機種は数多い。そして選択される際、多くは外見や重さ、手に持った感じなどが重視されるので、購入の前には実物の使用感を確かめたいという要求がことのほか強い。けれども、新しい機種が続々と発売される状況にあっては、そのつど実物の中からいくつかを展示用に確保しておくのでは損益が大きくなる。このような理由で、携帯電話の外装と重量だけが忠実に再現されたモックアップは店頭において急速に普及した。
また他にも、テスト用として内部装置のみが再現された電子機器などのように、外観を省略したものもモックアップと呼ばれる。再現される個所と省略される個所は、用途によって様々となる。
モックアップ
デザイン、車体、艤装設計の最終形態を示すモデル。木製、ファイバーグラス、パネル、これらを組み合わせた構造体に必要な仕上げを施したり、部品を組み込んだりして製作するデザイン最終確認モデル。製品としては機能しないのでダミーモデルである。自動車ではクルマ全体を表すモデルは、一般にプロトタイプと称しているので、インテリアモックアップとして製作する。
木型
木型(きがた)とは、製品の外観の検討や機能の確認のためにつくられる原型。基本的には木製。モックアップ(mockup)とも言う。
靴製造時に皮革を押し当てて成型する道具も木型と呼ぶ[1]が、本項では上記について解説する。
概要
木型は商品の外観デザインや使い心地、可動部の検討用に用いられる。低価格ながら切削(修正)が可能な木材が多く利用されるが、石膏やプラスチックなども利用されている。
CADで設計されたインダストリアルデザインを木型にする場合、天然木材には木目が有り、NC工作機械の加工には向かないため、木目の無いケミカルウッド等の人工木材を用いる事が多い。
玩具の原型に木型が用いられることが多かったが、船舶、自動車、鉄道車両、航空機のデザインや機能の検討・風洞実験にも用いられていた。大航海時代には実際の帆船を建造する前の検討用や顧客への説明用として、同じ材料を使用した正確な縮小模型が制作されており、帆船模型という趣味として残っている。スペースシャトル・オービターは発射台までの運搬や固定など作業手順の確認用として、実物大模型「パスファインダー」が制作された。
玩具の原型の場合は、木型の段階で可動部のギミックなどを再現、パーツごとの分解も可能にしておき、そのまま製品の原型とすることが多かった。微妙なカーブの修正や隙間の修正には、天然木材以外に、おがくず(木の砕片)を樹脂で固めたものなども用いられる。
旧来は職人による手作業に負うことが多かったが、近年は3Dプリンタ(3Dプロッタ)の発達でCADデータをそのまま立体として成形できるようになったため、呼称はそのままでもFRPや合成樹脂で代用されている[2]。トヨタ自動車など技能継承のために新人には木材により研修を行う企業もある[2]。
自動車や携帯電話など、デザインが販売に大きく影響する商品においては、原寸大のモックアップが使われている。携帯電話店によっては、使用済みの携帯電話モックアップが販売されることもある[3]。
携帯電話店では体験用に展示する実機を「ホットモック」と呼称している。
脚注
- ^ 靴木型 100年の亜歩みに幕/東京の老舗、年内で廃業 3D印刷普及「今が潮時」『日本経済新聞』朝刊2019年12月25日(社会面)2019年12月28日閲覧
- ^ a b CORPORATION, TOYOTA MOTOR. “特集|「日本のクルマづくりを支える職人たち」第1回 木型職人 剣持正光 |トヨタイムズ”. トヨタイムズ. 2021年8月2日閲覧。
- ^ Mobile:KEYWORD モックアップ【もっくあっぷ】ITmedia(2003年4月30日20時2分更新)2019年12月28日閲覧
関連項目
- 鋳造(砂型鋳造)
- ラピッドプロトタイピング
モックアップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 01:35 UTC 版)
大阪府高石市にある南海電鉄の鉄道研修センターにて、7100系1次車を模した先頭車モックアップが設置されており、社員研修や子供向け体験イベントなどで使用されている。
※この「モックアップ」の解説は、「南海7000系電車」の解説の一部です。
「モックアップ」を含む「南海7000系電車」の記事については、「南海7000系電車」の概要を参照ください。
「モックアップ」の例文・使い方・用例・文例
モックアップと同じ種類の言葉
- モックアップのページへのリンク