billow
「billow」の意味・「billow」とは
「billow」は英語の単語で、大きな波や煙、雲などが盛り上がる様子を表す。また、それらが広がる、膨らむという意味も含む。例えば、海上の大波や煙が立ち上る様子、雲が空に広がる様子などを表現する際に用いられる。具体的な例としては、「Smoke billowed from the chimney.(煙突から煙が立ち上っている。)」という表現がある。「billow」の発音・読み方
「billow」の発音はIPA表記では /ˈbɪloʊ/ となる。カタカナ表記では「ビロウ」と読む。日本人が発音する際のカタカナ英語の読み方も「ビロウ」である。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「billow」の定義を英語で解説
「billow」は、"A large wave or swell of water, or a similar movement of smoke or cloud, or the action of the sea swelling or heaving"と定義される。つまり、水の大波や煙、雲の動き、または海が膨らむ、揺れる行動を指す。「billow」の類語
「billow」の類語としては、「surge」、「swell」、「wave」などがある。これらの単語も同様に、大きな波や膨らむ様子を表す言葉である。例えば、「The crowd surged forward.(群衆が前に押し寄せた。)」や、「The sea swelled up.(海が膨らんだ。)」などと用いられる。「billow」に関連する用語・表現
「billow」に関連する用語・表現としては、「billowing clouds」、「billows of smoke」などがある。これらはそれぞれ、「盛り上がる雲」、「立ち上る煙」を意味し、「billow」の動きや形状を強調する表現である。「billow」の例文
1. The billows of the sea were high.(海の波が高かった。)2. Smoke billowed from the burning building.(燃えている建物から煙が立ち上っていた。)
3. The curtains billowed in the breeze.(カーテンがそよ風で膨らんでいた。)
4. The billowing clouds covered the sky.(盛り上がる雲が空を覆っていた。)
5. Billows of smoke rose from the volcano.(火山から煙が立ち上っていた。)
6. The sail billowed in the wind.(帆が風で膨らんでいた。)
7. The sea billowed under the storm.(海は嵐の下で膨らんでいた。)
8. The billowing smoke obscured the view.(立ち上る煙が視界を遮っていた。)
9. The waves billowed onto the shore.(波が岸に押し寄せていた。)
10. The billowing clouds signaled a coming storm.(盛り上がる雲が嵐の到来を示していた。)
び‐ろう【尾籠】
読み方:びろう
[名・形動]《「おこ(痴)」に当てた漢字「尾籠」を音読みしたもの》
1 不潔であること。また、そのさま。「食事中、—な話になるが」
び‐ろう〔‐ラウ〕【×檳×榔/蒲=葵】
読み方:びろう
ヤシ科の常緑高木。九州以南の海岸に近い森林に自生。高さ3〜10メートル。幹は直立し、頂に葉が集まってつく。葉は手のひら状に深く裂けていて、垂れ下がる。雌雄異株。春、葉の付け根から枝分かれした柄を出し、黄白色の小花を多数つける。実は熟すと青磁色。
び‐ろう【鼻漏】
尾籠
檳榔
蒲葵
檳榔
蒲葵
ビロウ
ビロウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/24 02:54 UTC 版)
ビロウ | |||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]()
ビロウ(江ノ島植物園、2000年3月)
|
|||||||||||||||||||||||||||
分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||||||||
標準: Livistona chinensis (Jacq.) R.Br. ex Mart. var. subglobosa (Hassk.) Becc. (1920)[1] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ビロウ |
ビロウ(蒲葵、枇榔、檳榔、学名: Livistona chinensis)は、ヤシ科の常緑高木。別名はホキ(蒲葵の音)、クバ(沖縄県)など。古名はアヂマサ。中国名は、扇葉蒲葵(別名:蒲葵)[1]。東アジアの亜熱帯や海岸近くに生え、街路樹や公園樹に利用される。
ビロウの名はビンロウ(檳榔)と混同されたものと思われるが、ビンロウとは別種である。
葉は直径1 - 2メートル (m) で掌状に広がって深く裂ける[3]。ワシントンヤシにも似るが、葉先が細かく裂けて垂れ下がるのが特徴である。葉柄には2列にトゲがある[3]。花期は4 - 5月頃[3]。花は黄緑色で小さく、独特の臭気がある[3]。
分布と生育環境
東アジアの亜熱帯の海岸付近に自生する[3]。分布地は中国大陸南部、台湾、日本の南西諸島・小笠原諸島・九州南部・四国南部である[3]。九州での自生地は鹿児島県、宮崎県が主で、次が長崎県の五島列島・阿値賀島(平戸)・田平(九州本島最北自生地[4])。北限は福岡県宗像市の沖ノ島とされるが、福岡県のものは江戸時代以降に平戸から移植されたことが調査で判明している。
大東島に生育する変種にダイトウビロウ(学名: Livistona chinensis ver. amanoi)がある[5]。近縁種に小笠原諸島特産のオガサワラビロウ(学名: Livistona boninensis)があり、やや大形になる[3]。
利用
沖縄県などでは庭木・街路樹に用いるほか、葉は扇や笠などの細工物、泡盛の瓶の保護、装飾等に利用し、また若芽を食用にする[3]。沖縄市の市の木である。乾燥させたビロウの葉で編んだ琉球諸島のクバ笠は、風通しが良いうえに撥水性があり、漁師や畑仕事をする人に重宝された。かつては用途や島々によって形が異なっていた。2018年時点でも沖縄本島で製作されている[6]。
ギャラリー
文献初出
ビロウの古名「アヂマサ」の文献初出は、『古事記』下巻「大雀命(仁徳天皇)」条の次の天皇御製歌である。
- 淤志弖流夜。那爾波能佐岐用。伊傳多知弖。和賀久邇美禮婆。阿波志摩。淤能碁呂志摩。阿遲摩佐能。志麻母美由。佐氣都志摩美由。
- おしてるや、なにはのさきよ、いでたちて、わがくにみれば、あはしま、おのごろしま、あぢまさの、しまもみゆ、さけつしまみゆ。
地名
ビロウにちなむ地名として、枇榔島(宮崎県門川町、鹿児島県の志布志市と南大隅町)、蒲葵島(高知県大月町)などがある。
朝廷とのかかわり
平安時代の王朝、天皇制においては松竹梅よりも、何よりも神聖視された植物で、公卿(上級貴族)に許された檳榔毛(びろうげ)の車の屋根材にも用いられた。天皇の代替わり式の性質を持つ大嘗祭においては現在でも天皇が禊を行う百子帳(ひゃくしちょう)の屋根材として用いられている。
民俗学的視点
民俗学者の折口信夫はビロウに扇の原型を見ており、その文化的意味は大きい。扇は風に関する呪具(magic tool)であったとする。民俗学者谷川健一は、奄美・沖縄の御嶽には広くビロウ(クバ)が植えられておりビロウの木の下が拝所である事、ビロウから採取できる資材がかつて南島人の貴重な生活資材となっていた事を指摘している[7]。
脚注・出典
- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Livistona chinensis (Jacq.) R.Br. ex Mart. var. subglobosa (Hassk.) Becc. ビロウ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年6月2日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Livistona chinensis (Jacq.) R.Br. ex Mart. ビロウ(広義)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年6月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 平野隆久 監修 1997, p. 302.
- ^ 長崎県の文化財
- ^ 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文『樹皮と冬芽:四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社〈ネイチャーウォチングガイドブック〉、2014年10月10日、229頁。ISBN 978-4-416-61438-9。
- ^ 金城忍「琉球の記憶 クバ笠を編む◇王国時代から伝わる島の民具 手探りで制作始め◇『日本経済新聞』朝刊2018年11月15日(文化面)2018年12月27日閲覧。
- ^ 谷川 (2012), p. 89.
参考文献
- 平野隆久 監修・写真、永岡書店 編『樹木ガイドブック』永岡書店、1997年5月10日。 ISBN 4-522-21557-6。
- 谷川健一『蛇―不死と再生の民俗』冨山房インターナショナル、2012年。 ISBN 978-4905194293。
- 吉野裕子『扇―性と古代信仰』人文書院、1984年。 ISBN 978-4409540114。のち、新版。
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、ビロウに関するカテゴリがあります。
ビロウ
- ビロウのページへのリンク