バンキッシュ・レーサーの機体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 15:30 UTC 版)
「マクロス・ザ・ライド」の記事における「バンキッシュ・レーサーの機体」の解説
VF-19ACTIVE ノートゥング* バンキッシュ・レーサーに転向したチェルシーへ、S.M.Sから提供された機体。カラーリングはライトブルーに白のストライプ。パーソナルマークは「ブリュンヒルデ」。 ACTIVEはAdvanced Control Technology for Integrated Valkyries:先進制御技術統合可変戦闘機)の意味で、ノートゥング (Nothung) は歌劇『ニーベルングの指環』で英雄ジークフリートが魔竜ファーフナーを倒す剣のこと。 L.A.I社がS.M.Sに運用試験を委託している実験機であり、実戦に近い環境で新技術のデータを収集するため、民間のバンキッシュ・レースに投入された。VF-19EFをベースにしているが、主翼を前進翼からデルタ翼に変更し、翼端の可動式ウイングレットにYF-21で使用されたOTM自由変形素材を使用している。EX-ギアシステムや高性能AIブリュンヒルデ(チェルシー命名)を搭載しているが、乗りこなすためには操縦者の技量が問われる。 チェルシーの留守中にタケルが搭乗し、YF-25-5を盗んだナレスワンを追いかけたが、アンジェのVF-22HGに攻撃され大破する。 YF-25 プロフェシー 次世代可変戦闘機VF-25メサイアの試作機。1年前、S.M.Sにいたアンジェが惑星メサイア025でテストフライトを担当した。星天カップのデモフライトのためS.M.Sがエヴナに持ちこみ、VF-19ACTIVEを失ったチェルシーの新たな翼となる。その際、制御支援AIはブリュンヒルデを移植している。YF-25 パラディンプロフェシー* YF-25のオプションとして、バジュラとの格闘戦を想定して試作された重装甲突撃パック(SPS-25P/MF25、通称:パラディンパック)を装着した状態。右手に持つ長槍(BL/VF-X1ブレイズランス)は、先端にピンポイントバリアと20mmレールカノンを備える。 VF-1X++ ダブルプラス* ハクナが特殊部隊時代から使用しているVF-1X+を、独自にバンキッシュ用に改造した機体(別名「ハクナスペシャル」)。カラーリングは白。パーソナルマークは「トビウオ」。 エンジンを新型無人戦闘機用の熱核バーストタービンに換装し、脚部に緊急加速用ブースターユニットを装着。機体各所にもプロテクターやサブスラスターを追加し、主翼や機体下面の空力の見直しも行っている。強大な推力とピーキーな運動性、それを操るハクナの腕でライバルに対抗している。 初飛行から50余年経つロートル機に無茶な改修と無謀なフライトを重ねた結果、機体の劣化が進んでおり、整備不足も祟ってレース本番ではマシントラブルが頻発していた。第8話にてナレスワンのネオ・グラージbisとの戦闘で全損する。 VF-0改 ジーク* VFシリーズの雛形となった「幻の可変戦闘機」VF-0Aの改造機。愛称のジーク (ZEAK) は、魔剣ノートゥングの所有者ジークフリートに由来する。カラーリングとパーソナルマークはVF-1++と同様。 かつてカトリが債権者の倉庫からスクラップ状態で発見し、仕事とは別に道楽でレストアをしていた。VF-1++を失ったハクナのため、L.A.Iやガルドワークスの協力を取り付けて急遽完成させた。 主翼・頭部・脚部など全体の70%をVF-25Fからミックスビルドしており、熱核バーストタービンエンジン・ステージIIやISC、リニア・アクチュエーターなどの新技術を装備し、最新鋭機VF-25やYF-27に比肩しうる機体に仕上がっている。 SV-52γ オリョール* リーナが「最古にして最良の可変戦闘機」と呼ぶ愛機。カラーリングは深紅。パーソナルマークは「薔薇の花」。 統合戦争当時、反統合同盟が開発したSV-51の熱核反応タービンエンジン搭載型。主翼翼端に鳥の羽根のような多段式フラップを装備する。リーナの機体は第一次星間大戦で壊滅した地球上でシェルターに保管されていたオリジナルのうちの一機であり、一族の財力を惜しげもなく投じてレストアした。参考資料が少ないため、外見はSV-52よりもSv-51γに近い。大柄な機体(ファイター形態の全長約23m)を活かしてVF-17D用のエンジンに換装しており、宇宙用のスーパーパックを装備することも可能。 VF-9E カットラス 覇王ベルティエの機体。カラーリングは黄色と赤。パーソナルマークは「鉄アレイ」。 ゼネラル・ギャラクシー社が2020年代に開発した小型可変戦闘機。E型はVF-22と同等のエンジンであるRR熱核反応バーストタービンFF-2450Cを搭載し、AVFの速度とVF-9の機動性の両立を図っている。 VF-19A エクスカリバー ブラウヒッチの機体。カラーリングはシルバーとメタリックレッド。パーソナルマークは「盾」。 新星インダストリー社が2040年に開発した次世代全領域可変戦闘機 (Advanced Variable Fighter) 。ブラウヒッチ機は新星インダストリーのフロンティア船団支社が投入したレースモデルであり、量産型のVF-19Aに19C、19Pのデータが反映されている。 VF-11 サンダーボルト 新星インダストリーが2030年代に開発した主力可変戦闘機。生産数が非常に多く、軍の機種改変で払い下げられた機体が多数出回っているため、バンキッシュには「サンダーボルト・クラス」というワンメイクレースもある。VF-11C サンダーボルト・インターセプター クレメンスの機体。カラーリングはグレーに青・黒。パーソナルマークは「カモメ」。 エンジンをVF-16A用のFF-3600J熱核バーストタービンに換装。パートナーのベルティエをアシストするため各種の防御装備を備え、短時間ならばバトロイド形態でピンポイントバリアを使用可能。 VF-11D サンダーフォーカス ローズとD・アイヴォリーの機体。カラーリングは肌色に緑。パーソナルマークは「雷神」。 複座練習機のVF-11Dを報道用に改造したもの。搭載AIは放送局並みの即時編集機能を持つ。機体下面に装着する大型カメラポッド (GCU-M3) は軍の強行偵察機用に開発されたもので、カメラや各種センサー、通信用フォールドアンプユニットなどを搭載し、エネルギー転換装甲で保護されている。 VF-11B ノートゥングII ファスケスの反乱事件の終結後、正式にバンキッシュ・レーサーとなったチェルシーの機体。カラーリングとパーソナルマークはVF-19ACTIVEに準ずる。 払い下げのVF-11Bを3機つぶして組み上げられ、変形速度と照準精度はVF-19に匹敵する。歌手であるチェルシーらしく、スピーカーポッドや指向性マイクポッドを搭載する。 VF-17D ナイトメア"ソン・チューロン" ホアン・ミン・リンの機体。愛称の「ソン・チューロン(河九龍)」はメコン川を意味する。 2037年に正式採用されたゼネラル・ギャラクシー製のステルス可変戦闘機。ミンは武装を外した以外は軍仕様と変わらぬままで運用している。 VA-3 インベーダー ノースロム・グラマンによる可変攻撃機。フロンティア船団カップに出場した。 VF-14 バンパイア ゼネラル・ギャラクシー製の可変戦闘機。フロンティア船団カップに出場した。
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