ハイネスデューク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:54 UTC 版)
「百獣戦隊ガオレンジャー」の記事における「ハイネスデューク」の解説
巨大な一本角を持つ、最高位のオルグ。表向きはオルグマスターの代行者であるが、実質的なオルグの支配者である。背にマントを装備している。 それぞれガオレンジャーに倒されるが、ヘルデュークオルグとなったツエツエにより3体揃ってヘルハイネスデュークとして復活。復活後は以前を上回る戦闘能力でガオレンジャーを一度敗退させるが、破邪百獣剣と修羅百鬼剣とのぶつかり合いで敗れてしまう。しかし、その後に3体の亡骸の液体が融合してセンキになる。 シュテン 全身に目玉を持つ赤いハイネスデューク。最初に現れたハイネスデュークであり、凶暴で破壊衝動が強い。失敗した部下にお仕置きをすることもあり、それを楽しみにしている節もある。大きな目をよく見れば多数の小さい目玉が集合している。両腕を伸ばすことができ、発する電撃と斧・ハイネスアックスが武器。フリーザーオルグの特攻によってガオソウルの封印に一度成功するが、ガオソウルが復活したガオレンジャーに逆襲される。オルグシードを差し込む荒技で巨大化し、ガオマッスルと激闘。最後は新生ガオキングと戦い、スーパーアニマルハートを受けて敗れた。それでもまだ生きていたが、ウラに処刑される。名前の由来は酒呑童子。デザインモチーフは目のほか、鬼のイメージとして爪の要素も取り入れられている。 ウラ Quest 14から登場。鼻と耳の合わさったような姿をした緑色のハイネスデューク。扇を武器として振るい雅を好む。日本の公家や平安貴族のような口調であり、一人称は「麿(まろ)」、口癖は「〜でおじゃる」。狼鬼を復活させた張本人で、その真の目的は千年の邪気を強力に育てて、美しい姿である究極体を手に入れるためであった。ツエツエとヤバイバを牽制や陽動、消耗戦のための要員と割り切っているが、初登場時にシュテンの攻撃の巻き添えを食らった2人を回復・救助したり、功績をそれなりに評価したりしているため他のハイネスよりは良好な関係を築いている。美しいものを好み、登場当初は狼鬼にガオの宝珠を奪わせ、後にそれを利用してキマイラオルグを生み出す。また狼鬼が本来の姿に戻った後、彼が変身したガオシルバーによって倒されたかに見えたが、残された角の宝石の力で復活。これ以降は千年の邪気を利用してガオレンジャーを苦しめる。名前の由来は桃太郎の話に出てくる鬼のモデルになった鬼・温羅。デザインモチーフの耳は生々しくならぬようあまり強調されていない。鼻の要素は後から加えられた。 ウラ究極体 Quest30・31に登場。度重なる戦いで強力となった千年の邪気を取り込み、ウラが変化した姿。変化前に比べて禍々しい姿となっているが、本人はこの姿を「この世で一番美しい究極の体」と自負している。鋭い鍵爪(右腕の鍵爪は柄を伸ばして手持ち武器にもなる)と放電を武器とし、自力で巨大化して飛行形態に変形するほか、手のひらから光の刃を形成させることも可能。その実力は圧倒的で、一度はレッド・シルバーを除く4人を笑いながら殺害したほど。等身大でガオレッドのファルコンサモナーの攻撃を受けた際に巨大化。巨大戦でガオイカロスと戦った際にイカロスダイナマイトを喰らい深手を負ったことで邪気は消滅し、元の姿に戻ったところにシルバーの一撃を喰らい、最後は破邪百獣剣で倒される。デザインモチーフは耳が主体の変身前に対し、鼻が主体となっている。 ラセツ Quest 32から登場。巨大な口を持つ青いハイネスデューク。頭部と胴部に二つの人格を持っており、頭部の口は女声、胴部の口は男声でしゃべる。自称「絶望の王子」。普通の食品・無機物問わず何でも喰らい文明を滅亡させようとする美食家で、特に建造物の瓦礫や子供から錬成した夢エキスジュースなどの人類の夢が詰まった食材を好む。カジヤオルグを使って獣皇剣を食器に作り替えさせようとしたり、テトムの弁当の匂いが忘れられず、テトムの手料理を食べたいがためだけに彼女を誘拐させ、彼女を専属料理人にしようとしたこともある。ガオレンジャーの各戦士を「○(各戦士の色)団子」と呼ぶ。巨大なナイフとフォーク型の槍が武器。口から伸縮自在の舌を伸ばしたり、火炎放射も吐くことが可能。巨大戦でガオマッスル・ガオハンター・ガオケンタウロスと戦い、最期はガオケンタウロスの獣王の舞いで倒される。名前の由来は羅刹。デザイン段階で2種類の声でしゃべることが想定されていたため、左肩に女性のような唇がつけられている。スーツは屈伸すると腰の口が開くギミックとなっている。 究極オルグ センキ Quest 49からFinal Questに登場。ツエツエが巨大オルグシードに倒された3人のハイネスデューク(シュテン・ウラ・ラセツ)の亡骸を融合して生まれた、至高を超えたヘルハイネスデューク・オルグ王。全身に目玉、胴体に大きな顔など3人のハイネスそれぞれの外見的特徴を併せ持つ(また両手首はツエツエとヤバイバの頭部を模している)が、3人の意識が融合したわけではなく独自の自我を持っており、乱暴なハイネスたちとは違って冷静な口調で話し、落ち着いた態度を見せる。武器は3人のハイネスデュークが使用していた究極武器修羅百鬼剣(しゅらひゃっきけん)。 肉体が破壊されても心臓部さえ残っていれば何度でも再生・復活する驚異の回復力、ガオゴッドすら圧倒する桁違いの戦闘力を持ち、天空島アニマリウムに攻め込んでパワーアニマルを全滅させた。また、ツエツエの杖を借りることで単身での巨大化が可能。最終的には復活したパワーアニマルたちとガオレンジャーの森羅万象・天地轟鳴・百獣アニマルハートで肉体が消滅し、残された心臓は破邪百獣剣で粉砕された。
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