ドラえもんのなんでもチャレンジ!
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「ドラえもんの派生作品のひみつ道具」の記事における「ドラえもんのなんでもチャレンジ!」の解説
『小学二年生』2003年4月号から2004年3月号、2004年4月号から2005年3月号、および2005年4月号から2006年3月号に連載された学習体験コミック。三谷幸広作画。2003年度連載分は『小学二年生』2004年10月号別冊付録、2004年度連載分は『小学二年生』2005年12月号別冊付録として、ともに『ドラえもんのなんでもチャレンジ! スペシャル』という題で冊子にまとめられている。2005年度連載分は冊子にまとめられていない。 サブタイトルは雑誌掲載時は「――の巻」という形式だが、冊子収録時は末尾の「の巻」がなく、また冊子収録時に改題されることもある。そのため、冊子収録作品のサブタイトルはここでは冊子での表記を用いる。 巨大紙飛行紙(きょだいかみひこうし) 「紙飛行機を作ろう」(『小学二年生』2003年4月号掲載)に登場する。紙飛行機を折るための巨大な折り紙。折った紙飛行機は、乗って自由に空を飛ぶことができる。破れたふすまを直すためにこの紙を糊で貼ると、ふすまが空を飛んでしまう。糊で貼るなどの行為は完成したと見なされ、飛ぶ仕様になっている可能性がある。 迷シーンカチンコ 「迷信・言い伝えのうそ・ほんと」(『小学二年生』2003年5月号掲載)に登場する。カチンコを象った道具。迷信や言い伝えにあう場面を見たとき、このカチンコを鳴らすとそのとおりになる。たとえば水滴で光るクモの巣を見つけてカチンコを鳴らすと、「クモの巣が光っていたらその日は晴れる」という迷信により、たとえ雨模様であっても途端に晴れる。また迷信にあう場面が見つからないときに、その迷信に会う場面を自分で作り出してカチンコを鳴らす、といった方法も有効。たとえばほんもの図鑑でフクロウを呼び出して「ノリッケホーセー」と鳴かせ、カチンコを鳴らすことで、「フクロウが『ノリッケホーセー』と鳴けば晴れ」という迷信にあう場面でカチンコを鳴らしたことになって晴れる。 拡画器 「きみにも巨大絵がかける!!」(『小学二年生』2003年6月号掲載)に登場する。かきたい絵を投入すると拡大してかいてくれる道具。ロケットが付いているので、「空中マジック」と併用して空中にかくことができる。 空中マジック 「きみにも巨大絵がかける!!」(『小学二年生』2003年6月号掲載)に登場する。空気クレヨンのように、空中に絵や文字をかくことのできるマジック。 忍者スーツ 「のび太、忍者になる」(『小学二年生』2003年7月号掲載)に登場する。忍び装束を模した道具。背負袋を模したカバンが付属し、中には忍び道具が入っている。着用するだけで忍者の知識や技が身に付く。 巨大超強力じしゃく 「プニュプニュ! 手作りスライム」(『小学二年生』2003年9月号掲載)に登場する。小学生の頭ほどの大きさの強力な磁石。 暗号かいどくロボット 「九九かめんあらわる」(『小学二年生』2003年10月号掲載)に登場する。暗号を解読するロボット。古典的なロボット像のように、胸には計器のメーター、頭にはアンテナ、目は十字形になっている。 バイバインのききめをなくす薬 「九九かめんあらわる」(『小学二年生』2003年10月号掲載)に名前のみ登場する。バイバインの効力を消す薬品とされるが、どこかに落としたらしい。 しゅんかん入れかえ機 「との様って大へん!」(『小学二年生』2003年11月号掲載)に登場する。服装や髪型はそのままで、2人の体だけ入れ替えることのできる道具。この作品の最終ページでは、命の危機に迫られたドラえもんが焦ったのか「しゅんかんとりかえ機」と呼んでいる。 立体コピーカメラ 「ライト兄弟物語」(『小学二年生』2003年12月号掲載)に登場する。インスタントカメラを模した道具。撮影すると瞬時に写真が現像され、写真を裏から叩くと被写体の完全な複製品が出てくる。 大感動手紙セット 「かんたんメッセージカード」(『小学二年生』2004年3月号掲載)に登場する。ペンと紙のセット。これを使って手紙を書くと、どんな適当なことが書いてあっても、読んだ人は大感動する。書いた手紙は自動的に折り紙のように折られ、かわいいメッセージカードとなる。 プロフェッショなるボックス 「おとなになったら何になる?」(『小学二年生』2004年4月号掲載)に登場する。箱型の部屋。部屋の中には1体のロボットがおり、ロボットに職業の紹介をしてもらったり、仮想世界で仕事の体験をすることができる。 そっくりペン 「おとなになったら何になる?」(『小学二年生』2004年4月号掲載)に登場する。そっくりクレヨンに似た道具。このペンで写生すると、被写体が絵とそっくりになる。 かぞえかたたたき 「数え方のいろいろ」(『小学二年生』2004年5月号掲載)に登場する。ものの数え方を変える道具。一般的な肩たたきのように、棒の一方の端には肩を叩くための球体が、反対の端にはまごの手がついている。たとえば「お金の数え方『円』は『ホイサッサ』に、重さの数え方『kg(キログラム)』は『ドッコイショ』になあれ」と言いながら、球体でお金やものさしを叩くと、使用者の周囲で「牛肉1ドッコイショがたったの500ホイサッサだよ!!」などと使われるようになる。叩いたものをまごの手でかけば元に戻る。 生き物一般の数え方を一度に変えたいときは、個々のものについて具体的な数え方を指定する必要はない。たとえば「生き物の数え方は全部『ジャイアン』になあれ」と言いながら生き物図鑑を叩くと、「ブタが4ジャイアンにげた」「アリを2ジャイアンふんじゃった」などと使われるようになる。 マナーベル 「マナーはおまかせ」(『小学二年生』2004年6月号掲載)に登場する。ハンドベルを象ったロボット。ロボットに付属のカセットを挿入することで、ロボットがさまざまなマナーを教えてくれるというもの。カセットは時代別になっており、現代、江戸時代、室町時代、鎌倉時代、弥生時代、原始時代などのカセットがある。また時間がないときのために、一度練習したことは絶対にマスターできるという「強力特訓カセット」シリーズがあり、これを使用すると実践的に学ぶことができる。 花火製造カメラ 「花火のいろいろ」(『小学二年生』2004年7月号掲載)に登場する。カメラ型の道具。このカメラで撮影すると、打ち上げ用のポラロイド花火の玉が瞬時にできあがる。しかも撮影時のセリフが吹き出しで付く。 スケスケライト 「だれでも天才になれる方法」(『小学二年生』2004年11月号掲載)に登場する。懐中電灯を象った道具。この光を人間の頭部に照射すると、照射中だけ脳が透けて見える。 火事場のバカ力ろうそく 「だれでも天才になれる方法」(『小学二年生』2004年11月号掲載)に登場する。ろうそくを模した道具。頭に載せて根元のボタンを押すと点火する。すると火事場のバカ力のように、脳の普段使用しない領域をフル活用することができる。使用中は脳に異常な負担がかかるため、ろうそくが燃え尽きると同時に効果が切れる仕様になっている。効果が切れると脳が疲れてしばらく働かなくなる。 ダジャレグラス 「おせち料理のひみつ」(『小学二年生』2005年1月号掲載)に登場する。メガネを象った道具。これを装着して物体を見ると、見た物体のダジャレをスラスラと言えるようになる。しかも見た物体はダジャレ通りに動いて見える。 本物かんさつケース 「おもしろ生き物大集合」(『小学二年生』2005年2月号掲載)に登場する。小型の虫かごのような容器。見たい生き物を口頭で指定すると、10分間だけケースに閉じ込めることができる。動物の大きさはケースに合わせて変化する。 楽器ナール 「めずらしい楽器でえんそうしよう」(『小学二年生』2005年3月号掲載)に登場する。バイオリンを象った容器に入った液体。これを1滴かけると、かけたものが楽器になる。たとえばゴミ捨て場のゴミにかけると、ビンやヒモ、棒が自動的に動いてボトルフォンができあがったりする。人間にかけると、体が勝手に動いて体の一部を叩いたり、手で笛を作ったりして演奏をしだす。
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