dowry
「dowry」の意味・「dowry」とは
「dowry」とは、結婚時に女性側から男性側へ贈られる財産や財物のことを指す英語の単語である。この概念は、特に古代から中世のヨーロッパやアジアの一部地域で見られる風習に基づいている。しかし、現代でも一部の地域や文化では続いている。具体的には、金銭、宝石、土地、家屋などが該当する。「dowry」の発音・読み方
「dowry」の発音は、IPA表記では /ˈdaʊri/ となる。これをカタカナに直すと「ダウリー」となる。日本人が発音する際のカタカナ英語では「ダウリー」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「dowry」の定義を英語で解説
「dowry」は、"property or money brought by a bride to her husband on their marriage"と定義される。これは、「結婚時に嫁から夫へ持参される財産や金銭」という意味である。「dowry」の類語
「dowry」の類語としては、「dower」や「portion」などがある。「dower」は、夫が死亡した後に妻が受け取る財産を指す言葉で、「portion」は、親から子への遺産の一部を指す。「dowry」に関連する用語・表現
「dowry」に関連する用語としては、「bride price」や「dowry death」などがある。「bride price」は、男性側から女性側へ支払われる財産や財物を指す言葉で、「dowry death」は、持参金を巡るトラブルにより女性が死亡する事件を指す。「dowry」の例文
以下に「dowry」の使用例を示す。 1. Her dowry was a piece of land.(彼女の持参金は一区画の土地だった。) 2. The dowry system is still prevalent in some societies.(持参金制度は一部の社会ではまだ根強い。) 3. The bride's family couldn't afford a large dowry.(花嫁の家族は大きな持参金を用意できなかった。) 4. Dowry is not a common practice in Western societies.(持参金は西洋社会では一般的な習慣ではない。) 5. The dowry included some precious jewels.(持参金にはいくつかの貴重な宝石が含まれていた。) 6. The dowry was given to the groom's family.(持参金は新郎の家族に渡された。) 7. The dowry was a source of dispute between the families.(持参金は家族間の争いの原因だった。) 8. The dowry was returned to the bride's family after the divorce.(離婚後、持参金は花嫁の家族に返された。) 9. The dowry was used to start a business.(持参金はビジネスを始めるために使われた。) 10. The dowry was an old tradition in their culture.(持参金は彼らの文化の古い伝統だった。)ダウリー
ダヘーズ
(ダウリー から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/07 04:06 UTC 版)
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インド哲学 - インド発祥の宗教 |
ヒンドゥー教 |
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ダヘーズ(ヒンディー語: दहेज़、ウルドゥー語: دہیز)とは、インドでみられる結婚に関わる持参金制度のことである。語源はアラビア語のジャヒーズ(جهيز)。英語でダウリー(dowry)とも呼ばれる。
持参金の制度自体は、世界中で広く見られる習慣であり、金銭以外の価値のある物品(貴金属類、電化製品、不動産など)を含める地域もある。インドでは、結婚の際に新婦側家族が新郎側家族と話し合い、持参金、もしくは物品(貴金属類、宝石、家電製品など)の新郎側に贈ることである。贈られた物は新郎新婦の財産となる。
ヒンドゥー教徒に限定なく、インドのイスラム教徒にも広がっている。1961年に、ダヘーズ禁止法が成立したが、今も違法に行われている。
ダヘーズの問題
元々はダヘーズは、一般的に、上位カーストの富裕層の習慣であり、独立後のインド社会全体に根付いた理由として、平等な財産権を与えられていない女性に対し、実家が財産分与として多額の金品を与えたということからインド全土に広まった。
ちなみに1956年のヒンドゥー教の法は、女性に土地や財産の相続の権利を認めている[1]。
花嫁の家族が所来の花婿の家族の要求に見合う充分なダヘーズを支度できない場合には、花嫁は花婿の家族から冷酷な扱いを受けたり、最悪死に追いやられる。このような状況を引き起こした要因の一つしてダヘーズがあげられる[2]。
1961年、ダヘーズ禁止法が制定・施行、1983年と1986年に刑法改正[3]され罰則強化された。 この刑法は妻を自殺に追い込む他者の冷酷な行為を罰するものである。結婚後7年以内の全ての妻が自殺や死亡すれば、ダヘーズ殺人とみなされ逮捕される。警察が令状なしに、または任意の調査もせずに、ダヘーズ殺人とみなされ逮捕することができる[4]。
ダヘーズ殺人裁判で夫は裁判で無実を証明し、無罪を勝ち取ることが多いが職場を失ったり、マスコミ報道により名誉回復出来ず、また女性側が個人的な恨みを晴らすために法律を悪用するケースも多い[5][6]。
脚注
- ^ [1]
- ^ CGS Online
- ^ Section 304B - Indian Penal Code (IPC)
- ^ “アーカイブされたコピー”. 2014年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月6日閲覧。
- ^ Stiffer dowry law may lead to more abuse - Times of India
- ^ STOP ABUSE OF MEN: SC:No abuse of arrests under anti-dowry law, time to make 498A bailable
参考文献
- 謝秀麗『花嫁を焼かないで―インドの花嫁持参金殺人が問いかけるもの』(1990年、明石書店)ISBN 4750303046
- スバドラー・ブタリアー『ダウリーと闘い続けて―インドの女性と結婚持参金』(2005年、つげ書房新社) ISBN 4806805165
関連項目
- インドにおける性に関する問題
- Save Indian Family
- ヒンズー教徒間での結婚に関する法律
- ダウリーのページへのリンク