ジェダイト直属妖魔群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 03:31 UTC 版)
「ダーク・キングダム」の記事における「ジェダイト直属妖魔群」の解説
ジェダイト配下の妖魔は人間に化けたり、実在の人物になり替わって社会に溶け込み、不特定多数の人間からエナジーを奪っていた。収集の対象となるエナジーの種別は毎回異なっており、エナジーを奪われた人間は妖魔の言いなりとなって操られる。収集されたエナジーはジェダイトのもとに送られ、作戦成功の場合はジェダイトによってクイン・ベリルの黒水晶に注ぎ込まれ大いなる支配者に捧げられるが、集めた妖魔が倒されると元の人間の元に戻る。 名前が2つ並んでいる妖魔は、テレビアニメ版 / 原作・『Crystal』の順で表記。 モルガ / なるの母に変装した妖魔(仮名) 声 - 阿部光子(テレビアニメ)、小林沙苗(Crystal) 第1話に登場。セーラームーンが最初に戦った妖魔。全身が干からびており、首が180度回転する。大阪なるの母親に成りすまして宝石店のバーゲンを開催し、店の商品の装飾品を試着した客の女性たちのエナジーを得ていた。 原作でも名前はないが、モデルとなった妖魔が登場する。『Crystal』では原作準拠の設定で登場する。 バーム 声 - 江森浩子 第2話に登場。「占いハウス」で「十番街の少女」というタロット占い師として暗躍した。「占いハウス」に行った者は皆反抗的になり、海野ぐりおは翌日から授業中に漫画を読んだり、校内の窓ガラスを割ったりするなどの奇行を見せた。妖魔形態では頭髪が触手のように自在に伸縮して攻撃を仕掛ける。「若さと反抗のエナジー」を集める。 名前は手相学の英名である「パームリーディング」から、掌を意味する「パーム」を基にしたもの。 フラウ 声 - 麻上洋子 第3話に登場。ラジオ局「FM No.10」の女性ディレクターに成りすまし、Jダイトー(ジェダイト)と共に「ミッドナイト・ゼロ」を電波ジャックによって放送していた。ラブレターを番組に投稿して葉書を採用されたリスナーに送られるノベルティグッズであるブローチによってエナジーを集めていた。可燃性のガスを吐き出して攻撃する。 名前の由来は「フラワー」のもじり。 イグアーラ 声 - 松岡洋子 第5話に登場。頭髪のあるイグアナのような姿の妖魔。尻尾による首絞め攻撃を使う。ペットショップ「パーフューム」の店主として兎に似た外見の「シャネーラ」を大量に販売し、購入者からエナジーを奪った。 ルナへの対抗心からシャネーラを購入したうさぎの弟・進悟をはじめとする子供たちを操ってセーラームーンを攻撃させたが、セーラームーンの「ムーン・ティアラ・スターダスト」で子供たちが元に戻ってしまったため失敗。尻尾での攻撃でセーラームーンを追い詰めるが、尻尾の根元にある発光する部分を攻撃されて倒される。シャネーラ イグアーラが作り出した小動物。兎にチンチラのような長い毛を生やしたような外見をしている。その愛らしい外見と香水のような香りで相手を魅了し、エナジーを奪おうとした。それはかなり強力で購入したうさぎが転んで泣いている少女にも見向きをしなかったほど。なお、うさぎが購入したシャネーラはルナによって処分された。 キュレネ 声 - 篠原恵美 第6話に登場。背中に大きな翼を持つコウモリ形態の妖魔で、コウモリ同様に超音波を使った攻撃を用いる。人間形態では女性に変装し、手違いで雨出祐介に渡ってしまったジェダイトが作り出した超音波を収録したカセットテープ(洗脳を目的としたサブリミナルテープ)を奪取するために雨出を襲撃していた。 セーラームーンを野外ステージに追い詰めたが、自ら放った超音波をセーラームーンが投げたステージマイクから拾われ、PAスピーカーによって増幅、直撃されダメージを負ってセーラームーンに倒される。 名前の由来はギリシャ神話の登場人物「キューレーネー」から。 デレーラ 声 - 川島千代子 第7話に登場。うさぎと同じ十番中学校出身のアイドル歌手・白鳥みかんを襲撃して成り代わり、「シンデレラキャラバン」というイベントで芸能界入りを目指す参加者からエナジーを奪おうとした。妖魔形態は後頭部のみ頭髪が生えているという姿で、付着するとガラス化する粘液を吐き出して攻撃する。 ガロベン / 講師に変装した妖魔(仮名) 声 - 江森浩子(テレビアニメ)、金月真美(Crystal) 第8話に登場。セーラーマーキュリーがセーラームーンと共に初めて戦った妖魔。逆立った髪で真っ赤な肌をしている。超難問のテスト問題を出題し、回答できないと解答用紙を鋭い刃物のように飛ばすという「天才ニュートン問題」の他、片手が斧のように変形して攻撃する。名前の由来は「ガリ勉」。 水野亜美が通っている学習塾「クリスタルゼミナール」の講師に成りすまし、洗脳プログラムがプログラミングされたフロッピーディスク(原作新装版以降及び『Crystal』では光学ディスク)を用いて亜美を含む受講生からエナジーを奪おうとしたが、亜美はフロッピーディスクを落としていた(もともと使用すると頭痛を起こす特異体質であった)ために使用しておらず、難を逃れている。 また初めてセーラー戦士を人質にした妖魔であり、原作では亜美の首を絞め、テレビアニメでは亜美の口を塞ぎ、『Crystal』ではうさぎを解答用紙で拘束している。 原作でも名前はないが、モデルとなった妖魔が登場する。『Crystal』では原作準拠の設定で登場し、灰色の肌をしている。 ラムア 声 - 山田栄子 第9話に登場。時計店「クロックルック」店主に成りすまし、購入者の時間を狂わせる時計を売り、時間に追われる人々のエナジーを店内の大時計で奪おうとした。大時計の中の時間がねじれた異空間にセーラームーンたちを誘い込み、エナジーを奪われたセーラームーンと時間を止められたセーラーマーキュリーの動きを封じ窮地に追い込むが、タキシード仮面に大時計を破壊されたことで能力を無力化され、エナジーを取り戻したセーラームーンに倒される。 名前の由来は「アラーム」のアナグラム。 キガーン 声 - 山田礼子 第10話に登場。セーラーマーズが最初に戦った妖魔。レイの祖父がナンパして火川神社に居ついていたジェダイトが送り込んだ妖魔で、バスの運転手に成りすまして主に火川神社のお守りを購入した人間を操り、午後6時に「仙台坂上」バス停を出発したバスを次々異空間に送り込んでエナジーを集めていた。柱上に打ち出したセーラーマーズの「ファイヤー・ソウル」によって消滅した。 名前の由来は神社の「祈願」から。 ムーリド 声 - 原えりこ 第11話に登場。多数の行方不明者が発生していた遊園地「夢ランド」の動物管理人「ドリーム姫」として、手にしていたリンゴの果実で動物を操る他、園内施設「お菓子の家」に入った来場者からまとめてエナジーを奪おうとした。ドリーム姫の首が一旦胴体に引っ込み、再び突き出すことで本性を現す。ムーリドの顔は、腹話術の人形と近似したものとなっている。 幻覚を生み出すことによってセーラーマーズの腕を石化させるなどセーラームーンたちを翻弄したが、タキシード仮面によって幻影が破られた後はセーラーマーズに「悪霊退散」のお札を貼られて動きを封じられ、セーラーマーズの「ファイヤー・ソウル」とセーラームーンの「ムーン・ティアラ・アクション」の合体技を受けて倒される。 名前の由来は「ドリーム」のアナグラム。ジェダイト妖魔群最後の妖魔となった。
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