シンフォニア財団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:58 UTC 版)
「プリティーリズムの登場人物」の記事における「シンフォニア財団」の解説
闇のプロモーターとして君臨する欽太郎が率いる芸能財団。他の芸能事務所とは異なり欽太郎がデザインしたシンフォニアシリーズの捜索を前提にプリズム界を手中に収めようと暗躍している(最終目的はプリズムショーの崩壊)。春音あいら(MARs)が当財団に移籍するまでは他のアイドルやタレントは一切在籍していない。欽太郎が主催するシンフォニアセレクションにMARsと競わせ敗れた者は強制的にシンフォニア財団に移籍することになるが、欽太郎が自分の過ちを認めたことで解散となった。 阿世知 欽太郎(あせち きんたろう) 声 - 千葉繁(若い頃 - 近藤隆) 第2期より登場(初登場時はドン・ボンビーの姿)したケイの前夫で、今日子の実父にあたる。元デザイナー兼演出家でプリズムショーと演劇を組み合わせた新しい表現手段・プリズムアクトを考案したが、技術の高度さを競うプリズム界でアクトは注目されず埋没気味に陥っていた。そんな折、究極のプリズムアクト・グレイトフルシンフォニアを考案しミョンジャにオーロラの精メリダとしての主演を要請するが、後にケイと出会って心変わりしケイがメリダ、ミョンジャが対役となる夜の精キーラを演じることになった。しかし、グレイトフルシンフォニアは資金難で実現の見通しが立たず、ミョンジャは欽太郎と破局する。ケイと結婚して今日子を授かった頃にはプリズム界を支配する闇のプロモーターとして君臨していたが、ケイが自身の考案したオーロラライジングを習得させるまで今日子のデビューを控えるべきだとしたのに対して欽太郎はグレイトフルシンフォニア完成の為に今日子の早期デビューを画策し、今日子のあずかり知らない所で卑劣な手段を用いてライバル(神崎そなたの衣装を切り裂いたのも彼の差し金)を次々に潰し今日子を史上最年少のプリズムクイーンに登り詰めさせた。 現在はプリズムジャンプ至上主義のプリズム界への復讐を目的に、プリズムアクト復権を目指してシンフォニアセレクションを開催し手許にあるシンフォニアシリーズのプリズムストーンを商品として供出しているが、かつて自身がデザインしたシンフォニアシリーズの一つを失っており部下に捜索を命じると共に自らもドン・ボンビーを装い着々とプリズム界を陰で操っていた。 38話におけるロードトゥシンフォニアで正体を明かした後は、シンフォニアドレスに魅入られた春音あいらを手中に収め、MARsをシンフォニア財団に移籍させるだけでなく、新たなシンフォニアセレクションを開催し、MARs(特に春音あいら)への挑戦で敗れた者はシンフォニア財団に所属してもらう事をマスコミに宣言する。後にMARsとの挑戦に敗れたSERENON with KやLOVE-MIXもシンフォニア財団に移籍させた。ショウとユンスがリメイクしたシンフォニアドレスで、Prizmmy☆(後にシンフォニア財団に移籍)がMARsに挑戦するも僅差で敗れるが、結果的に欽太郎に不安を与えた。そして、PURETTYとの最終戦で、MARsが敗れ、欽太郎は敗北の屈辱を味わい、移籍した者たちを解放するが、プリズムショー界をこの世から失くすために自分の娘である今日子を貶めプリズムショーが金で仕組まれたエンタティメントであることを世間に公表した後に、発作で倒れて入院を余儀なくする。その後、一時的に植物状態になっていたが、一命を取り留めた。 49〜50話においてグレイトフルシンフォニアの最終楽章で再び姿を現し、かつてはプリズムアクト完成という理想を求めるも世間から「変わり者と後ろ指を指され」淘汰されてきた自らの経験から「ナンバーワンという強者を決めることで人々が傷つき憎悪や孤独が生まれる」光景を作り上げて、自らの望む『未来を否定して美しい過去を永遠に続ける結末』にしようと諮るも、それをきっかけにプリズムスターの果たすべき役目を思い起こしたみあが決起、「皆を未来へ連れていく」という仲間の喜びや悲しみにも報いる一番になることを決意してヘインを未来の扉へと送り出したことで欽太郎の望む結末は破綻を起こし狼狽する。そしてみあ達とヘイン達が終幕のプリズムアクト『ディアマイフューチャー』で見せた輝かしい未来の光景、そして輝かしき笑顔に感化された事で自分の過ちを認め、「すまない」と今日子たちに謝罪した。その後はケイの元で農夫人生を歩んでいる模様であり、歌を口ずさみながら鍬を振って畑を耕していた。ドン・ボンビー 欽太郎が正体を隠しプリティートップに潜り込むために変装した姿。ノーギャラで今日子が雇ったプリティートップのMCで、プリズムショーの司会・進行役。一人称は「ぼくちん」。毎回非常にテンションが高い司会・進行を行い、アフロヘアーの髪型にサングラスをかけているエキセントリックな外見が特徴。かつてはデザイナーを通じ赤井めが姉ぇとも知り合いだったが彼女の前では才能が無くデザイナーを止めてしまったと答えている。司会以外にもマジカルみおんのプロデューサーやプリズム動物の園長も難なく務めている。また言葉の通訳では女装し「戸田ボビ子」と名乗っていた。チェギョンの母である大女優・ミョンジャを引き合いに出して、チェギョンが女優を志願するならばプリズムショーを捨てるようにと決断をせまる非情な一面を兼ね備えているが、病気の今日子におかゆを作る気遣う思いやりも見せている。 今日子曰く、司会は無償で引き受けているとのことであるがプリズムクイーンシリーズに比して世間の注目度が低いシンフォニアセレクションにPrizmmy☆やPURETTYらの新人プリズムスターを参加させるべく暗躍しており、怪しげな変装をして用意周到に今日子を福引で温泉旅館に誘い出し、貸切で温泉合宿からライブステージの舞台まで用意してしまうなど、何かと謎が多い正体不明の人物だったが、第38話のロードトゥシンフォニアで正体を明かしシンフォニアドレスに魅入られた春音あいらを手中に収めMARsをシンフォニア財団に移籍させた。現在はその衣装とカツラをカカシに転用している。
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