ゲスト・脇役
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 15:14 UTC 版)
そいつシャチ 突然スカーフェイスの住む海にやってきた悪いシャチ。メスのシャチと同様、作中で描かれる姿はぼのぼのが想像する姿であり実際の姿は一切不明であるものの、長老曰くものすごく恐ろしい顔をしていたらしい。岩場や漁場を荒らしたり、他のシャチに暴力を振るったりと大暴れをする。スカーフェイスの恋人であるメスのシャチを殺したことにより復讐に燃えるスカーフェイスと戦うことになる。圧倒的有利に戦いを進める最中、突然やってきたぼのぼののお父さんに挑発されたため怒って何度も張り飛ばす。しかし、ボロボロになったぼのぼののお父さんが口の中に入ってきてしまったため、窒息して死亡する。ぼのぼのの父に似た知り合いがいたらしい。 カシラ 声 - なし / 石井康嗣 / なし / なし / 粟津貴嗣 ヤクザ風の少しガラの悪いかなり短気なクマ。体色は紫に近い青紫。ゴンゾを手下として従えている。ヒグマの大将やスナドリネコさんと対立する。アニメではヒグマの大将と同じぐらいの体格だったが、原作では大将に「チビ」と言われたほど小柄である。自分の縄張りに勝手に住み着いた上に態度がでかいという理由でヒグマの大将を敵視し手下を使い大怪我を負わせたが、その時に大将を助けに来たスナドリネコさんと戦う。最初はゴンゾともう二人の手下を連れていたが、1人がヒグマの大将に大怪我を負わせた以外では、スナドリネコさんに負けたり、カシラの話を理解しないなど、ほとんど使えない手下だった。しばらく後にスナドリネコさんの過去を探った上で手下にしようとしてゴンゾと共に森や海でいろいろ大暴れをするが、クズリのオヤジに翻弄されてしまい明確な決着をつけないまま最後はあっさりと帰ってしまう。 アニメ版では森で一番強い奴と戦うためにやってきたチンピラだった。森で1番というクズリくんのおとうさんと戦い、その時にゴンゾがカシラの両足を掴み、ゴンゾが体を回転させてカシラを武器にする合体技「カシラタイフーン」を放つ。ところが、クズリくんのおとうさんの身長が低すぎた為に「カシラタイフーン」が当たらず、そのままクズリくんのおとうさんの後ろにあった岩にゴンゾがカシラの頭を当ててしまう結果になり自滅した。この自滅に関してはクズリくんのおとうさんに対し「俺はお前に負けたんじゃなくお前の策略に負けたんだ」と誤魔化して敗北を認め、ゴンゾ共々去って行った。しかし最終的には、クズリくんのおとうさんが家に帰ろうとした際にクズリくんのおとうさんがアライグマくんの足に躓き転んだ事から、その場でぼのぼのとシマリスくんの話を聞き「森で一番強いのはアライグマくん」だと確信して合体技「カシラタイフーン」で今度はアライグマ君を追い掛け回した。この時のアライグマ君は泣きながら「わー!一番なんて、大っ嫌いだー!」と叫んで逃げ出した。 ゴンゾ 声 - なし / 石井康嗣 / なし / なし / 高野慎平 カシラの手下の一人で、大柄なクマ。体色は青紫。天然ボケな熊でよくカシラにつっこまれるが、カシラに取っては良き相棒。後ろ姿で描かれることが多く、正面から書かれても、顔だけは上手く隠されている。 原作ではめったに言葉を発しないが、カシラに対しては耳元で喋る。 カシラの手下2人 カシラの初登場時に、ゴンゾの他に連れていた2人のクマ。1人はカシラの話を理解しないために頻繁に蹴られ、もう1人の細目のクマはスナドリネコさんに手こずった挙句、「命をかけて戦うぜ」と言ったためにカシラを怒らせ、気絶させられた。その後、細目のクマはヒグマの大将を崖から落とす活躍をするも、カシラによれば、その事で大将に恨まれているらしい。どちらもカシラ同様に小柄。 オオサンショウウオさん 声 - なし / 上田敏也 / 茶風林 / なし 俳句をよく詠むオオサンショウウオのじいさん。イボがたくさんあり、体色は灰色。5巻のキャラクター紹介曰く愚かなことを大概知っており、絶対にやらないらしい。そのために孤独らしいが、人によく説教をする実社会によくいそうな老人。 カエルくん 声 - なし / 上田敏也 / なし / なし / 雄賀多あや トド 声 - なし / 小杉十郎太 / なし / なし / 粟津貴嗣 入り江でぼのぼのの別の貝を探していたぼのぼの達を襲うもスナドリネコさんが石を投げたことにより逃げ去った。 イタチのおっさん 声 - 伊東孝明 なんでもスパッと切る名人らしい。アライグマくんに自分の尻尾を切ってくれと頼まれる。だが、くしゃみで切ろうとしたため、切れるはずも無くアライグマくんを怒らせて蹴飛ばされてしまう。 夏屋さん 声 - 粟津貴嗣 ぼのぼのが出逢う夏の物なら何でもあるというイノシシ。夏だなあと思うときは嬉しくなって走り出す。 マルメラさん 声 - 黒藤結軌 ショーねえちゃんの子分であるネズミ。小さい頃に親に捨てられたところをショーねえちゃんに気にかけられたのが最初の出会いで、後に他のネズミにイジメを受けていたところを再度助けられたため、恩義を感じて彼女の子分になったという。いつも棒のようなものに掴まっている。ショーねえちゃんのことを「ショーねえさん」と呼び、敬語で話す。シマリスくんに関してでたらめな事を聞かされていて、シマリスくんを激怒させている。 リスさん 声 - 不明 2期の55話登場。 しまっちゃうおじさん 声 - なし / 飛田展男 / 中嶋聡彦 / なし / 黒藤結軌 ぼのぼのの空想上の人物。TVアニメ(1作目)では14話で初登場する。体色は薄い赤色(ゲーム版では黄色)で、スナドリネコさんと同じ体型。悪いことをした子供を次々にしまってしまうという、子供に対する戒めのような存在だが、誰が言ったわけでもなく、ただぼのぼのが勝手に想像して作っているだけである。神出鬼没で場所を問わずぼのぼの達をしまいにくる。 原作ではぼのぼのの思考の成長に合わせて登場頻度が減った一方、テレビアニメ第1作では頻繁に登場しており、一部の回では複数人数でぼのぼのの想像の中に登場する。さらに、1997年1月2日に放送された総集編「お正月だよ ぼのぼのワールド」では、エンディング前のおまけコーナーとして37話のコーラス隊の部分だけが放送され、それを見た総集編の案内役であるぼのぼのが怖がる演出もあった。 また、TVアニメ(1作目)の第2話では、亜種として寝相の悪い子を巨大な岩で生き埋めにする「うめちゃうおじさん」が登場している。 その人気の高さから2007年にDVD化された際は、彼を題材とした絵本「しまっちゃうおじさんのこと」が特典として付属し、後に一般販売された。また、彼が登場する回のみをまとめたDVDも発売された。さらに、2021年3月にはしまっちゃうおじさんを主題とした期間限定のストアも開かれた。 原作者のいがらしは、ある人物から「いろいろ考えすぎると幸せを逃してしまう」という言葉をかけられたことが、しまっちゃうおじさんを作中に登場させるヒントになったと朝日新聞社の吉野太一郎とのインタビューの中で話しており、怖い考えを止める存在でもあると話している。また、古知屋ジュンによる別のインタビューではサンタクロースのように「皆がいると思えば、いることになる」存在だとしている。 一方、テレビアニメ版ではなまはげのような位置づけで描かれており、いがらしはその理由として「アニメの最初の打ち合わせの時に『原作は忘れてください』という話をしたんですが、それでああいうキャラになってしまったんだと思います。」と推測しており、原作とは異なる世界観を出せたとして肯定的に受け止めている。
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