グリムジョーの従属官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 01:24 UTC 版)
全員、アジューカス級時代にグリムジョーの下に付いていた破面で構成されている。グリムジョーによる現世襲来時に日番谷先遣隊との交戦で死亡。 シャウロン・クーファン 声 - 田中秀幸 身長190cm 体重74kg 11月4日生まれ 破面・No.11(アランカル・ウンデシーモ) ギリアン級(元アジューカス級)。左目から頭部にかけて横長の鎧のような仮面の名残を着けた辮髪で長身の男性。時には敬語を使うなど紳士的な振る舞いをする。 現世を訪れ、ナキームと共に日番谷と乱菊を襲撃。斬魄刀を解放せずとも最初から卍解した日番谷を翻弄するが、限定解除をした日番谷の『竜霰架』によって首を刺され戦死した(アニメ版では多少異なる)。 破面になる前は一度アジューカス級まで進化しており、解放状態に近い姿をしていた。また、その頃からエドラドやイールフォルトやディ・ロイやナキームと徒党を組んでおり(アニメ版ではさらに名称不明の大虚が2体いたが、グリムジョーの攻撃を受けて以降登場していない)、そのグループのリーダーとなっていた。ある時グリムジョーと出会い、その強さを認め自身に代わるリーダーとして仲間に引き入れた。さらにヴァストローデ級を目指し、三千もの同属の虚を喰らっていたが、これ以上進化できないことを悟り、グリムジョーに自分達を喰らうことを提案している。帰刃:『五鋏蟲(ティヘレタ)』 解放すると昆虫の外皮を思わせる鎧の姿に変化し、辮髪はハサミムシの尾のような装甲で覆われ、顔の仮面の領域が顔の左半分から顎まで広がり、右に伸びていた突起が後ろへと伸びた形状に変形する。両腕には鋭く伸びた爪を装備しており、離れた物をも切り裂くことができる。 解号は「截て『五鋏蟲』(たて『~』)」。 エドラド・リオネス 声 - 楠大典 身長200cm 体重120kg 8月25日生まれ 破面・No.13(アランカル・トレッセ) ギリアン級(元アジューカス級)。鼻の上にアイマスクのような仮面の名残を着けた、左半分坊主・右半分長髪(髪の色はアニメ版では赤)という髪型をしている巨漢の男性。外見とは裏腹に敵の力を冷静に分析し敵の強さを素直に称え、また粉々に叩き潰すまではしたくはないと言うなど、情け深い一面もある。 現世を訪れ、一角と弓親を襲撃し、一角と戦闘。斬魄刀を解放して一角を追い詰めるが、一角の卍解・龍紋鬼灯丸の前に敗れ去る。最期の瞬間には一角の名前を聞いておいて良かったと言い残し息絶えた。 破面になる前はシャウロン達と共に一度アジューカス級まで進化、解放状態に近い姿をしていたが、同様の理由でこれ以上進化できないことを悟り諦めた。帰刃:『火山獣(ボルカニカ)』 解放すると鼻の仮面が消え、両耳の付近に仮面のようなものが形成される。また、肩の関節から両腕にかけての部分が、その部位から溶岩のようなものを噴出す形で巨大化し、見た目は鎧のような形状となる。解放後は肩から火炎を噴射する能力を得る。変化した皮膚の硬度のみでも凄まじい殺傷力を生むが、両腕の肩から噴射される火炎を利用した拳はグリムジョーの腹心の中でも最高の破壊力を誇る。 解号は「熾きろ(本誌掲載時は「起きろ」)『火山獣』(おきろ『~』)」。 ナキーム・グリンディーナ 声 - 武虎 身長180cm 体重295kg 8月3日生まれ 破面・No.14(アランカル・カトルセ) ギリアン級。右頭部全体を覆う仮面の名残を被った、無口でおかっぱ頭の太った男。現世を訪れ、シャウロンと共に日番谷と乱菊を襲撃する。最初は乱菊を圧倒するが、限定解除をした乱菊の灰猫によって切り裂かれ戦死した(アニメ版では最期が多少異なる)。 かつてシャウロンと共に行動していた。破面になる前の姿は『個』を持ったギリアン級であったため、一般的なギリアン級と仮面の形状が違う。 戦闘では全身の体重を足に乗せて繰り出す蹴りが得意であるが、反面で腕を使う殴打などの攻撃を繰り出すのが苦手。斬魄刀を解放しなかったため、名称・能力共に不明。 イールフォルト・グランツ 声 - 遠近孝一 身長185cm 体重67kg 6月22日生まれ 破面・No.15(アランカル・クインセ) ギリアン級(元アジューカス級)。左前頭骨に仮面の名残を着けた伊達男で、髪は金色で長髪。敵を見下して高笑いをするのが特徴。死神のことを「兄弟」と呼ぶ。 現世を訪れ、恋次を襲撃する。恋次と殺戮状態の雨を角で突き飛ばし、ジン太の棍棒をいとも簡単に防ぐなど、圧倒的な力の差を見せる。しかし、限定解除をした恋次の『狒骨大砲』により戦死した。アニメ版では最期が多少異なるほか、りりん達とも戦っている。 シャウロン達と共に行動し、アジューカス級まで進化、解放状態に近い姿をしていたが、進化の限界を悟り諦める。前述の破面・No.8(アランカル・オクターバ)であるザエルアポロ・グランツの兄。メガネの有無以外は髪の色などよく似ているが、虚にどうやって兄弟ができるのかは明らかにされていない。 小説「BLEACH Spirits Are Forever With You」で、イールフォルト誕生の設定が明らかとなる。元々現世で弟ザエルアポロと共に死んだ直後に、彼が虚となるために最初に魂を喰われており、本来は彼自身は存在しなかった。しかし、ヴァストローデ級となり第0十刃の地位にまで登り詰めていたザエルアポロが完全なる生命となることを目論んだ際、兄の魂を基礎として自分の『戦士』としての素質を集めて身体から分離させた結果、生まれたのがイールフォルトだった。これにより、ザエルアポロはアジューカス級にまで退化することとなる。生前は敵を叩き潰すことに喜びを感じていた将軍で、敗残兵を弟に実験体として提供していたことが明らかとなっている。上記の理由でザエルアポロから分離した後、虚夜宮から出て砂漠を彷徨い、グリムジョーらと出会って虚夜宮に帰還した。ただし、弟には何の興味も持たれなかった模様。帰刃:『蒼角王子(デルトロ)』 解放すると、上半身が牛のような巨大な姿(牛のような顔の内部にはイールフォルトの顔がある)に変化する。頑丈な外皮(外骨格)と重量、巨大な角を利用した突きを繰り出す攻撃を得意とする。 解号は「突き砕け『蒼角王子』(つきくだけ『~』)」。 ディ・ロイ・リンカー 声 - 近藤隆 身長168cm 体重59kg 6月19日生まれ 破面・No.16(アランカル・ディエシセイス) ギリアン級(元アジューカス級)。半月状の仮面の名残を被った男で、仮面の一部にフードのようなものを着けている。鋭く尖った歯が目立つ。空中戦を得意とする、と自称していた。しかし、破面の中でも戦闘能力は極めて低く、エドラドやイールフォルトには「カス」「出来損ない」と蔑まれていた。かつてはアイスリンガーによるグランドフィッシャーの修復に立ち会っており、グランドフィッシャーの失態の尻拭いを拒んでいた。また、この時は下半身が人間の形をしていなかった。 茶渡を助けに来たルキアと交戦、仮面の右目部分の穴から虚閃を放とうとするが、霊力の回復したルキアの『初の舞・月白』の前に敗れ戦死。 破面になる前は一度アジューカス級まで進化しており、巨大な蛇のような姿をしていた。過去、さらにヴァストローデ級を目指し、初めて出会ったグリムジョーを喰らおうとしていたが、逆に頭の一部を喰い千切られてしまい、それにより進化が止まってしまい諦めた。フードを着けているのはこの時の傷がまだ癒えておらず、それを隠すためでもあるらしい。 斬魄刀を解放しなかったので名称・能力共に不明。
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