エスティマ
英語で、尊敬すべきという意味のestimableという単語をもとにした造語。初代モデルは1990年5月発売。これが俗にビッグ・エスティマと呼ばれたモデルで3ナンバーサイズだった。直4の2.4Lガソリンエンジンをミッドシップに75度傾けて搭載し、スポーティな走りを実現したことが新しかった。駆動方式はFRとフルタイム4WDがあった。スタイリング担当はアメリカにあるデザインセンター、CALTY。4WD仕様で324万5000円だった。
このビッグ・エスティマをベースとして、5ナンバーサイズに収まるクルマ、エスティマ・ルシーダ、エミーナを開発、発売した。全幅は1690mmで、全長も4690mmと小型自動車枠に入った。ガソリンの2.4Lエンジンを載せたタイプは排気量オーバーで3ナンバーだが、2.2Lのターボディーゼル版は5ナンバーとなった。92年1月にデビューした。
93年8月、ルシーダ/エミーナにジョイフルキャノピー仕様追加。
94年5月、ルシーダ/エミーナに簡易キャンピングカー、シャルム設定。
94年8月、フロントバンパーのデザイン変更。ボディカラーに新色追加。
95年10月、ヘッドランプ、フロントグリル、バンパーなどのほか、テールランプ、リヤフィニッシャーのデザインを変更。
96年8月、デュアルSRSエアバッグ、ABS、チャイルドシート固定機構付きシートベルトを全席に標準装備。ルシーダ/エミーナにマルチリフレクターヘッドランプ採用、フロントビュー、リヤビューのデザインも変更。
98年1月、マルチリフレクターヘッドランプ採用。フロントグリル、テールランプ、リヤガーニッシュなど前後のデザイン変更。ルシーダ/エミーナはプリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルトを標準化。8人乗り上級グレードのエルセオ追加。
2000年1月、2代目へと変身した。車名にT(トヨタ店)とL(カローラ店)を付け、FFレイアウトとなったのが大きな変更点で、斬新なアイデアだったエンジンの搭載方法がアンダーフロアミッドシップから、一般的なフロント横置きレイアウトへと変わった。これによって低いフロアと高い室内高を実現、乗降性・居住性は向上した。ルシーダ、エミーナは統合。スポーティさを演出したグレード、アエラスを新設定。エンジンは新たにV6・3L・DOHCが加わり、従来の2.4Lと2本立て。2.2Lディーゼル仕様はなくなった。
2001年4月、装備充実のための改良を行った。イモビライザーシステムの標準装備(Jを除く)、ISOFIX対応のチャイルドシート固定専用バーの追加、MDオーディオシステムの採用(Gだけ)など。アエラスにも7人乗り仕様を追加設定した。
2001年6月、新ハイブリッドシステムモデルがデビューした。外観は2代目と比べて前後のデザインが若干異なるくらいで、大きさもT/L3.0アエラスより全高が10mm高くなっただけ。見た目はほとんど変わらない。
だが、内容はまったく違う。まず、2.4L・2AZエンジン(4気筒DOHC)をベースにアトキンソンサイクル化(高膨張比化)したハイブリッド専用の2AZ-FXEエンジンと、フロントに搭載した出力13kWモーター、およびスーパーCVTからなるTHS-Cシステムをもち、さらに18kWのリヤモーターで後輪を駆動する電気式4輪駆動(E-Four)という方式を採用していること。走りの基本は、フロントに置いたエンジンとモーターを使ったFF方式だが、負荷がかかった場合やスリップを感知するなど、状況によって4WDに切り替わる。もちろん、減速時やブレーキング時にはモーターが発電機としてエネルギーを回生する。また、4輪独立制御を行う電子制御ブレーキシステム(ECB)も注目技術のひとつ。これはVSC、TRC、EBD付きABS、ブレーキアシストの機能を総合制御するもので、操安性向上に役立っている。
モーターの電源となるHVバッテリーパックは、密閉型の角型ニッケル水素電池バッテリーを使っている。1.2V×6セルで7.2Vのものを30(216V)連結して、床下に積む。
このハイブリッド車は、走行中、停車中ともに最大1500Wの発電能力をもつため、標準装備のAC100Vコンセントを介して、さまざまな家庭用電気製品から電動工具、さらには充電にも使用できるなど用途は広い。
モデルは通常タイプの8人乗りと7人乗り、装備充実のGセレクション8人乗り、7人乗りがある。価格は335万円~363万円。ウェルキャブ(福祉車両)仕様もある。
2003年5月、2代目T&Lのマイナーチェンジと新グレードの追加があった。全グレードにわたる変更では、フロントバンパーやヘッドランプ、リヤコンビネーションランプ、ガーニッシュなどをリデザイン、質感・高級感の向上をはかった。2.4Lの2AZ-FEエンジン搭載車が超-低排出ガス車認定をクリア。新グレードはアエラス-S、Gレザーセレクション、アエラス・サイドリフトアップ装着車、G・サイドリフトアップ装着車の4タイプ。
2003年7月、ハイブリッド車の進化版をリリースした。加速性能の向上、低燃費化などがポイント。
固有名詞の分類
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