アナログ放送の文字放送とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > アナログ放送の文字放送の意味・解説 

アナログ放送の文字放送(モジネット)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 11:26 UTC 版)

文字多重放送」の記事における「アナログ放送の文字放送(モジネット)」の解説

文字多重放送は「文字放送」とも言われていたが、文字放送という単語は文字多重放送中でも画面全体に文字簡易図形表示するもの」を指す事が多い。放送局或いはその子会社が、テレビ放送補完的サービスとして、通常のテレビ番組とは独立した番組(独立番組)として制作・放送してきた。 アナログ放送垂直帰線区間未使用だった走査線内の4本を割り当ててデータ送信行っていた。データ映像信号の白信号有無そのままビットパターンになり、走査線1本で1フレームあたり176ビットデータ送信できた(42Kbps相当)。全てのコンテンツがこの走査線循環して送信されていたので、コンテンツ選択して表示されるまでに待ち時間発生した日本初文字放送1983年10月3日午前6時東京・大阪のNHK総合テレビ多重して試験放送開始された。当時は文字全て画像として符号化するパターン方式使用されていて、対応デコーダーとしてソニーのTXT-10が存在した当時番組表以下の通り番組番号項目放送時間ページ備考1 目次 総合テレビ同一 1 2 主なニュース 0:0022:00 1 ニュース見出し 3 ニュース 0:0022:00 8 4 ローカルニュース 0:0022:00 4東京2, 大阪2) 5 天気予報 0:0022:00 2東京1, 大阪1) 6 おしらせ 総合テレビ同一 4(東京2, 大阪2) 聴力障害者向けお知らせ 7 連続テレビ小説あらすじ 総合テレビ同一 3 「おしん」のあらすじ日曜日は「おしん」以外の番組紹介 8 字幕番組 8:15~8:3012:4513:00 「おしん」の字幕。月~土 サービス開始当初テレビジョン放送局自体には4本ある走査線内の1本しか割り当てられず、残り3本テレビジョン放送局以外の放送事業者への割り当てとした。このため放送局放送設備共用して文字多重放送を行う形式上の子会社立てて対応した(後に緩和)。放送事業者収益を得るためにコンテンツ内に広告入れることが認められていた。字幕放送テレビジョン放送局用の走査線使用される株式市況ニュース・天気予報フライトインフォメーションや、番組連動字幕放送放送していた。しかし、2003年12月始まった地上デジタル放送データ放送インターネットの普及により、民放独立番組放送徐々に終了させていったNHK総合テレビ独立番組放送してきた日本文字放送(テレモ日本)も、2008年3月31日をもって放送終了した字幕放送は、番組番号999#で行われていた。文字放送対応チューナー999#を入力するか、字幕ボタン押せば番組連動した字幕放送を見る事ができた。なお、生放送番組などではリアルタイム字幕放送(画面表示までには若干タイムラグ発生する)が行われていた。アナログ放送では表示のために、追加電子回路コンピュータ必要だったので対応するテレビ少なかったNHK字幕放送総合テレビ1985年11月29日から、衛星第2テレビ(BS2)(BSプレミアムアナログ放送でも継続)で1997年10月5日から、Eテレでは1999年1月4日から実施した日本国内民放では、1985年から東京大阪中心に開始した当初実施局少なかったが、1997年以降放送法の改正による規制緩和多重放送免許不要となり、全国ほぼ全ての局で順次開始した基本的に000-999の最大1000番組分が割り当てられそのうち000目次999字幕放送(のちに899標準目次チャンネルとなった)の番組番号となっていた。そのため、通常の文字放送は001-998の998番組(のちに997番組)が割り当てられていた。NHK総合テレビ場合は、000-899までは日本文字放送(テレモ。放送終了後の2009年NHK情報ネットワーク合併NHKグローバルメディアサービスとなり法人消滅)に割り当てられており、NHK本体は900-999の100チャンネル割り当てられていた。 標準目次は、当初テンキーで3番組番号入力して番組選んでいたのをメニュー形式選択できるようにするためのもので、所定書式目次情報送信することで対応した受信機ではメニュー形式表示することができた。この場合標準目次非対応受信機では単なるテキスト目次として表示される音源としてFM音源YM2413サポートしていて付加音を鳴らしたメロディ流したりすることができた。日本テレビ・AXES4ではカラオケコンテンツ存在した廉価な受信機では音源搭載しない機種もあった。 使用されていた書体フォント)は受信機メーカーによって違いがあったが、標準字形として定義されていたフォントは、数字の3が「ろ」の形をしていたり、数字の4の上閉じていなかったりと独特な書体だった。 かつての山手線205系車両に1両だけあった6ドア車両では、車内設置されていた広告用液晶ディスプレイ広告合間に文字放送流していた。

※この「アナログ放送の文字放送(モジネット)」の解説は、「文字多重放送」の解説の一部です。
「アナログ放送の文字放送(モジネット)」を含む「文字多重放送」の記事については、「文字多重放送」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「アナログ放送の文字放送」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

アナログ放送の文字放送のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アナログ放送の文字放送のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの文字多重放送 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS