てふてふ荘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 07:06 UTC 版)
「てふてふ荘へようこそ」の記事における「てふてふ荘」の解説
大家さん 「てふてふ荘」大家。40代後半。柔和で心地よい声音の持ち主。以前は、不動産業を営みながらビリヤードの講師をしていた。 高橋 真一(たかはし しんいち) 1号室の住人。 生来の極度の緊張症が原因で就職活動にことごとく失敗し、短期のアルバイトや日雇い労働で凌いでいた生活も苦しくなり始め、破格の家賃に惹かれ「てふてふ荘」の1号室に入居する。これまでに自分が好きになった4人の女の子が皆亡くなっていることがトラウマになっている。幽霊であるさやかのことを好きになる。 白崎 さやか(しらさき さやか) 1号室の幽霊。肩にかからない長さのボブカットの可愛い顔立ちの女の子。交際していた男性に絞殺された。 井田 美月(いだ みつき) 2号室の住人。30歳くらいの小太りの女性。幼い頃に亡くなった父親似の容姿にコンプレックスを持つ。派遣で働いているスーパーの借り上げのアパートが不況で廃止となり、安アパートを探していたところ「てふてふ荘」へ行き着いた。「2」という数字に縁がある。勤務先のスーパーに研修に来た正社員の二瓶昭夫に好意を抱く。 遠藤 富治(えんどう とみじ) 2号室の幽霊。64歳の男性。生前から酒好きで、缶ビールや酒が入っていたコップなど、酒に関するものは触ることが出来、飲むことも出来る。泥酔状態で帰宅途中に転倒し、頭を強打し死亡した。死亡当時に着ていた青のアノラック姿をしている。 長久保 啓介(ながくぼ けいすけ) 3号室の住人。40代の目つきの鋭い男性。詐欺罪で8年服役していた。前科が理由で再就職にこぎつけないが、ツキのない早智子のせいでもあると思っている。服役時に同房だった男と再会し、手っ取り早く稼げる方法として大麻の栽培を持ちかけられる。 石黒 早智子(いしぐろ さちこ) 3号室の幽霊。真っ赤なウェットスーツ姿の30代の女性。 生前はタレントとして活動し、CM出演した商品は販売休止、ポスターのモデルとして起用された銀行は破綻、脇役で出演したドラマは短縮打ち切りなど、数々の不名誉な実績を残した。『ザ・潜入霊場』という心霊番組のロケで事故死する。その後、その番組は高視聴率番組へと変貌した。 平原 明憲(ひらはら あきのり) かつての4号室の住人で、「てふてふ荘」に最初に入居した。 高橋と大学の同級生だったが、急性骨髄性白血病になり、2年生の5月に入院することになり、大学は休学を経て退学、アパートも入院時に退去した。パイロットを目指しており、大学に復学する。 湊谷 薫(みなとや かおる) 4号室の幽霊。くっきりとした二重まぶたに、切れ長の目をした色白の美少年。アパートの空気を冷やすのが得意。好き嫌いが激しく、平原以後は4号室の居住者はいない。 検察官を目指していたが、自身の病院で違法診療をしたことが露顕した父親による一家心中で死亡した。 槇 真由美(まき まゆみ) 5号室の住人。事故死した兄が成仏していないと言われたことを気に病んだ母のたっての願いで、兄の死亡現場に100日欠かさず花を供えるため、近くのてふてふ荘へ期間限定で入居する。 超がつく鈍感で、霊感は皆無のため、1日経っても部屋にいる兄は愚か、他の部屋の幽霊の姿も見えなかった。また、意図なく大家のある事実を明かしてしまう。 槇 裕太郎(まき ゆうたろう) 5号室の幽霊。看護師。真由美の兄。バイクに乗っていた時に事故を起こし死亡したため、ライダースーツ姿。 かつて、幽霊を信じない真由美に対して、もし死んで幽霊になったら必ず真由美の前に現れる、と約束した。 米倉 道則(よねくら みちのり) 6号室の住人。20代半ばの痩せた男性。売れない画家。絵で食べていけるようになるのが目標で、公募コンクールに絵を応募するが、結果は芳しくない。雑誌のイラストなどを描いて糊口を凌いでいる。入居時は翔太の存在に驚いたが、「適正な距離を保って暮らす」ことを持ちかけ、いないものとして生活している。 山崎 翔太(やまざき しょうた) 6号室の幽霊。11歳。部屋の隅で膝を抱え、米倉を憎しみの眼差しで睨みつける。アパート内の水を操ることができ、入浴中や就寝中の米倉を事あるごとに襲う。
※この「てふてふ荘」の解説は、「てふてふ荘へようこそ」の解説の一部です。
「てふてふ荘」を含む「てふてふ荘へようこそ」の記事については、「てふてふ荘へようこそ」の概要を参照ください。
- てふてふ荘のページへのリンク