さなだ‐じゅうゆうし〔‐ジフユウシ〕【真田十勇士】
真田十勇士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/16 06:24 UTC 版)
真田十勇士(さなだじゅうゆうし)は、戦国時代末期から江戸時代初期にかけての武将で、講談で親しまれた真田幸村(史実では真田信繁)に仕えたとされる10人の家臣からなるキャラクターである。あくまで伝承上の架空の人物であるが、歴史的な由来を持つ人物もいる。
- ^ 旭堂小南陵(現・南陵)「「立川文庫」前からの講談ネタ確認」[リンク切れ] 南陵によれば、「猿飛佐助」の初出は1901年2月、「霧隠の才蔵」の初出は1900年6月まですくなくとも遡ることができるといい、「猿飛佐助」を立川文庫執筆者が創作したとの説を退けている。
- ^ 日本映画データベースによれば、『猿飛佐助』(1915年7月、天活)、『真田十勇士』(1918年12月、天活)など。
- ^ 真田十忍抄 - 実業之日本社 2021年5月12日閲覧
- ^ “人気舞台『真田十勇士』が映画化 大島優子がくノ一役「自分にはぴったり」”. ORICON STYLE (2015年12月15日). 2015年12月16日閲覧。
- 1 真田十勇士とは
- 2 真田十勇士の概要
- 3 概要
- 4 派生作品
- 5 脚注
真田十勇士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/07 17:58 UTC 版)
十勇士と名はついているが、実質9人しかいない。 海野六郎(望月六郎) 漫画『BRAVE10』の単行本巻末に掲載されている『殿といっしょ BRAVE10出張編』に登場する人物だが、10巻にてようやく本編に登場を果たした。 真田十勇士のリーダー格を務め、『出張編』では登場しない幸村の動向を伝える人物。前髪部分が眼鏡のようになっている特徴的な髪形の持ち主。クールで知性的なリーダーだが、十勇士に対する扱いは極めて粗雑であり、兼次や濃姫並の無茶振りを行うことも多い。 猿飛佐助 真田十勇士の一角で、額に鉢金を巻いた忍者。熱血漢であり、才蔵とは反りが合わない。惚れっぽい性格。出番が多い分、六郎からの扱いはとみにひどい。 霧隠才蔵 真田十勇士の一角。優美な外見の青年で、佐助のライバル格。自らを「美しき天才忍者」と称し、「才蔵とそれ以外の9人の合計で人気投票をしてもらいましょう」という六郎の無茶振りも、二つ返事で承諾するほどの自信家。六郎を除く十勇士の中でも一応この二人だけは別格らしく、他は「ザコ勇士」なるぞんざいな扱いを受けている。 三好清海入道 ザコ勇士組三人衆の一角。額に大きな十字傷のある巨漢で大金棒を携えており、外見はいかにも荒法師と言った姿だが、物腰は少年のように柔らかい。影が薄すぎて佐助から名前を呼んでもらえなかった。 本編10巻でも幸村の影武者として大阪城に出向いた。六郎からは「百人力のありそうなムキムキの人」として紹介され、治長からは「骨格が違いすぎるだろ!」と突っ込まれていた。 筧十蔵 ザコ勇士組三人衆の一角。ござる口調で話す、糸目の優しそうな外見の男性。火縄銃使い。 由利鎌之介 ザコ勇士組三人衆の一角。チンピラのような外見をした鎖鎌使い。 三好伊佐入道 十勇士の一人で清海入道の弟。仇名はイッサ。兄と全く似ていない爽やかなイケメン。 穴山小介 十勇士の一人。幸村の影武者であるが、その正体は(出張先の小助役のキャラクターに匹敵するほどの)物凄い爆乳の美女であり、髪型以外あまり似ていない。本編10巻でも清海と共に大阪城に出向いており、六郎からは「ムチムチの方」「見ているだけで士気が上がるでしょう」とその美貌を称されている。 根津甚八 十勇士の一人。非常に粗暴かつ脳筋な荒武者。 サールット=ビサスケ 六郎が雇用した佐助の影武者。しかしその外見は似ても似つかぬ巨躯の白人であり、本来は不法入国していた所を六郎に捕らえられて真田家で働いていた。日本語すらおぼつかないが、佐助の恋愛経験だけは克明に覚えている。十勇士入りを夢見ており、隙あらば佐助を倒そうとしている。
※この「真田十勇士」の解説は、「殿といっしょ」の解説の一部です。
「真田十勇士」を含む「殿といっしょ」の記事については、「殿といっしょ」の概要を参照ください。
真田十勇士 (さなだじゅうゆうし)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/10 04:53 UTC 版)
「GATE 7」の記事における「真田十勇士 (さなだじゅうゆうし)」の解説
幸村に仕える猿飛佐助、霧隠才蔵、穴山小介、由利鎌之助、三好清海入道、三好伊三入道、根津甚八、筧十蔵、海野六郎、望月六郎の十人の従者。幸村の通し名は彼ら十勇士だけが使っていたものが、立川文庫等に書かれたことで世間に広まってしまったらしい。普段、佐助は美容師、才蔵は弁護士、三好兄弟は幸村と同じ保育士をしている。
※この「真田十勇士 (さなだじゅうゆうし)」の解説は、「GATE 7」の解説の一部です。
「真田十勇士 (さなだじゅうゆうし)」を含む「GATE 7」の記事については、「GATE 7」の概要を参照ください。
真田十勇士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 22:09 UTC 版)
霧隠才蔵(きりがくれ さいぞう) 声 - 森川智之 / 小野大輔 主人公、19歳、身長:178センチメートル、体重:66キログラム、B型 伊賀の里出身の伊賀忍者。異名は摩利支天であり、暗殺を生業としてきた。ある日伊佐那海と出会い、紆余曲折を経て、真田十勇士の1人となり、第一部終盤では佐助の推薦で十勇士の与頭(リーダー)に推薦される。癖の強い面子の多い十勇士の中では割と常識人であるため、損な役回りをさせられることもある。武器は巨大クナイ「摩利包丁」であったが、第一部終盤で壊れてしまい、第二部からは刀「極光神威」を新調している。術を使うときに唱えることがある真言は「オン マリシエイ ソワカ」。甲賀忍者が嫌い。アナとは同郷の幼馴染。作者にはニートと呼ばれている。30歳以上はオッサンと認識しているらしい。 技: 奥義 天唾返し(てんだがえし) / 瞬光(しゅんこう) / 忍法 五月雨(さみだれ) / 伊賀流投術 光陰(こういん) / 一閃(いっせん) / 忍法霧隠式 陽炎斬(ようえんざん) / 忍法 隼落とし(はやぶさおとし) / 忍法霧隠式 砕氷斬(さいひょうざん) 10の根源の力のうち、光に相当する。 伊佐那海(いさなみ) 声 - 植田佳奈 / 佐藤利奈 ヒロイン、16歳、出雲の巫女。正体は戦慄の女神イザナミノミコト。赤ん坊の頃、出雲大社の鳥居の下に捨てられていたところを三好清海入道に発見され、巫女として神主に育てられた。出雲大社を徳川の刺客によって焼かれ、真田幸村の元へと逃げ延びて身を置いたことから、真田十勇士の1人となる。 自身に危機が迫った際には周囲にブラックホールのような力が発動し、それに飲み込まれたものは枯れ果てるか消滅する。神主から預けられた翡翠の奇魂の簪は伊佐那海の本来の力を抑えるものであることからその奇魂を狙われ、伊達政宗に誘拐される。 舞が得意で、立てられた竹竿の上に寸分たがわず着地する程身が軽い。大食漢で、好物は蕎麦と甘いもの。才蔵に好意を寄せている。本人はアナの爆乳を羨ましがっているが、そこまで貧相というわけではなく、むしろ肉付きは良い。原作では下半身に何も履いておらず、男性の前で秘所を晒すことに何の抵抗も無い。 『S』からは自分も強くなるという決意を秘め、鉄扇を武器にしている。 技: 名称不明 10の根源の力のうち、闇に相当する。 猿飛佐助(さるとび さすけ) 声 - 福山潤 / 柿原徹也 真田忍隊の頭を務める甲賀忍者で、真田十勇士の1人。茶髪の少年で、常に緑の忍者装束に身を包んでいる。真田幸村への忠誠心は厚く、忍隊を率いて真田の地を守ることを誇りとしている。カタコト口調。かなり照れ屋な性格。動物を操る能力に長けており、森に棲む狼や猿、鳥などを多数従えている。ミミズク(蒼刃、朱刃)や鼬(雨春、多雨)を飼っており、動物達との会話能力も持っている。身のこなしが軽く、苦無や体術を駆使する。伊賀忍者が嫌いな反面、才蔵やアナスタシアの実力を認めており、信頼を寄せている。 技: 甲賀転身術 鎌鼬(カマイタチ) 10の根源の力のうち、草に相当する。 海野六郎(うんの ろくろう) 声 - 木内秀信 / 神谷浩史 真田幸村の小姓であり、真田十勇士の1人(事実上のリーダー格)。真田家に代々使える術師の一族。幼い頃から幸村に付き従い、破天荒な彼の言動を諌めることも多い。冷静沈着な性格だが怒らせると怖く、主である幸村にすらお仕置きを行うこともある。口から超音波らしきものを放って鼓膜を揺らしたり、防壁を作る。武器の寸鉄は、着物の装飾品と合わせることで鞭のように振るえる。包帯を巻いて隠している右目は「水紋の眼」と呼ばれ、見たものや相手の記憶などを写し取って記憶する力があり、幸村と「その右目を誰にも触らすな」と約束していた。アナに裏切られた際には、記憶情報が敵の手に渡ることを防ぐために自ら右目を潰したうえ、以後は海野家の継嗣に伝えられる一子相伝の神玉「蒼玉髄」を埋め込み、同時にその能力である「水」を操る力を得た。 後に霜月がコミックゼノンに掲載する『アーサーブライト』では第1話に真田軍副将として登場している。 技: 名称不明 10の根源の力のうち、水に相当する。 アナスタシア 声 - 近野真昼 / 浅川悠 南蛮人の金髪爆乳くノ一(伊賀忍者)であり、才蔵の幼馴染。通称アナ(漢字では「亜那」)。異名は、氷華のアナスタシア。ロシアと思しき雪国の裕福な家庭の子女として生を受けるが、海難事故に遭って日本に漂着し、伊賀の忍者の里で拾われ、くノ一となった。真田幸村の寝首を掻こうとしたところを返り討ちにされて十勇士の一員となる。妖艶な外見を持ち、相手をからかう様な口調で会話することも多い。特に初心な佐助をしょっちゅうイジっている。 実は伊賀異形五人衆の1人で、反間(二重スパイ)を務めていた。六郎の右目を奪おうとするも失敗し、佐助と才蔵の追撃を逃れて一時行方をくらました後、半蔵から十勇士抹殺の命を受けて上田に敵として舞い戻る。根津甚八を襲撃するも敗れ、再び十勇士に加わった。『S』での才蔵との会話から、幸村とは何らかの約束を交わしているようだが、詳細は不明。 異名通り氷の術を使うが、術の発動には霧や川などの多量の水分を必要とする。作中では敵に捕らわれる、犯されそうになる、手酷い攻撃を受ける、敗北するなど悲惨な目に遭うことが多いが、術の威力と汎用性は高く、地の利を得た場合の攻撃力は非常に高い。 技: 伊賀亜流氷術 絶海(ぜっかい) / 伊賀亜流氷術 槍氷華(そうひょうが) / 伊賀亜流氷術 極氷棺(ごくひょうかん) / 伊賀亜流忍術 氷葬(ひょうそう) / 伊賀亜流氷術 獄氷筍(ごくひょうじゅん) / 伊賀亜流氷術奥義 永久凍土(ヴェーチナ・ミョールズヌチ) 10の根源の力のうち、氷に相当する。 筧十蔵(かけい じゅうぞう) 声 - 藤原啓治 / 置鮎龍太郎 真田幸村の家臣であり、真田十勇士の1人。種子島による射撃の腕に長け、狙撃も得意とする。紗綾(さあや)を携帯し、その他に仕込み銃も持っている。生真面目で不器用な性格のため、女性との戦いでは躊躇することもある。幸村に命じられて諸国を廻った後に上田へ戻ってきたが、後に清海に壊された銃に代わる新たな銃を求め、自らの意志で再び出た旅の道中で根津甚八に出会い、意気投合する。大酒飲みのザル。高所恐怖症。 『S』では新たに「琥珀」と名付けた火縄銃を持っており、十番仕合では2丁の短筒(拳銃)を使用していた。 技: 名称不明 10の根源の力のうち、金に相当する。 由利鎌之介(ゆり かまのすけ) 声 - 高城元気 19歳。才蔵より5か月早い夏生まれ。170cm。52kg。性別不明の元山賊(作者公式Twitterで女性キャラのバストを比較した際にも名前が挙がらなかった)。出雲へ行く途中の才蔵達を、足を挫いた女性のふりをして襲った。作者曰く「変態」で、血を見ると異様なまでに興奮し、戦うことに快楽を感じている。 才蔵に強い興味と好意(?)を寄せ、彼と戦うために上田までやってきて真田十勇士の一員となった。伊佐那海とは犬猿の仲。紅く長い髪を持ち、左目には刺青をいれている。 才蔵や幸村には女だと思われており、朽葉の幻術の中では姫として扱われていたが、本人は男であると主張している。しかし、才蔵に一瞬恋心のような憧憬を抱き、「なんなんだこの気持ちは」と驚く描写もある。 武器は鎖鎌で、風を自在に操ることができる。 技: 由利鎖鎌奥義 一目連(ひとつめのむらじ) / 由利鎖鎌奥義 風神掌(ふうじんしょう) / 巨旋風(おおつむじ) / 由利鎖鎌奥義 破裏鎌(はりけん) / 由利鎖鎌奥義 大追風(おおおいて) 10の根源の力のうち、風に相当する。 三好清海入道(みよし せいかいにゅうどう) 声 - 田中一成、庄司宇芽香(少年時) 自称・伊佐那海の兄で、出雲大社の鳥居の下に捨てられていた彼女を最初に見つけた。筋骨隆々の巨漢ではあるが顔立ちは整っており、幼少期には紅顔の美少年であった。伊佐那海と同じ神社で神主に育てられるが、15歳のときに出雲を発って諸国を巡り、あらゆる神仏を学ぶ。信条は「神仏はみな同じ、信じた数だけ救われる」。信仰に節操が無く、仏教や神道からキリスト教、イスラム教まで信仰の対象としている。出雲襲撃の報を受けて伊佐那海を探し回って上田に至り、勇士として幸村に召し抱えられた。素手で十蔵の種子島を曲げたり、落石や橋を木っ端微塵に砕くほどの剛力。肉体もきわめて頑丈であり、クナイ程度の刃は弾き返す。素手でも戦うが、巨大な鉄棍棒を武器に使っている。 作者曰く「シスコン」。伊佐那海の言葉に弱く、彼女に危害を加えることや侮辱するものを許さない。 技: 大山鳴動(たいざんめいどう) / 六根清浄(ろっこんしょうじょう)(※様々な宗教の祈りの言葉や用語を掛け声に拳を繰り出す) 10の根源の力のうち、土に相当する。 望月六郎 / 弁丸(もちづき ろくろう / べんまる) 声 - 橘田いずみ 殿様に召し抱えられ、侍になることを目指している幼い少年。才蔵らが京都に向かう途中で道を教えるが、その道の先には仕える相手の実力を試すため、弁丸自身が幾重もの罠を仕掛けていた。元は捨て子だが、その技術と度胸が幸村に気に入られて真田十勇士の1人となってからは、名前がかぶる海野六郎と区別するため、弁丸と名付けられる。爆薬と罠を仕掛けることに長けている。手先も器用。やや毒舌。 『S』では半蔵の加盟に伴い十勇士を抜け、幸村の養子となる。最終回では真田幸村の嫡男として「真田大助」の名を賜った。 作成武器: 弁丸式機巧炸裂拳 火之迦具土(べんまるしきからくりさくれつけん・ヒノカグツチ) 10の根源の力のうち、火に相当する。 根津甚八(ねづ じんぱち) 声 - 中井和哉 徳川家康の追っ手から逃げる真田幸村らを助けた、湖賊の頭領。色黒で髭面のワイルドな風貌をしている。上田を離れていた筧十蔵を世話したことが縁で、真田十勇士に加わる。大の酒と女好きで、アナスタシアに片思いしている。自由を愛し、束縛や自分のことを勝手に決められることを何よりも嫌う。十蔵とは義兄弟の契りを交わしている。槍の扱いに長け、多節棍のようになる槍を武器に持ち、手から雷を発する能力を持つ。その威力は絶大で、十勇士数人がかりの攻撃を耐えたこともある三好清海入道を一撃で昏倒させた。相棒として黒豹(ヴェロニカ)を連れている。 技:霹靂咆哮(へきれきほうこう) 10の根源の力のうち、雷に相当する。
※この「真田十勇士」の解説は、「BRAVE10」の解説の一部です。
「真田十勇士」を含む「BRAVE10」の記事については、「BRAVE10」の概要を参照ください。
真田十勇士(さなだじゅうゆうし)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 22:09 UTC 版)
「BRAVE10」の記事における「真田十勇士(さなだじゅうゆうし)」の解説
※この「真田十勇士(さなだじゅうゆうし)」の解説は、「BRAVE10」の解説の一部です。
「真田十勇士(さなだじゅうゆうし)」を含む「BRAVE10」の記事については、「BRAVE10」の概要を参照ください。
真田十勇士(さなだじゅうゆうし)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 16:41 UTC 版)
「境界線上のホライゾン」の記事における「真田十勇士(さなだじゅうゆうし)」の解説
主力。「要らず」を自称する忍者集団。現役は元P.A.Oda所属で、本来十本槍となる筈が競争に敗れ、国を去った者達。後に真田に流れ着き、老いた竜属である先代達の後継者として迎えられた。
※この「真田十勇士(さなだじゅうゆうし)」の解説は、「境界線上のホライゾン」の解説の一部です。
「真田十勇士(さなだじゅうゆうし)」を含む「境界線上のホライゾン」の記事については、「境界線上のホライゾン」の概要を参照ください。
真田十勇士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 10:16 UTC 版)
真田幸村の10人の忠臣として著名な「真田十勇士」は、『難波戦記』や『真田三代記』を底本して大正時代に一世を風靡した立川文庫で講談として創作された。この書き講談は、『真田諸国漫遊記』など20数巻あるが、特に『猿飛佐助』が好評を博したことで、続巻が次々とつくられることになった。真田領の近くには、忍びの里として有名な「戸隠の里」の伝承があり、いわゆる現在の幸村伝説と、彼をとりまく十勇士という組み合わせは、明治末から大正、昭和にかけて子どもの人気を集めた。 真田十勇士という言葉は『常山紀談』の山中鹿之助を筆頭とする「尼子十勇士」からヒントを得て用いられたものであり、前述の『真田三代記』にある7人の影武者の話をモデルにしている。講談では、当初は三勇士で、それが七勇士になって、十勇士が勢揃いするという経緯がある。主に挙がる名前は、猿飛佐助、霧隠才蔵、根津甚八、由利鎌之助、筧十蔵、三好清海入道、三好伊三入道、望月六郎、海野六郎、穴山小介。ただし、作品によって若干ばらつきが見られる。 詳細は「真田十勇士」を参照
※この「真田十勇士」の解説は、「真田信繁」の解説の一部です。
「真田十勇士」を含む「真田信繁」の記事については、「真田信繁」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- 真田十勇士のページへのリンク