その他の能力保持者
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「サイケまたしても」の記事における「その他の能力保持者」の解説
黒髪のロン毛男 名前は不明。氷頭の言っていた能力を悪用する能力者の典型のような人物であり「能力を得た自分は天に選ばれ世界に君臨する許可を得た」と豪語していた。氷頭による能力者狩りのターゲットとなり交戦するが敗北。後にDr.ミュウトンの部下として現れるが、サイケのループ戦法により行動を全て見抜かれて自滅同然に敗北した。分裂能力(ジェミニ) 発動条件は分裂させる物体に触れること。物体の一部分を増やす能力で、自分の身体も増やすことが可能。攻撃を回避した瞬間に武器の先端を増やして予想外の攻撃を当てたり、身体の一部分を増やして衝撃を分散するなどの使い方が可能。身体を完全に分裂させてもう一人の自分を増やすことも可能だが、両方とも自分であるためダメージは共有しており、どちらか一方が気絶するようなダメージを受けるとそのまま両方ダウンして元に戻ってしまう。 モヒカン男 名前は不明。氷頭による能力者狩りのターゲットとなり交戦するが敗北。後にDr.ミュウトンの部下として現れるが、サイケのループ戦法により行動を全て見抜かれて敗北した。発火(フランベ) 発動条件は手をかざすこと。かざした両手から炎が吹き出す能力。炎は意のままに操ることが可能で追尾能力も高い。ただし炎を操ってるのはあくまでも自分のため、目潰しなどで視界が塞がれると使用不可能になる。 Dr.ミュウトン 数年前から能力者の研究を行っており、氷頭が能力者を見分けることができることを知って彼を拉致し、拷問でその方法を聞き出そうとする。最初は透明化の能力を自分に使っていたが、次第に自分ではなく武器を透明化して傷めつけた方がより恐怖を与えられることに気付いてからは特殊な形状をした拷問武器で危害を加えるようになった。氷頭を救出に来たサイケにループですべての動きを対応された末に敗れ、自分を打ち破ったサイケに惚れてしまった。『ネガティブレイン』の存在を知っていたため、能力者を集めて研究していたのは彼等からの自衛の意味もあったと思われる。再登場時には改心しており、サイケの時間逆行能力の危険性を報せに現れた。透明化(スケルトール) 「変質種(チェンジ)」。発動条件は物体に触れること。自分自身や任意の物を透明化させることができる能力で、使用者本人には透明化した物が見える。ただし「力の煙」は通常通り発されてしまうので、「力の煙」が見える人間に対しては不意打ちでもないと感知されてしまう。手放した拷問器具が透明化されたままだったので、発動してから一定時間は透明化が維持される模様。 猫カフェの店長 猫カフェ『ひげねこ』の店長をしている能力者。人間を能力で猫化し、日本を幸せに満ちた『猫の国』に変えようと目論んでいる。店長が良い能力者かどうかを確かめようとしたサイケと氷頭を猫化させたが、氷頭の助けでサイケが脱走に成功。ループしたサイケ達によって先手を打たれ、なぜかはわからないが罪が露見したことで自分の行いを反省し、今後能力の使用はしないことを誓ったが、能力を持っていること自体が悪と考えるユメヲによって『能力消去』された。淹れた紅茶を飲んだ人間を猫にする能力(仮称) 「変質種(チェンジ)」。記載の通りの発動条件で、理由は不明だがアメリカンショートヘアかスコティッシュフォールドにしか変えられない模様。飲んでから時間が経つ毎に猫化が進んでいき、やがては自我を含め本能まで完全な猫として変貌することになる。ただし、対象が犬派だと進行が遅くなる。また、猫になっても能力を使用することは可能。 田谷(たたに) 元は気弱な中学生で不良に怯える性格であったが、能力を手に入れてからは友人達と共に不良達への復讐を考えるようになる。最初の内は正当防衛として能力を使っていたが、次第に傲慢な性格へと変貌し自分達から積極的に襲撃するようになった。最後には親父狩りをしようとユメヲを狙った結果、返り討ちにされ能力を消去されてしまった。刃弾(ブレードバレット) 発動条件は手をかざすこと。手のひらから十字型の無数の刃物を生み出して連射する能力。生み出した刃物は一定時間後に消え、証拠を残さない。 逆神夕貴(さかがみ ゆうき) 「眠らせ魔」として原因不明の眠り病を引き起こしている張本人。一見すると長身のイケメンだが、その内面は極めて利己的かつ身勝手。自分の思い通りにならない現実から逃避し、眠り病に陥らせた人々が己に媚びる様を見るのが何よりの愉しみで、その被害人数は1,000人に迫っている。仲間と共に一度はユメヲ、氷頭、アナを返り討ちにしたが、魔胡に助けを求められたサイケのループ戦法によって、能力や手の内を全て暴かれ敗北。夢の中なら全てが思いのままと豪語しつつ、能力解除は出来ないことを盾になおも挑発的な態度を崩さなかったが、最後はユメヲの『能力消去』によって能力を手放した。夢SNS(ゆめソーシャルネットワークサービス) 「世界種(ワールド)」。近年、巷で騒がれている眠り病の原因である能力。発動条件は『相手に目を閉じさせる』『相手のアゴに触れる』『合言葉(「ドリームランドへようこそ」)を言う』の3つを同時にクリアすること。能力が発動すると、相手の魂を自分の頭の中にある『ドリームランド』に取り込める。取り込まれた魂はドリームランドの中で逆神の従順な下僕になり、彼にひたすら媚びて奉仕するだけの存在になってしまう。また、取り込んだ魂の特技(空手家の回し蹴り、ボクサーのスウェーなど)をコピーして現実で使うことも可能。一旦取り込んだ魂を解放することはできない、というよりする気が全くないため、眠り病を治すにはこの能力自体を消去するしかない。 王 澤(ワン チウ) ステレオタイプの言葉遣いをする眼鏡をかけた中国人で、鋼鉄を仕込んだ長い袖の服を着用し、能力を駆使して人を痛め付けることを楽しむなど能力を悪用する側の能力者。匂いで能力保持者を識別できる。最初は能力の相性差によってアナを倒したが、サイケのループによって能力を暴かれた後は氷頭と戦闘になる。氷頭の能力の弱点を即座に見抜いて終始有利に立ち回っていたが、氷頭が出来ない(やらない)と思っていた行動を選んだことにより対処が遅れ、全力で殴り倒されて敗北した。袖操作(そでそうさ) 「操作種(コントロール)」。発動条件は袖の付いた服を着ていること。「袖龍(そでりゅう)」と呼んでいる自分の服の袖を自由自在に操る能力。人を持ち上げ地面に叩きつける、中身が満タンのドラム缶を投げ飛ばすなど発揮できる力はかなり強く、袖に鋼鉄を仕込むことで殺傷力を上昇させている。性質上、服を破壊されることで無力化されてしまう。 イゴール・アシモフ 厳つい外見をしたロシア系の大男だが実は16歳。アナは彼の好みにドストライクらしく、彼女を嫁にする気マンマンでいる。最初は氷頭と戦い勝利を納めたが、サイケのループによって能力を暴かれた後はアナと戦闘になる。マトリョーシカ能力によってアナを追い詰めたが、相性の悪い能力を持っていたアナに敗北した。実はサイケと同じく能力を正しく使用する側の人物で、逆神に協力していたのも単純に騙されていただけであり、戦いの後はそのことを直接詫びに来るなど礼儀正しい一面がある。それもあってかユメヲも能力消去は行わなかった。マトリョーシカ能力(仮称) 発動条件は特にないと思われる。マトリョーシカのように自分の中からさらに小さな自分の分身を取り出していく能力で、本体である自分を含めた4体+核となる1体の計5体から構成されている。出てくる分身は小さくなる毎に動きが早くなり、核のスピードは時速150キロに達する。弱点は核となる5体目で、これに受けたダメージは本体にそのまま返ってくるため、イゴールも滅多なことでは核となる5体目は出さず、4体の分身で戦うようにしている。 ラジュ ガイドで生計を立てているネパール人。金にがめつく、危険に遭えば何より保身を優先する小市民的な青年。「癒やし神」についてサイケらに間違った情報を与えるが、実は本物の居場所を知る人物の1人であるため別ルートで紹介されて再会し、その際には悪びれもしなかった。成り行きで「癒やし神」争奪戦にまで関わることとなり、友達のために命を賭ける氷頭・アナの行動に感銘を受けたことで、危険を顧みず最後まで協力。2人はその後殺害されるも彼はヨハンに敵とみなされなかったため見逃され、サイケにあと一度きりの『時間逆行』を選ばせるきっかけとなる。一連の出来事でサイケらに友情を感じ、帰国の際には別れを惜しんでいた。ゲル化 自分の肉体を瞬時にゲル化し、不定形の状態で動き回ることができる能力。基本的に逃げ回ることしかできないが、不定形である利点に加えて移動速度もかなり優れており、上に人を乗せて運ぶこともできる。 クマリ / ランビデ 女神クマリの化身として祀られている子供。劇中ではクマリとしか呼ばれていないがこれは肩書きであるため、8巻の巻末で名前が明かされている。ラジュが「癒やし神」として彼女の住まう館に案内したが、実際には噂で混同されているだけの無関係な人物。本物の噂について知っており、その情報を代わりに与えた。命視眼(みょうしがん) 寿命を見ることができる能力。サイケが余命幾許もない状態にあることを見抜いた。 癒やし神 / プン 完全治癒の能力保持者であるネパールの山奥の村の長老。90歳だが、能力の代償で赤ん坊の姿になっており、登場時にはあと1回の行使が限界と見込まれる状態。村の繁栄を何より願う良識的な人物であり、目覚めた当初は能力を分け隔てなく使用していたが、使用回数が有限と知って方針を変更し、対価として多くの金銭を得ることで村を富ませることを選んだ。結果、村は山奥にありながら首都カトマンズと見紛うほどに発展している。対外交渉の手札としてヨハンに狙われており、洗脳が解けた峰岸から情報を得たサイケらも死に瀕するサイケを回復してもらうために彼を探すこととなり、両者の間でその身柄を奪い合われることとなる。村のため、当初はサイケに能力を使うことを拒否したが、争奪戦の後に寿命を使い果たしたサイケに能力を使用。使用すると胎児の状態まで若返った結果死ぬものと考えられていたが、実際には能力が失われるだけで、肉体はむしろ正常に加齢し始めるようになり、無事に終わっている。完全治癒(パーフェクトキュア) あらゆる怪我や病気を完全に治癒することができる。能力を得た時点から(使用していない時も)緩やかに若返り続ける作用があり、能力を使用するとそれが加速する。 平安英雄(ひらやす ひでお) サイケと同じ中学に通う2年生。いじめられっ子であり、エスカレートするいじめに耐えかねて無自覚な能力保持者となり、自分の所業と気づかぬままいじめっ子を返り討ちにしていた。最終的に能力が暴走して化け物と成り果てたが、巻き戻ったサイケによって先んじて説得される。しかし「能力であいつらに復讐できるなら願ったり叶ったり」と無視するが、自分と大差ない弱者であるサイケに身を挺して守られたことで考えを改め、能力を抑え込むことにも成功する。その後、サイケにヒーロー仲間にならないかと誘われるが、能力の危険性を恐れ、直後に現れたユメヲに能力を消去してもらうことを選び、サイケの在り方を否定した。怪物化 爪や牙を持つ人型の怪物に変貌する能力。当初は右腕だけが変貌していた。完全に変貌している状態では、頭部にあたる部分に平安の顔が浮き出た状態になり、意識は保たれながらも身体は一切の制御ができず暴れるだけの状態となる。 神宮寺甲太郎(じんぐうじ こうたろう) 町でサイケとアナが出会った兄弟の兄。トンガリ頭で常にタンクトップ姿、筋肉質な肉体を持つ。常に仰々しく、弟・乙二郎に対しては偉大な兄として振る舞い、漫才じみた掛け合いを日常のように披露する、義に篤い正義漢。両親が他界しており貧乏暮らしであり、御針勇童に能力を使った犯罪行為に誘われているが断固拒否するも、乙二郎を人質に取られてやむなく協力、結局失敗したうえに罪をなすりつけられる結果に終わるが、サイケに助けられて事前に御針を打倒し、兄弟揃って救われた。その後もあくまで一般人として過ごしているが、ヨハンとの戦いにおいて助力している。 後に、普段から披露していた乙二郎との兄弟ラップを「甲乙☆丙丁」の名義で動画サイトにアップロードしたところ人気を博し、ファンイベントが開催されるほどになった。この時に現れた暴漢に対して躊躇なく能力を使って撃退した姿は、彼の人徳のおかげもあって能力保持者に対する差別を和らげる大きなきっかけになった。風船化 自身の頭から風船を出すことができる。風船は甲太郎の意志で破裂させられるが、外的な要因では一切破壊されない。用途は衝撃を防ぐなどに限らず、風船を大きく膨らませれば自身を浮遊させることも可能。「調子のいい時」には任意の部位から風船を出したり、物品を風船にすることも可能となるが、これは実際には乙二郎の能力の恩恵であり、甲太郎のこの能力はあくまで「頭から風船を出す能力」でしかない模様。 神宮寺乙二郎(じんぐうじ おつじろう) 甲太郎の弟。小柄で常に学ラン姿、「ガンバレ兄ちゃん!!」と書かれた鉢巻きを着用している。傍から見ると間抜けな部分も少なくない兄を心の底から尊敬している。能力保持者だが全くの無自覚であり、御針との戦闘の最中でサイケが初めて合点したが、そのことは誰にも明かさないままにしており、サイケが事実を教えたのは全ての戦いが終わった後だった。他人の能力を増幅させる能力(仮称) 発動条件は、対象を応援すること。乙二郎が習慣的に人を応援するため、しばしば無自覚に発動していた。アナを対象にした場合は「触れずにどこからでもいくらでも一瞬でガムテープ化できる」というほどで、その効果は強力だが、劇中では甲太郎・アナの2名の他に、「声を飛ばす」能力を世界中に拡散させる用途にしか使われていない。 御針勇童(みばり ゆうどう) 多くの部下を従えるドレッドヘアーの男。刺繍が趣味。甲太郎の能力に目をつけており、金品目当ての強盗に協力させようとした非道な悪党。用心深く計画的で、屈強な肉体を持ち、能力保持者としての戦いにも熟練している実力者。最終的にはサイケらに敗北して誘拐犯として逮捕され、そして身柄が拘束される前にユメヲによって能力を消去された。糸操作 「糸」を体から自在に出し、あるいは触れた対象に縫い付け、物体ならそれ自体を、生物なら縫い付けた部位を自在に操ることができる。念力のように物理法則を無視した操作をすることができ、事前に糸を縫い付けてさえいれば離れた場所にある対象も制御可能であるなど、非常に自由度の高い能力。 ヒ号 能力を与える能力保持者であるレッサーパンダ。名前は、背中に「ヒ」のように見える模様があることから暫定的に名付けられたものだが、偶然にも「ヒ」と鳴く。元々はネパールに生息しており、ネパールで異常に能力保持者が増える原因となっていたが、ヨハン一派が捕獲し、目的のために日本に連れてきたところで運んでいた車が事故を起こしたため逃亡。発信機を付けていたがサイケらと争奪戦の形となり、最終的にサイケ側の手に渡り、その後は協力していたユメヲ一派が預かっている。人語を解さないので『能力消去』の条件が満たせず、やむなくそのままにしている。人間を能力者にする能力(仮称) 発動条件は対象に噛み付くこと。詳細については不明な部分が多い。能力を持たない人間を能力保持者にするだけではなく、能力保持者に2つ目の能力を与えることもできる。前述のように、得る能力はランダムというわけではなく、本人の願望次第のものを獲得できる。 三色スミレ(さんしき スミレ) 大学時代のヨハンとシルヴァが「能力の起源」を探るために参加した、メキシコ・マナ遺跡の研究チームのメンバーの1人である女性。ヨハンとシルヴァと同様に「能力の起源」に関心を持っている能力保持者だが、能力保持者ゆえの苦悩を感じさせない明るい性格。「力の煙」を見ることができ、2人に自分から声をかけて能力を明かしたことから打ち解けていき、2人の初恋の人となった。実は肺の病を患っていて余命幾許もなく、古代の遺物である「箱」を3人で発掘している最中に倒れ、危篤の状態となってしまう。必死に箱を発掘した2人が、その行動を訝しんだ発掘チームによる妨害を跳ね除けて病院に駆けつけるも「箱」は開けることができないまま間もなく事切れてしまい、この一連の出来事がヨハンを豹変させる原因となった。写真化 自他を問わず、対象の頭に浮かんでいるイメージを物体に念写することができる。最期の瞬間に間近にあった「箱」に対して行使されており、「箱を開けたら3人の新しい夢を発表しよう」という約束を守るため、自分の夢である「2人がずっと笑顔でいる」姿を蓋の裏に念写していた。 バックス チューリップハットを被り、所々抜けた歯並びの目立つ、貧相な男。70年以上前から能力を活用して金銭と引き換えに顧客を若返らせるビジネスを営んでいた。客として訪れたウィルの能力で洗脳され、「1年ごとにウィルを1年若返らせ、永遠に6歳の姿でいさせる」ことを命じられる。保有する能力の強力さに反して、腰の低い言動と地道な生き方をしていた、能力に溺れていない常識人。対象を若返らせる能力(仮称) 「操作種(コントロール)」。発動条件は特にないと思われる。どの程度若返らせるかは自由自在だが、一旦若返らせた対象を元に戻すことを含め、対象の時間を前向きに進めることはできない。自分自身も対象に出来るようで、ウィルに命じられて、70年以上変わらない外見を保っている。より正確には「物体の時間を巻き戻す」能力。目立った発動条件がなく、どんな致命傷も事実上無効化させ、病や肉体の欠損も後天性なら完治可能、さらに死の直後なら身体の修復による蘇生まで出来るというきわめて強力な能力。ただし、『時間逆行』と同様に記憶の保持による脳の酷使は伴ってしまうため、若返り続けても無限の寿命を得ることはできない。 ルカ・ヴァレンティノ ウィルの協力者の一人。ぱっつん頭で糸目の青年。マゾヒスト(ただし、能力を利用したうえでのこと)で女嫌い。頻繁に肩を鳴らすが、これは肩こり持ちなのが原因な様子。変態呼ばわりされても開き直るなどコミカルな振る舞いもするが、性根は残虐非道。能力は攻撃に寄与しないため、ナイフを凶器として戦う。アナの苛烈な攻めに惚れ込むが途中で興醒めし、能力に適切に対処して殺害。巻き戻し後はサイケと戦い、調子に乗って攻撃を受け続けている間にアナが合流して拘束され、全身を負傷した状態で快感を伴う肩もみをされることで「能力を適用すれば肩もみの快感で、解除すれば肉体のダメージで激痛が襲う」という状態に追い込まれ、先に進むための暗証番号を聞き出されつつ倒れた。痛覚操作 脳内物質をコントロールし、自身の痛みと快感を逆転させる。これにより、相手の攻撃をものともしない状態で戦うことができる。任意に適用・解除することが可能。快感も痛みに逆転させてしまうのが弱点。 ペドロ・バルセラータ ウィルの協力者の一人。職業は悪役レスラーで、屈強な肉体の持ち主。若い頃から悪役レスラーを志していたが、心優しくぬいぐるみ作りが趣味という善良そのものな人物であり、恋人のカリナに「悪役レスラーになるのを諦めるか私と別れるか、5秒以内に選んで」と問われ、答えられなかったために別れることとなった経験がトラウマとなり、その時に欠けていた「決断力」を何よりも重んじるようになり、決断力を磨き上げるために能力を用いた戦闘を繰り返している。初戦では慎重を期し過ぎたヨハンを打突の一撃で殺害するが、巻き戻し後はアナと戦い、向かってくることを見越して能力で張り巡らされた罠に引っかかり敗北。アナから「決断力も大事だけど、『相手の気持ちを考える』ことも大事」と指摘されたことで、本当に必要だったものはそちらだったのだと自省した。5秒ルームズ 「世界種(ワールド)」。自分と対象の2名が、5×5の25個の防音仕様の部屋にランダムに配置され、5秒の間片方が動き、もう片方は一切動けない、という手順を繰り返し、相手を探しながらどちらかが気絶または絶命するまで戦う。なお、動けない状態でも身体的な動作を伴わない範囲なら能力を使用することができる。ペドロはこの空間を出す以上のことができないので相手にのみ有利な仕様だが、ペドロは気配を察知することに長けており、隣接する部屋にいれば目星をつけることができる模様。 シグ・ユンファ ウィルの協力者の一人。目に隈があり虚ろな目つきで、逆立った髪型をしている。「腐蝕」を何よりも美しい破壊であると感じており、戦う相手の肉体、ひいては心を腐らせることを欲する。サイケと戦い、その不屈の精神を美しいものと認めながらも順調にダメージを与えて殺害。巻き戻し後はヨハンと戦い、自身と相反する「反能力者」にあたるバックスをシルヴァの『魚化』で床下に潜ませて適宜能力を使わせ続ける、という対策を取られたことで能力を事実上無効化され、敗北する。「力の煙」を見るのではなく嗅ぐことができ、さらに能力の大まかな系統を識別することが可能であり、サイケが時間操作系の能力保持者であることを見抜いていた。腐蝕(仮称) 手で触れた対象の時間を急速に進め、腐らせる。生物に対して用いれば、打撃を当てた部位が即座にちぎれて腐り落ちるため、普通の打撃が肉体を自在に切断・貫通する威力の攻撃となる。
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